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2009年7月1日水曜日

消費者物価が下がっています

秋の渓谷  油絵  10号





今年はサラリーマンの給料は上がらなかったにしても

歓迎すべきは消費者物価指数(CPI)が大きく下げている

ことで、生活苦にあえぐ庶民にとってはうれしいことです。

5月度では、前年同期比で1.1%と過去最高の下げ幅を

記録しました。

これは比較が可能な昭和46年以来の数字だそうですから

38年、或いはそれ以上のことになります。

価格変動の激しい生鮮食料品を除いた指数で、平成

17年を100とした数字では100.5となっています。

収入の減少、不景気ムードが節約を生み、また、昨年に

高騰したガソリンや灯油などの石油関連製品の下落が

大きく影響している結果です。

先行きの生活不安に備えた節約ムードが過剰に浸透

すると、今度はデフレへの懸念が起こってきます。

「もったいない」が一寸したブームになってきていますが

ムダは徹底的に省くべきですが、消費を抑える過剰な

動きは、結果としてマイナス効果になるだけに、「もったい

ない」もほどほどにと言う事になります。

既に3ヶ月連続して消費者物価が下がっていますが

6月の速報値では、下落幅は更に大きくなる予想です。

東京都では、マイナス1.3%の予測数値を発表して

いますが、1.3%前後になり記録を再更新することは

間違い無さそうです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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