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2009年7月13日月曜日

大賀ハスと原始ハス

山中の滝  油絵  10号



千葉県の落合遺跡で小学生等の手によって見つけ出された

3粒のハスの種が、一緒に埋もれていたカヤの木の丸木舟の

木片を年代測定装置を備えたアメリカに送り、2000年前の

弥生時代以前に遡ることが明らかになり、大賀博士の手で

開花し、世間を驚かせました。

インド大陸周辺が原産地であるハスが弥生時代には

既に日本の湖沼で咲き乱れていたのです。

端正な花びらの先がやや濃いピンク色で元に向かって

白くなるボカシの色合いが美しい。

発見された大賀ハスが落合遺跡周辺で咲き乱れていた頃

湖であった大阪の河内湖周辺でもハスが咲いていました。

河内この東岸に当る地域の池に、大賀ハスに極似した

ハスが昔から咲いていることが判りました。

大賀一郎博士も、原始的な形態を備えているハスであるとの

評価を受けて、原始ハスと呼ばれるようになりました。

このハスも大賀ハスに非常に良く似た色形を備えていて

大阪府の天然記念物に指定されています。

私市にある大阪市立大学植物園で見ることができた

大賀ハスと原始ハスはどちらも端正な色合いの清々しい

花を開いていました。

最近では大阪府下や周辺の各所でこの二つのハスを

楽しめるようになりました。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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