山中の滝 油絵 10号
千葉県の落合遺跡で小学生等の手によって見つけ出された
3粒のハスの種が、一緒に埋もれていたカヤの木の丸木舟の
木片を年代測定装置を備えたアメリカに送り、2000年前の
弥生時代以前に遡ることが明らかになり、大賀博士の手で
開花し、世間を驚かせました。
インド大陸周辺が原産地であるハスが弥生時代には
既に日本の湖沼で咲き乱れていたのです。
端正な花びらの先がやや濃いピンク色で元に向かって
白くなるボカシの色合いが美しい。
発見された大賀ハスが落合遺跡周辺で咲き乱れていた頃
湖であった大阪の河内湖周辺でもハスが咲いていました。
河内この東岸に当る地域の池に、大賀ハスに極似した
ハスが昔から咲いていることが判りました。
大賀一郎博士も、原始的な形態を備えているハスであるとの
評価を受けて、原始ハスと呼ばれるようになりました。
大阪府の天然記念物に指定されています。
私市にある大阪市立大学植物園で見ることができた
大賀ハスと原始ハスはどちらも端正な色合いの清々しい
花を開いていました。
最近では大阪府下や周辺の各所でこの二つのハスを
楽しめるようになりました。
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