ページ

2009年3月31日火曜日

コブシの花

花と塔  油絵  10号



今年は2月に異常な暖かさが続いたこともあり。花たちに

とっては戸惑いの春になってしまいました。

早春の花、コブシも近くの寺院や住宅の庭先で咲くコブシは

お彼岸を過ぎる頃になって、一気に咲き始めて、1~2日の

間に、どこもここも満開になってしまいました。

「北国の春」を歌って開花を待つ余情も無い状況です。

満開から3~4日送れて、ソメイヨシノも開花し、通りに

あるモクレンも赤紫色の蕾が開いて、白い花弁がのぞいて

いて、花木たちは一斉に咲きそろう顔見世となっています。

春の訪れをのんびりと楽しむ余裕の無い年になりました。

コブシは日本原産で、里山のコブシが咲き始めるのを

合図にして、農作業が始まり、田の土を打ち返す作業を

始めることから、「田打ちザクラ」とも呼ばれるようです。

日本人にとっては、非常に身近な存在の花木なのです。

漢字では、辛夷と難しい字を当てていますが、これを

コブシと読むのには、流行の漢検ではどの級に所属する

実力が必要なのでしょうか。

コブシの花が咲く前の蕾の状態の頃には、既にスギ花粉の

飛散のピークを過ぎてはいましたが、この蕾は漢方薬では

やはり辛夷(しんい)と呼ばれる漢方生薬であり、特に

鼻炎や鼻づまりなどに有効な成分を備えているそうです。

庭にコブシを植えておけば、自然と花粉症にならない

体質を備える事が出来るとは、ならないものでしょうかね。


2009年3月30日月曜日

満開の枝垂れ桜

秋の渓流  油絵  10号




幸いに月末の休日はまずまずの天気で空気は冷たい

ながらも雨の心配が無いので郊外出る人も多く、行楽地

は賑わっています。

サクラは今年は例年より1週間ほど早く開花する予想

でしたが、昨日今日は朝の気温が零度台まで冷え込んだ

ために、ソメイヨシノの蕾は首をすくめてしまったようです。

でも、お彼岸前の温かさもあって咲き始めていた早咲きの

サクラは既に満開を迎えていています。

昨年に見に行った枝垂桜が満開であったのが今日の

日であった記録を見て、あわてて午後になってから

準備もそこそこに出かけました。

今年はサクラの開花が早まっているから遅いかも知れ

ないと、心配しながらの道中でしたが、着いてみると幸な

ことに丁度満開で、盛り上がった山の上から流れ落ちる

滝のように花が咲いています。

人を魅了して已まない豪華さを備えたこの枝垂れ桜に

通りがかりの観光客だけでなく、この花を目当てにやって

来るフアンも多く、花の周りは人垣で埋め尽くされています。

ここ2,3日、寒い日が続いているので、今年は昨年以上に

遅くまで花を楽しめるかも知れないと期待を込めて話し

合っている人の声もあり、早く花が終わらず、昨年よりも

むしろ遅くまで楽しめるのではないかとの結論のようでした。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?










2009年3月29日日曜日

中国 干ばつが襲う

春の里川  油絵  10号




日本では毎年、稲作に欠かせない降雨量が、梅雨の

頃になると話題になり、関心の的になります。

それでも近年は田植えに備えて取水する頃になっても

雨が降らないというような深刻な水不足に見舞われて

いないのは、幸せなことです。

中国では水不足が非常に深刻な状態になっています。

昨年の秋からまとまった雨が降らないために、一部の

地域では飲料用の水にも不足が生じていて、約400

万人程の人は軍の給水を受けているといいます。

また、飼育されている家畜も同様で、飼料不足と共に

事態は深刻化しています。

今は丁度冬小麦の生育時期ですが、雨不足は干ばつ

による被害を拡大させていて、全国の45~50%にも

当る地域の冬小麦に非常に深刻な影響を与えています。

国では、最高クラスの対応を進めていて、人工降雨や

灌漑用の水路構築、水源用の井戸掘りなどを、軍隊を

出動させて緊急対応に努めています。

従来から問題とされていた農業基盤の脆弱性が、今回の

干ばつで表面化しています。

灌漑用の施設への開発投資や農地利用の合理化などが

放置されていたことが被害を一層深刻化させています。

土壌汚染や農地の工場用地への転用などによる離農

が原因の農村地の荒廃も進んでいて、地道な農村への

投資や指導が後回しされていたことも大きく響いています。

2000万人に上る農民工が職を失って、農村部に

帰って来ており、そこへ大旱魃による収入不足、食糧

不足などが加わった農村部での不満の爆発が、政府

中央の最も恐れる問題点となって来ています。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?










