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2009年7月21日火曜日

本当に豚インフルエンザだったのか



東尋坊  油絵  10号




4月の中旬、今回のインフルエンザ(A・H1N1)の人から

人への感染が始まった頃、メキシコ東部ベラクルス州にある

村で養豚場が近くにある家に住む少年が、インフルエンザに

罹り、既に完治していることが判りました。

彼が感染第一号とされて、一躍有名になり村の名前が

全国的に知れ渡ることになって、多くの観光団がやって

来ることとなりました。

このため村では、この少年を顕彰するため小便小僧の

ように、少年像を建てることになったと報じられています。

一方、国際的な家畜や家禽の公正な貿易に備えて疾病

などの調査や正しい情報を出す国際獣疫事務局(OIE)は

大元の豚からインフルエンザウィルスが変異した証拠が

見つかっていないとして、貿易の障害となる「豚」を冠する

ことにクレームを付けて、呼称を「新型」に統一しました。

過去にアメリカのオハイオ州などでは、豚に由来する

ウィルスに感染した事例の調査記録が発表されています。

2005年に、米中西部地区で11人が豚インフルエンザ

感染していることがわかりました。

うち9人が豚に濃厚に接触したか、豚のいる農場を訪問

しており、1人には豚に結びつく証拠は見つかりませんでした。

また、8人は18歳以下であり、発熱や下痢などに今回の

症例と似た特徴を示しています。

メキシコの少年が第一号であったのかは、判りませんが

ウィルスの混在状況から、誰かがこの混在した遺伝子を

備えたウィルスに最初に感染して、人から人へと広がる

スタートになったことは間違いない事実です。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 健康と安心のメタボへの備えは?






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