残雪の富士山 油絵 10号
梅雨の最中、アジサイは雨の日も良し、晴れた日も良しで
アジサイ園やアジサイ寺と呼ばれているところは訪れる
人の切れ間がないほどです。
多彩な形状や色合いを備えた種類の多さにも驚かされます。
170種類、いや200種類で2000本以上という場所も
あるようです。
昨年に見事な花園を形作っていたお寺のアジサイを
見に行きましたが、今年は彩が冴えず、花数も少なめです。
しかし、赤・青・白と入り混じって咲いていた一角は、昨年の
ように圧倒する迫力はありませんが、見事でした。
3色の花の根は、それぞれ別なのでしょうが、根元部分では
入り組んでいて同じ株のようにも見えるほどです。
土中に含まれているアルミニウムイオンや酸性度などには
差がないでしょうから、花の色の違いや濃淡はそれぞれの
花が備えている助色素やアントシアニンの発色への
働きの差で影響を受けているのでしょう。
植え込みの一角にはウズと呼ばれるガクの部分が半円の
お皿のようになっている珍しいアジサイが咲いていました。
以前からあったのでしょうが、3年目にして始めて気付いた
花です。
密集した直径5mmほどの丸い凹形の装飾花が形作る
丸みが渦のように見えるところから付いた名前だとか。
これも日本古来の品種だそうです。
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