2009年3月28日土曜日

黄砂 今年は深刻に

富士山と雲海  油絵  10号





日本では折角のお彼岸も、スギ花粉に加えて大陸からの

黄砂の来襲で、郊外にピクニックにも出られず、家の中で

過ごさざるを得なかった人も多かったことでしょう。

今年は例年なら5月をピークにして、4月頃から黄砂が

観測されるのですが、観測の程度を超えた来襲による

被害で大きな迷惑を被りました。

花粉シーズンのピークが過ぎても、外出には黄砂に備え

中国国内並みに、マスクが欠かせなくなって来そうです。

昨年は、5月末近くになって、モンゴルのゴビ砂漠で

大規模な砂嵐が発生して、モンゴルでは46人もの死者が

出るほどでした。

この砂嵐は黄砂となって北京市内にも及び、工場の煤煙や

自動車の排ガスも加わり、市内は最高度の大気汚染の

状況をもたらしています。

北京へ飛んできた砂の量が数千トンにも及ぶと言われて

いますから深刻さが判ります。

特に今年は、北部の干ばつが非常に深刻で、北京では

3ヶ月以上も雨が降らず、38年ぶりだといわれています。

この干ばつは農作物、特に冬小麦に大きな被害を与えて

いるだけでなく、森林の生育にも深刻な影響を与えていて

砂漠化が益々速いスピードで進んでしまうことになります。

干ばつは、砂嵐の発生回数を増やし、巻き上げる砂の量が

増加して、中国国内だけでなく、朝鮮半島や日本への

黄砂の被害が深刻化することに結びつきます。

残念ながら、年を追って黄砂は深刻の度を増してきます。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?








