春の里川 油絵 10号
昼下がりに狭い庭のトマトの葉の先にセミが羽化を始め
ているのを見つけた家内が大騒ぎ。
垣にサザンカが植えられているものの、近くのお屋敷には
大きく育った庭木が多く在るのに、なぜまた選りにも選って
こんな所でと話題に。
建物が建てられてから10年ほど経っているものの、
産卵に備えて親ゼミが植えられたばかりの細いサザンカを
選んだ理由が判らない。
何処でもよかったのか、または何か特別な理由があったのか。
羽化後の様子や姿から、7月始めから近くで鳴き始めた
クマゼミであることが判りました。
薄い緑青色に染まった透明の羽根が次第に伸びて
日暮れ近くには姿がはっきりして来ました。
翌朝5時半、既に姿はそこになく、何時も通りにクマゼミの
鳴き声がウグイスの声と共に聞こえてきます。
この声の中に誕生の喜びを精一杯伝えている初鳴きも
含まれていたことでしょう。
これから暫らくは、同じような羽化が続くだろうから、
毎夕、探してみる楽しみも増えました。
地球温暖化と共にクマゼミが増えて、北上を始め、今では
東京都内でも羽化しているとか。
増えてるとはいっても産卵場所に困るほどの環境には
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