春の川 油絵 10号
発電電力を自家用に使用し、余った場合には余剰分を
電力会社に売渡すとすれば、経済的にはどれぐらいの
メリットがあるのでしょうか。
一般家庭でオール電化仕様の住宅で、一ヶ月に電気代を
20,000円支払っているケースで、太陽電池を設置
している場合の試算をして見ましょう。
4KW発電能力を備えた太陽電池を設置した場合の設置
費用を、300万円とします。(1Kw当り 70~75万円)
設置した後の使用電気代が、12,500円でした。
そして、電力会社に売った電力代金が約5,200円。
すると、20,000-12,500+5,200=12,700
即ち、月々、12,700円の設置メリットが出ています。
来年度から、電力会社の買い取り価格が約2倍になると
されていますから、5200円分メリットが増えて、月々
17,900円となります。
300万円の設置費用を償却するには、金利を無視し、
また、買取単価が据え置かれると仮定した場合には、
約168ヶ月、即ち14年掛かることになります。
10年間で償却を完了するとすれば、約215万円に
なりますから、85万円の助成金があれば、大願成就です。
70万円プラスアルファの期待となります。
しかし、買取価格の漸減制や買取期間などの問題もあり
また制度の導入による電力会社の買取り金額に加えて
電気の逆流等に関連する設備費用増加分は、一般の
需要家に転嫁されることになりますから、思いは複雑です。
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