2009年3月27日金曜日

春が一気に

富士山と蓬莱山  油絵 10号



例年より1週間から10日も早くソメイヨシノが開花して

いるとのニュースが流れています。

2月の平均気温が非常に高く、過去最高記録の続出で

真夏日を記録しているところまで出る始末に、花たちも

勝手が違って戸惑っている様子です。

コブシが花開き始めた直ぐ後を追ってソメイヨシノが開花

する有様で早春の余情も無く、花世界は混乱状態です。

順序を追って出番に備えていた春の役者が揃っての

一気の顔見世興行となっています。

彼岸の入りと共に聞こえてきたウグイスの声は、例年より

様になっている抑揚で、中日にはホーホケキョと上手に

鳴きとおしていました。

こちらは一ヶ月ほども早いようにも思えます。

この日には早朝にツバメを見かけましたが、22日には

街中で2羽が飛び交っていました。

しかし、巣作りの準備をするにも、田は未だ鋤返しも

されていないので、巣作りの材料集めにも勝手が違う

のでは思います。

困ったのは、早くもナメクジが出て来ているので、取敢えず

除去する薬剤の備えがなく食塩で対応しています。

2月に、例年なら4月頃になるなたね梅雨のような天気図

になっているとのニューが流れていましたが、やはり

今年は順調ではない天候になりそうな様相です

猛暑だけは勘弁してくれと今から願うのみです。


2009年3月26日木曜日

サクラが開花

残雪の富士山  油絵  10号



お彼岸前から急に暖かい日が続き、花たちも大いに

戸惑っていることだろうと思います。

開花に備えて蕾の状態で頃合を見計らっていたコブシ

などは、彼岸入り前に高温が続いた時には、見事な

一気咲きの様子を披露してくれました。

部分的に順番に開き始めるのではなく、全木の蕾が

一斉に開いたので、朝の蕾が午後には全開して陽光を

受けて白く輝いていました。

コブシの植えられているお家は白いツリーを立てた様子で

良く目立っていました。

サクラもつられて、早咲きの枝垂れや陽光桜などは

同じように一気咲きの様相です。

ソメイヨシノが植えられている川の堤では、パラパラと

開き始めた蕾に紅色が見えて、明日にも開花するのは

間違いように見えていましたが、開花宣言が出たのは

5日も経ってからでした。

同じ地域でも、場所や観測する木によって相当に差が

出ている事がわかります。

3機関がそれぞれに予測を出していますが、TVニュース

で報じたのは最も遅い予測日の機関のものだったのかも

知れませんが、観測標準木とされている個体差で予測日

のズレが大きく出たのも、今年ならではのことだと思われます。

ソメイヨシノの一気咲きだけは余り歓迎できません。

日々少しずつ花数が増えて来るのを楽しみにする人も

少なくないからです。





2009年3月25日水曜日

スイセンの花

赤富士  油絵  10号



早春の花、ニホンスイセンもそろそろ終わりに近づいて

来ましたが、替わってキスイセンやラッパスイセンが

今花盛りです。

古来から日本人には馴染みの深いニホンスイセンは

いつの頃か、大陸からやってきたようですが、日本各地に

自生しています。

特に越前海岸や房総半島、淡路島では自生地を手入れ

して、スイセン畑にし、多くの観光客を集めています。

乙女の香りに喩えられる甘い香りを持っていて、香水と

して売られてもいますが、実は、スイセンには毒が

あります、と言えば、不思議に思う人も少なくありません。

群生地では間違うことはありませんが、雑草の中などに

混じって自生していると、葉をニラと間違ったり、球根を

ノビルと間違ったりして食べる人もあるそうです。

リコリンと呼ばれる有毒成分が含まれていて、食べると

食中毒を起こし、ひどい場合には重度の症状になると

言いますから注意が必要です。

また、庭でスイセンの手入れをする場合には、葉にも

毒成分があるため、皮膚に触れるとカブレを起こします。

植え替えや花の茎を切り取る時などには、液が皮膚に

付かないように、手袋などの備えをして十分に注意を

して扱うことが大切です。

純白の乙女にも毒気があることを忘れないでください。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?







2009年3月24日火曜日

タコにも手がある

ひまわり畑と富士山」  油絵  10号



犬を飼っている人のうちで、多くの人が教える芸の一つに

「お手」があります。

ゴリラやサルは地上を歩く時には、イヌと同じように四足で

歩いていますが、樹上やモノを持つときは明らかに、前の

2本が手の働きをしていますが、イヌはどうなんでしょう。

前の2本だから、勝手に「手」であると決め込んで、「お手」

といって前足を出させているのですね。

でも馬やイノシシもイヌと同様に、土を掘る時は前足を

使って、人間がやるのと同じように土を掻き取りますから

やはり前足は、手として使っているようにも見えます。

イカは10本の脚を備えていますが、どれも手のような

働きをします。

しかし、10本のうちの2本は長くなっていて獲物などを

捕まえる時は、手のように使っていますから他の8本

よりは手に近いように考えられます。

では、タコの場合はどうなんでしょうか?

面白い観測データーが記事に出ていました。

イタリアで、数ヶ月間に渉るタコの行動調査で、頭の向きで

見て、後ろの2本を、モノを掴むために使用したケースは

11%であるのに対して、前の2本を使用したケースは

39%に上ったそうです。

中ほどの2本は31%、その後の2本は19%でした。

モノを掴む場合は、前の4本は明らかに手として使用して

いることが明らかになりました。

子供の頃のなぞなぞを思い出しました。

タコの手はどーれだ?

頭をたたいた時に、痛いと言って頭を抱えた脚が手だよ。



2009年3月23日月曜日

黄砂の飛来

朝日の富士山  油絵  10号





スギ花粉がまだ猛威を振るっている中、加えて黄砂が

連日日本列島に飛来しています。

年々、黄砂の濃度もひどくなり、日数も多くなってきて

今では立派な公害です。

年間に1~2度であった頃には、季節の自然現象ぐらいに

軽く考えて、今年も遠い大陸から飛んできた黄砂を

珍しく思っていたものです。

日本国内に届く段階でも、極度に視界を悪くし、洗濯物を

汚し、布団を干すことも出来なるほどに悪化すれば

当然、飛来に備えて予報も対策も必要になってきます。

発生地の中国とモンゴルを加えて、韓国、日本の四カ国で

定点観測をして情報を交換しようとする計画があったそう

ですが、情報発信の中心となるべき中国が、気象は

国の重要機密に関連するからと情報提供を拒否しています。

年を追うごとに悪化している黄砂飛来にたいして、過半の

発生源を持つ国が協力を拒否する態度には腹立たしい

限りですが、遠くはカザフスタン辺りからも発生している

ようですから、新疆省の発生分なども、大半は中国内に

降下しているようです。

北京の黄砂現象のひどさは、並みのレベルでは在りません。

車は昼間からライトを点け、家々の窓は締め切り、路行く

人はマスクなどの備えがかかせません。

これに煤塵や排ガスが加わっているのですから、呼吸を

するのも躊躇するほどの悪環境になります。

日に3回洗車しなければならないと困っている運転手さん

の様子がテレビに出ていましたが、水不足の中国では

黄砂に埋もれての生活になっています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?









