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2009年7月5日日曜日

ジャンボタニシ

一條の滝  油絵  10号



30年近く前、サザエの壷焼きならぬタニシの串焼きが

九州地方で人気でした。

やがて関西にも一杯飲み屋の一品料理にも登場して

いましたが、いつの間にか見かけなくなってしまいました。

味がやや大味なところが人気の出なかった理由だった

だろうと想像しています。

日本のタニシは佃煮などで食卓にも上っていたのですが

農薬を使い始めてから、環境破壊のために他の昆虫共々

田んぼから駆逐されてしまいました。

ニホンタニシはタニシのとんがり帽子のところで子貝を

育てて生む卵胎生ですが、このジャンボタニシは卵を

次々と産付けて繁殖する能力を備えている種類です。

田植をする前の準備の時に、すでに田植の済んだ田を

みていると、ジャンボタニシが植えたばかりの苗の根元に

取り付いていて、苗を食べていました。

年々食害も深刻になってきていて、対策が叫ばれています。

台湾や中国南部地方に居たタニシですが、非常に強い

繁殖を備えている上に、温暖化の影響もあり、被害地域も

年々広がっています。

根絶は難しそうですが、小まめに手で捕らえるか、あの

毒々しい赤い卵は、水中では生きられないので、水の中に

掻き落すことも有効な駆除手段だそうです。

それと、今一度美味しい食材になるような工夫でしょうか。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 健康と安心のメタボへの備えは?



マイケルを悼む





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