雷鳥 油絵 10号
6月の始めに森を歩いている時にセミの初鳴きを耳に
してから一ヶ月余り、ハルゼミのシーズンとなりました。
先日も例年通り、森の奥まったところにあるお堂の縁で
休んでいると、ハルゼミの合唱が聞こえてきました。
一匹がグオゼー グオゼーと低い声で鳴き始めると
その周辺のグループが次第に唱和して行き、森の地中から
沸き出てくる響きとなって森に広がります。
2~3分すると潮が引きように静まり、1~2分すると
今度は離れたブロックで同じような地声の波がやってきます。
僅かながら声がやってくる中心が移動しているようです。
セミ自身が移動するのか、グループでブロック化して
いるのかは判りませんが、他のセミと同じように鳴き終わると
少し離れた場所へ移動する習性を備えているので、彼らも
多分移動しているのでしょう。
ハルゼミの生息地場所は松林が中心とされているよう
ですが、この場所には松はほとんどなく、杉とイチイガシ
などが中心の4~5Haの広さの混合林です。
その周囲はやや林相が異なり環境が変わっているため、
この森の中のどれかの木が、彼らの好みの樹種なのでしょう。
この限られた範囲内にハルゼミが好む生活空間を備えて
いることになるのでしょう。
夏の夕暮れ近く、人気の少ない森のお堂で、ハルゼミの
地唄を聴きながら涼むのが大きな楽しみになりました。
また、晩夏に鳴くツクツクボウシもほぼ、この範囲内で
毎年大合唱を演じてくれます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
健康と安心のメタボへの備えは?
マイケルを悼む DVD
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してから一ヶ月余り、ハルゼミのシーズンとなりました。
先日も例年通り、森の奥まったところにあるお堂の縁で
休んでいると、ハルゼミの合唱が聞こえてきました。
一匹がグオゼー グオゼーと低い声で鳴き始めると
その周辺のグループが次第に唱和して行き、森の地中から
沸き出てくる響きとなって森に広がります。
2~3分すると潮が引きように静まり、1~2分すると
今度は離れたブロックで同じような地声の波がやってきます。
僅かながら声がやってくる中心が移動しているようです。
セミ自身が移動するのか、グループでブロック化して
いるのかは判りませんが、他のセミと同じように鳴き終わると
少し離れた場所へ移動する習性を備えているので、彼らも
多分移動しているのでしょう。
ハルゼミの生息地場所は松林が中心とされているよう
ですが、この場所には松はほとんどなく、杉とイチイガシ
などが中心の4~5Haの広さの混合林です。
その周囲はやや林相が異なり環境が変わっているため、
この森の中のどれかの木が、彼らの好みの樹種なのでしょう。
この限られた範囲内にハルゼミが好む生活空間を備えて
いることになるのでしょう。
夏の夕暮れ近く、人気の少ない森のお堂で、ハルゼミの
地唄を聴きながら涼むのが大きな楽しみになりました。
また、晩夏に鳴くツクツクボウシもほぼ、この範囲内で
毎年大合唱を演じてくれます。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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