2009年3月22日日曜日

桜前線

初秋の富士山  油絵  10号





桜前線が、今年は熊本県から出発したようです。

九州から四国の海岸沿いに関東へ向かって北上を

はじめているようですが、例年に比べると一週間以上も

早いそうですですから、入学式の頃には散ってしまって

いる地域も出てきそうです。

ピカピカの一年生が、桜の下で、始めて記念撮影が可能

になった地域も多く出てきそうです。

サクラの花の下で、新入社員の入社に備えて、懇親会を

計画している会社では新入社員が入ってくる前に花が

終わってしまう地域も出たりと、例年にない番狂わせが

起こりそうです。

サクラの開花予報も今年は、混乱を引起しています。

今までは、各地域の気象台で植物季節観測用標本と

して備えられている樹木で開花予報を出していました。

ソメイヨシノの場合も、指定表示された木の開花で観測

して予報が出されています。

最近では、気象庁に加えて、日本気象協会やウエザー

ニュース社の三機関から開花予測日が発表されています。

都道府県ごとに出ているのですが、開花の観測用の

標本になっている木が異なっていることや、判定の方法

などにも差があるのでしょうが、3日や5日の差が出ている

所もあります。

花見などに出かける際には、三機関の差にも注意が

必要になります。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?











2009年3月21日土曜日

満開の四季サクラ

冠雪の富士山  油絵  10号



公園の一角にあるサクラを見に行きました。

カンザクラの一部はまだ花が残っていて薄紅色の花が

黄砂で霞む空に花を付けた枝を大きく伸ばしていました。

白っぽい花を少し残している10月桜も、既に半年近くも

花を付けているように思えます。

秋から咲き始めて、冬になっても花を残し、春が近づいて

また元気を出して花をつけ始めているようです。

フユザクラト(冬桜)の花を12月頃に見かけましたが

これは名前の通り、冬の間、ちらほらながら花を開き

通す可愛さを備えている花でした。

お目当ての四季桜は、丁度満開でした。

お彼岸が近くなって、例年より早くソメイヨシノも咲き始める

開花予報が出ていますから、その前に見てもらおうと

デモンストレーションをしているように、広がった枝一杯に

淡いピンクの花を披露していました。

名前が四季桜であっても、年中咲くことを意味しているの

ではないようですが、花の期間は非常に長いそうです。

夏の暑い時期には、葉桜になってしまいます。

葉が紅葉して落ちる頃から咲き始めて、若葉の頃まで

次々と花をつけるようです。

ソメイヨシノのように、一週間ほどの短期間で花が散って

しまい、うっかりすると花を楽しむ時期を逃がしてしまう

ことにもなりますが、この四季桜には、そのような心配は

ないので、庶民向きです。

潔く散るからこそ良いのだとする日本武士道の精神に

あっているとはいえ、長く楽しめるのはうれしいことです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?





2009年3月20日金曜日

ミソサザイ

モネ  花のある花瓶  複製画 10号




鬱っとおしいなたね梅雨のような日々が続く中、やっと

待ち兼ねた晴れ間が出た休日、森へ散歩に出かけました。

雨上がりで風の少ない日には、気がかりな花粉の心配も

なく、息苦しいマスクの備えも必要が無くて、思い切り

深呼吸が出来るのがありがたい。

雨の降り続いた以前より、梅の花はすっかり姿を変えて

しまって、白梅が辛うじて枝先に名残花を残しているだけだ。

遅咲きの紅梅かモモの花でも咲いていないかと、家々の

庭先を覗き込みながらの散歩に。

森の入り口、木々がまばらに生えている辺りまで来て

傍らの岩に腰をもたれ掛けさせて、シラカシやイチイガシの

木などを眺めていると、木陰や枝に動くものが見えました。

小鳥が数羽いるのに気付いき、動かずに観察することに

することに。

最初は、先日も出会ったアオジの群れだとばかり思って

いたのですが、動きがアオジよりこまめに、ピョンピョンと

した動きで、一回り小振りなのに気付きました。

しばらくして、やっと個体が見えるような場所までやって

来たのを見ると、こげ茶色の地味な、目立たない姿を

しています。

図鑑でしか見た事がなかったミソサザイです。

やっと出会えたと心を躍らせながら見ていると、案外

大胆に、遊歩道の端までやって来て姿の全体を見せて

くれましたが、残念ながら手持ちのデジカメでは距離が

遠くて、写真に収める事ができませんでした。

小さな可愛い姿で、すっかり満足した出会いでした。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?









