今から20年も経たずして、東京湾から南の
大平洋沿岸部、更には日本海側の能登半島
から新潟沖に至るまでの広範囲に、サンゴが
北上し、海藻と入れ替わるという。
8月に、国立環境研究所が発表した調査結果に
基づく試算の報告だ。
既に報じられている通り、五島列島の一部では
従来の沿岸漁業で不可能になってしうほどに
サンゴの進出が広がっているという。
この海域では、平均海水温が1・2℃上昇して
おり、世界平均の2倍だという。
黒潮の海水温予想以上に上昇してきている
可能性もあるが、サンゴの異常な速さの北上
要因であることには変わりない。
更に、沖縄では白化現象の広がりも懸念されて
いるが、その先にある白い海底が広がる死の
海化も見られると報告されている。
豊かな漁場を備えた日本の沿岸部が死の海に
変わり果てる時期は、そう遠くないかも。
一方の、山の方では温暖化で草木の高所への
広がりも急速で、ササの進出も甚だしいという。
ここ30年で、大雪山系の高所の平均気温は
1℃ほど上昇し、雪解けも12日あまり早まり、
湿地の乾燥が進み、高山植物が育ち難い環境に。
草を追って、カモシカや小動物も高所へと
移動し、キツネやテンなどもこれを追う。
美しい高山植物やライチョウの姿が消える日も
そう遠くないと心配されている。
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