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2009年7月10日金曜日

カリフォルニア州が大変

桜並木  油絵  10号



シュワルツェネッガー知事が新しい会計年度が始まる

7月1日に演説をして、カリフォルニア州の財政非常事態

宣言を発表しました。

カリフォルニア州は3,550万人ほどの人口を抱える

全米で最も人口の多い州です。

住んでいる人たちの人種も、白人が全体の半分以下の

45%以下、スペイン語系の人でヒスパニックと呼ばれ

ているメキシコや中南米から来た人たちが35%を占めて

いる人種が混ざり合って生活をしている州です。

知事は新年度に備えて施政方針を華々しくぶち上げるべき

ところが、州にはお金がないので、市が外部の業者に

支払は10ヶ月先に決済されるIOUと呼ばれる日本の

約束手形のようなもので支払いをすることになりました。

これには3.75%の利息が付いていて、銀行はIOUの

買取に協力的ですから、業者にしては、大きなマイナスは

被らずにすみました。

しかし、財政の削減に備えて学校の先生を2万6000人も

解雇しなければならないほどの危機に追い込まれています。

日本では平成19年(2007年)の夕張市の財政破綻が

大きなニュースになりましたが、夕張炭鉱の閉鎖が根底に

あった夕張市と異なり、シリコンバレーと呼ばれている

アメリカを代表するベンチャー企業を生み出している

地域やハリウッド、ラスベガスなど日本でもお馴染みの

観光地も多い元気な州です。

しかし、金融危機が直撃したこの州では、失業率が10%を

超えるほどの不況風が吹いて、一気に州財政が悪化

してしまいました。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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