2009年3月19日木曜日

口パク は犯罪?

ドガ  舞台の踊り子  複製画  10号




北京オリンピックの開会式では、中国らしいド派手さと

共産党色を備えた演出に「よくやるな!」という呆れ半分、

ヤッカミ半分のような気持ちにさせられたものですが、

もう一つの話題が革命歌を歌った少女についてでした。

歌手でもない素人っぽい少女の出演に、党か大会役員の

娘だろうと推測が話の種になった程度でした。

その後、中国側から、あれは口パクだったとの情報が

伝わり、歌わせないのに出演させた意図は何だったのか、

とする以上には、日本では特に話題になりませんでした。

しかし、最近のニュースでは、口パクは、中国では

禁じられていて、違法行為に当るというのです。

消費者権益保護法という法律で、口パクをした者は、

賠償責任を負うことになるそうです。

口パクをした歌手などに対しては、最高で10万元(約

140万円)と、非常に多額の罰金も科せられるますから

穏やかではありません。

これに対する主催者側の言い訳は、本来歌うべき人の

外見(容姿?)が、中国国民にとって相応しくなかったので

替わりに、この少女を出演させて、口パクをやらせたと

弁解しています。

これもまた、とんでもない理由付けですね。

日本では、こちらのほうで支払わなければならない

名誉毀損の賠償金額のほうが遙かに大きな金額に

なっていることでしょう。

本物の方の女性が反駁して、メデイアに顔を出して

私の顔が、容姿が、中国の国益を損なっていますかと

訴えれば、どのようなことになるでしょうね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?







2009年3月18日水曜日

堀のヌートリア

マース  塔のある通り  複製画 10号



少し離れたお堀の柵に、大人や子供が持たれて下を

のぞいているのに出くわしました。

綺麗なオシドリが居るのだろうかなと思いながら、先を

急ぐわけでもないので、近寄って堀端を覗き込みました。

誰かが準備しておいたのか、2尺角ほど板張りの上に

ヌートリアが乗っていて、しきりに毛繕いをしています。

薄曇の中、気温も12度ほどの予報が出ていましたから

ヌートリアにしてみれば、久々の暖かい気分の良い日

だったに違いありません。

見ている人を気にも留めず、身体を左右に曲げて全身の

お化粧に余念がありません。

以前から岡山県を中心に繁殖をしていて、近畿一円から

最近では、静岡県から千葉県にかけても生存が確認されて

いると言います。

年に2~3回、数匹の子供を生む繁殖力を持ってるそう

ですから、ネズミ算式で増えれば大変です。

夜行性で水辺の草を主に食べるそうですが、岡山県では

野菜畑や水田を荒らすために県を上げて駆除対策に

取り組んでいる害獣です。

見かけたヌートリアは頭から胴の長さが数十センチあり

尻尾が40センチはあるようでしたから全長では1メートル

にもなる大型です。

暖かい毛皮を備えているために、戦前に軍隊用として

持ち込まれて、飼育が奨励され、毛皮ブームが済んだ後

、野生化して分布域が広まっています。

この大型ネズミは、現在、繁殖域が広まって、対策が

叫ばれているアライグマと並んで害獣の代表格です。




2009年3月17日火曜日

給付金の支給

モネ  ひなげし  複製画  10号





全国民に一律に支給されることが決まった給付金の

支給が既に早いところでは始まっています。

決定した翌日に支払が開始された自治体もあり、役場に

受け取りに来た人たちの満足そうな顔や早速、普段買え

ない物を買いましたと買い物袋を提げたおじさんの姿などが

報じられていました。

反対論をぶち上げていた民主党や自民党のK・Y党員は

こうした喜びを味わう人がどれほど多いかがまったく

判っていないとつくづく思い知らせられます。

各自治体の支給準備作業が大変で、特に都市部では

備え付けの住民台帳を基にして、一人づつ確認する

作業が必要だと言いますから、お互いが顔見知りの

過疎の地域とは事情がまったく異なることでしょう。

申請するための準備作業がいつ終わるのかも不明であり

ましてや、いつから受け取りが出来るのかも、未だに

何の情報も入ってきません。

55歳以上と18歳以下の人には、一律2万円とされて

いますが、ここでも期日はどうなっているのかと、議論が

沸騰していました。

18歳と言えば、高校卒業、大学入学年齢です。

区切り方によっては、同じく進学する新入生で2万円

もらえる人と1万2000円の人が出てしまうことになり

不公平になるという話題でした。

すでに、入学試験も終り、少なからぬ費用の工面に

身を削る思いをした親御さんも少なくないことでしょう。

金額の多寡もさることながら、茶番としか言えない政争の

道具にせずに、「早し好し」の鉄則を重視する姿勢が

あれば、もっと喜ばれていたことだろうと残念です。




備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?







2009年3月16日月曜日

花粉・かふん・カフン

ルノワール  ピアノに寄る  複製画 10号



2月以来、スギ花粉が猛威を振るっています。

10日を過ぎて、近畿地方や東海、北陸では、山を越えた

感じがありますが、まだまだ飛散量の多い日が続きます。

花粉の多い時期に、防御の備えが足らず、油断したのが

祟って、以来、飛散量が少し落ちているのに、未だに

毎日、鼻がムズかゆく、鼻水が出易くなり、慢性化しそうな

症状になってしまいました。

最近は関東、甲信越地方がスギ花粉の飛来が「非常

多い」予報が出放っしになっています。

排ガスなどで鼻炎の症状がある人は厳戒です。

勿論、花粉にアレルギーのある人にとっては、苦しい

日々が続きます。

予防注射も効果的だとされていますが、2週間以上前に

接種しないといけないので、今からでは手遅れです。

即効性のある対応手段として、今爆発的な人気のあるのが

鼻栓です。

メーカーでは需要に応じきれない状態だといいます。

花粉ならほぼ100%シャットアウトする優れモノです。

不織布で出来ているものとセルロースのスポンジで

出来ているものと2通りあるそうですが、共に鼻の穴に

差し込んで使用しても、左程息苦しくも無く、目立たないので

人気が出ているそうです。

マスクで顔を覆っているよりは外観も使い勝手も良い

そうですから、お勧めです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?







2009年3月15日日曜日

桜の古木

モロー  そよ風  複製画 10号



11月にフユザクラが花を開き始めてから、ほぼ半年間は

どこかで「サクラ」が咲いていて、折に触れて見るのを

楽しみにしている人も少なくありません。

丁度今は、ヒカンザクラが咲いていて、散歩を楽しむ

お年寄り達にとって、暖かい陽射しがある日などは、

格好の憩いの場を提供してくれています。

薄紅色の早春にピッタリの色合いが人気です。

今年は例年よりもソメイヨシノの開花が早まる予報が

出ていましたが、残念なことにその日を待たず、川堤の

古木の太い幹が一本折れてしまいました。

150年の歴史を背負ったサクラですが、根元近くで

分かれているうちの一本が、折れて土手の川側に倒れ

落ちてしまっています。

年明けの強風のときに折れたのでしょう。

台風に備えて添え木などで補強をしていても、年には

勝てず、腐朽菌に侵され、腐れが相当進んでいました。

世話を続けてきた地域の人には、大きなショックでした。

森の中の、ツクバネガシの巨木の大枝も、丁度この頃に

風で折れて、谷川に横たわっていました。

やはり、折れた部分のほとんどが腐朽菌に侵されて

腐っていました。

いつも見慣れている古木が姿を変えるのは、寂しいこと

ですが、サクラは幸に太い方の幹は、まだ元気そうなので、

今年も美しい花を見せてくれることを期待しています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2009年3月14日土曜日

花粉アレルギー

ゴッホ  アイリス  複製画  10号



幸いに、先日の日曜は、雨になる心配も無さそうな予報で

これは行かねばとばかりに、梅見に出かけました。

どんよりとした雲が行ったり来たりと、日の射す時間は

少なかったものの、風も穏やかで、予報ほどスギ花粉の

飛散の恐れも無さそうだと、マスクなどの備えもせずに

出かけたのが悪かった。

翌日は朝から、終日、鼻がむず痒くて、くしゃみに悩まされ

しょっ中、鼻をかまねばならない羽目に。

2~3年前から、無防備で山中や森林の中などへ入ると

こうした花粉症の前兆症状が現れるようになっています。

お医者さんに言わせれば、強がりを言っているが、立派な

花粉症だそうです。

特に今年を含めて2~3年間が、全国的に見れば花粉の

飛散量が非常に多い年になるとのこと。

とりわけ、予報では、関西地域、それも近畿地区は今年は

例年の2倍量になるというから、アレルギーがあるとか

ないとかの問題ではなくて、異物を鼻に多量に入れば、

鼻炎を起こしても不思議ではないということでしょう。

アレルギー予防には、二週間ほど前から、発症に備え

抗ヒスタミンの投与を受けると効果的だとされています。

ところが、この抗ヒスタミンも曲者です。

眠気を催し、集中力が落ちたりするので、居眠りで乗り

越しをする程度は良いとしても、車の運転はしないほうが

良いし、受験などの時は、薬の服用は要注意となります。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2009年3月13日金曜日

スギ花粉の飛散

ゴッホ  12輪のひまわり  複製画  10号



今年も連日、スギ花粉の飛散状況を知らせる予報を見て

マスクなどの備えをして出勤する時期になりました。

ハイキングや散歩で山辺を歩いていて、杉の木が枝先に

少し黄味がかった花粉嚢をぶら下げて、重たそうに垂れ

下がっているのを見ると、花粉アレルギーのない人でも

その姿にゾッとします。

以前、試に手を伸ばして嚢のある部分を叩いてみたことが

ありましたが、その結果は驚きでした。

真っ黄色の花粉が、ドドッと落ちてくる感じで、震動を受けた

周囲から一斉に花粉が放散されて落ちてきました。

急いで逃げましたが、肘から先に花粉を浴びてしまい、

吸い込まぬように取り払はねばならないことになりました。

花粉は、厄介なことに思いの外、粘りがあって腕を振る

程度では落ちないのです。

叩けば周囲に飛び散るし、始末の悪い代物です。

昼間になり湿度が下がって風が出てくれば、1本の

スギの木から相当量の花粉が空中に撒き散らされる

ことになり、一つ一つでは小さな花粉嚢ながら、その中に

持っている花粉量の多さは、外観から想像する以上に

多くの量を内蔵しています。

一般的には、1本から1kgほどの花粉が放散され、その

花粉の数は何百億個もの非常に大きな数字になります。

谷間の杉林のから、風を受けて湧き上がる雲のように

花粉が吹き上がっている情景を見た時には、多くの国民が

花粉症に悩まされている現実を納得せざるを得ませんでした。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?







2009年3月12日木曜日

遅い梅見に

ミレー  晩鐘  複製画  10号



2月の気温が高かったために、全国的に梅の開花も

1~2週間早いと言われていて、3月に入れば花見は

望み薄と思っていました。

ネットで調べると、遅咲きの梅ならまだまだ咲いています

とのことで、今年も遅まきながら、日曜日に大阪城の梅林に

準備もそこそこに、出かけてきました。

100種類以上もある梅の中で、早咲きを中心に半数以上は

散っていて、今年も花を咲かせた証拠だと言いたげに、

いくつかは、萼の部分だけを枝に残しています。

百花繚乱の中では、目移りがして、ただただ綺麗だ、美しいで

終わってしまいそうですが、残り花を付けた木と花のない木が

大半の中で、遅咲きにはピンク色や紅色の花が多いのが

幸いして、梅林の所々で逆に目立っていて、ゆっくりと楽しめる

のが有りがたいことでした。

暖かな江南を思わせるところから名付けられたのか

江南所無や江南という名の花が紅白で満開でした。

遅咲きの意味合いもあるのでしょう。

一重でやや小振りな野梅系の紅千鳥が丁度、満開でした。

万葉時代からあったのだろうと想像しながら、淡い日ざしを

浴びて大きく育っている木の下で、暫らく癒しの時を過ごしました。

紅白咲き分けの性質を備えた、春日野も運良く花盛りで

残念ながら、今年は咲き分けとは言い切り難いですが

3本ほどの小枝が紅色の花を付けていましたが、訪れて

いるほとんどの人は気付かずに通り過ぎているようでした。

最後はこれも花盛りの紅枝垂れの夫婦枝垂れの花の

列に送られながら帰途に着きました。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2009年3月11日水曜日

駅前の高層マンション

モネ  トルーヴィルの海岸  複製画 10号



環境整備や駅前開発などの目的で、大規模な開発計画が

あると決まって、計画の核となるのがショッピングモールで

あり、文化センターであり、居住区になる高層マンションです。

昼間には、一時間に2~3本ほどしか列車が来ない田園の

町にも、通勤などの条件が良く、環境が良いとの理由で

高層のマンションが建てられている所があります。

このような場所は、再開発よりは居住の利便性が主に

なっているようです。

反対に、再開発が主目的の場合は、開発計画自体が

持っている目的に添って、地域は見違えるような環境に

変身しています。

しかし、元々の所有地の権利関係もあって、再開発に

参加した人たちは、新しい快適な環境の中で、新たな

店舗経営などを再開することになります。

高層の建物が一つの地域社会を作り、居住地として

生活空間を生かして発展する中、周辺には従前通りの

地域がそのまま残されている姿を見ると、外観面では

落差の大きさが際立ってきます。

地域全体の発展を目論んだ店舗改装や居住家屋の

立替などの目標も資金の備えも無ければ、現状維持で

我慢せざるを得ない状態で残されしまうことになります。

周辺との調和にも目配りをした、点だけでなく面への

広がりも備えた再開発計画が理想でしょうでしょうが。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?





2009年3月10日火曜日

街中の梅林

フラゴナール  読書する少女  複製画 10号



一年ぶりに出かけた梅林には、花見のピークは過ぎた

とはいえ、まだまだ、多くの木が艶を競っていました。

半数ほどの木が花を落としていて、あちらこちらで咲く

花の存在が目立ち、特にピンクや紅色系の花が際立って

目移りすることなく、花を楽しめるのがこの時期の良さです。

カメラを持った写真目的の人は、訪れる人もそれ程多く

ないために、気兼ねなく存分に撮影が出来て満足気です。

特に、カンバスを立てて写生する人が多く居て、梅林が

満開です、と案内が多かった頃には、とても写生などは

出来なかったことでしょう。

写生目的の人たちは、休憩用のシートや弁当も準備して

きて、ゆったりと写生を楽しんでいます。

梅見に来た人の中には、結構、興味がある人も多く、後ろに

回ってカンバスを覗き込んでいる人も少なくありません。

植えられている木の中で目立っている紅色系の花を

主題に描いている人がほとんどで、紅白入り混じって

満開になっている情景よりは、ポイントが絞れて、写生

するには条件が良いようです。

毎年見かけますが、在日朝鮮人のおばさんたち10余人の

グループは、今年も梅の木の間で宴を張っていました。

備えている持ち前の陽気さで、全員が手拍子で歌を歌い

2~3人が入れ替わり立ち代り立ち上がって踊っています。

見ていても楽しく、誘い込まれそうな雰囲気です。

遅咲きの梅の咲くこのシーズンは、また違った楽しみ方が

出来るときであり、家族連れでお弁当をゆっくり楽しむにも

この時期がお勧めです。



2009年3月9日月曜日

観梅のすすめ

ゴッホ  畑  複製画  10号




観梅の時期、各地の梅の名所ではパンフレットなどを

用意して、イベントを準備し、お客集めに大わらわです。

特に、山里にある梅林では、地域起こしの目的もあって

力が入り、受入に備えて地元の梅農家は総出で接客

仕事に狩出されています。

実梅の産地では、余り多彩な梅を見ることは出来ませんが

見渡す限り、白い梅の花畑が広がっている情景などが

観梅の楽しみとなります。

和歌山の南部梅林は雄大さを楽しめますが、南部高校で

誕生した大粒の南高梅のお土産も楽しみの一つ。

方や、盆栽の梅は室内展示の場合は1月から始まり

盆栽が備え持つ日本的な良さを充分楽しむことができます。

滋賀県の長浜にある慶雲館の盆梅は、何度訪れても

楽しめる豪華さです。

街の中に居て、幅広く梅の花を楽しむのなら大阪城の

梅林に決めています。

100種類前後もあるかと思える多くの種類の木があるので

様々な花を、長い期間に亘ってゆっくりと楽しめるのが

うれしい場所です。

なぜこのような名前が付けられたのかを勝手きままに

議論している人も居て、楽しい場所です。

幾夜寝覚、古今集、 華農玉蝶 、 労謙 、黒雲、傅粉などなど。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?