ページ

2025年10月29日水曜日

熱エネルギー移送による北陸・中越地方の地震

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
百 日 紅



PJルートの熱エネルギーは、北陸・中越地方を

通り過ぎた後、東北地方に到達する。

2008年6月に、鳥海・那須火山帯(奥羽山脈)の

ほぼ真ん中にある栗駒山を震源とする岩手県

内陸南部地震(M7・2)が発生した。

その後も、7月に福島県沖でM6・9の地震や

岩手県沿岸北部でM6・8の地震、9月には

十勝沖でM7・1の地震が起きた。

このことから、東北地方の太平洋沖に膨大な

熱エネルギーがたまっているのではないと

危惧されていたが、2011年3月に東北地方

太平洋沖地震(M9・0)が発生した。

東北地方では、1896年に明治三陸地震(M8・2~

8・5)が日本海溝を震源として発生したが、

その後に秋田県と岩手県の県境にある真昼

山地の直下陸羽地震(7・2)が起きている。

東北地方では、太平洋沿岸と内陸で連動して

大地震が起きる傾向があり、その周期は

約30~50年間隔だとしている。

地震の発生は、数学的な解析が困難なため

予測がしづらい現象という非常に複雑な

非線形現象であるため、予知することは

困難だが、[熱エネルギーの移送で地震が

起きる]という視点で見ていけば、数ヶ月後の

地震発生を予測できる可能性は高いと、

熱移送説を提唱する角田史雄氏は語る。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月28日火曜日

北陸・中越は浅間山にも注目すべき

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
朝 顔



熱エネルギーの移送は、PJルートである

日本海沿岸のルートを通って若狭湾を回り

込むように東へ延びている。

1995年の阪神淡路大震災の後、1998年8月から

1999年1月まで、長野県と岐阜県をまたぐ

焼岳で火山性群発地震が発生。

明治時代の地震学者・大森房吉は、長野県から

新潟県に流れる信濃川沿いで大地震が多い

ことに注目し、[信濃川地震帯]と命名。

2014年9月27日の御嶽山噴火後に[信濃川

地震帯でM6~7クラスの地震が今後数ヶ月

以内に発生すると予測したところ、2014年

11月22日に信濃川地震帯内の長野県北部の

白馬村でM6.7の地震が発生。

2004年9月、浅間山が中規模な噴火した

1か月後の10月23日にM6・8の新潟県中越

地震が発生している。

中越地震では、M6クラスの地震が4回も

続けて発生しており、膨大な熱エネルギーを

持っている火山性地震の特徴だと指摘。

2007年3月、能登半島沖でM6・9の地震。

東京大学名誉教授が、北陸・新潟地域では

十数年ごとに被害を伴う浅発地震が発生して

いることを指摘していた。

2024年1月1日、前年から群発地震が続いて

いた能登半島の珠洲市沖の深さ10Km付近を

震源とするM7・6の地震が発生した。

この地震では、150Kmにも及ぶ3断層が動いた。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月27日月曜日

熱移送エネルギーによる九州の地震と火山活動

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
燈籠のノキシノブ



九州には、熱エネルギーの流れの内、PJ

ルートの熱エネルギーが到達する。

PJルート上にある台湾で、大地震が頻発して

いることから、今後、九州地方で大地震が

起きる可能性があるので注意が必要。

九州には、日本に存在する7つの火山帯の内、

2つが存在するので、火山活動にも注意が必要。

霧島火山帯は、九州中南部の霧島を北端として

南西に延びており、霧島山、桜島、鬼界

カルデラ、口永良部、諏訪瀬などの火山が

連なっている。

また、阿蘇山をはじめ島原・阿蘇・九重などの

火山が連なる大火山帯である。

2016年の熊本地震は、松代地震と同様、

典型的なマグマ移動による火山性地震と指摘。

熊本地震の発生地域は火山に取り囲まれた

温泉地帯という点でも、ほかの九州の地震と同じ。

九州中央部では1500万年前に、マグマが

大地をカマボコ状に押し上げた後に、地面を

支えていたマグマが抜けて地面が沈降し、

そこにできた大地の凹みが[別府―島原地溝]。

この地溝に南から熱エネルギーが移送された。

2014年と2015年に鹿児島県の口永良部火山が

噴火し、桜島や雲仙岳、阿蘇山の噴火が続き、

最後に熊本で大地震を引き起こしたと説明。

九州には、PJルートの熱エネルギーが到達

するので、特に、霧島火山帯の動きに注目する

必要がある。

25年6月22日に、新燃岳が噴火し、7月3日には

火口縁上5000mまで噴煙が噴出させた。

トカラ列島の群発地震に関して、プレート説で

説明する学者もいましたが、マントル説も

考慮する必要があるのかどうか。

むしろ、トカラ列島全体が火山でできた

島ばかりなので、その下にマントルの流れが

あり、群発地震が起こっていると考えたほうが

理に適っていると指摘。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月24日金曜日

西日本では[地塊]の境界線で地震が起きる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
朝 顔



日本列島は、古生代から幾度となく、大きな

地殻変動を受け、地質構造に大きな影響を

あたえてきた。

地殻変動により、各紀の地層は断層により

分断されて、区切られてブロックとなって

存在している。

地質学では、このブロックを[地塊]と呼ぶが、

研究者による[地塊の全国分布図]がある。

1825年以降に発生したM6~7クラスの地震の

被害地を、この分布図上にプロットすると、

特に西日本で、被害の大きな地震は見事に

各地塊の縁や境界部に位置していること判明。

熱が移送されると、その上に載っている

地塊は揺れ動く。

地塊の下の岩石層は、割れる前に曲がって

しまうような、ブヨブヨした不安定な状態

なので、この上に載るブロックは、熱エネ

ルギーの圧力で動いて、境界がズレて地震を

発生させるので、地塊の端で地震が起き易い。

これらのブロックの境界の位置は変わらない

ので、境界の場所を知っていれば、地震の

発生場所を予測することが可能になる。

普段は目立たない地下の地塊の境界が、

マグマの活動などで再び動き、大きな地震を

引き起こす。

[熱エネルギーの移送で地震が起きる]という

視点で見ていけば、数か月後の地震発生を

予測できる可能性は高いと考えているという。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月23日木曜日

西日本の3つの熱移送ルートと中國・近畿の地震

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




西日本には、3つの熱移送ルートがある。

3つのルートとは、①日本海沿岸地域、

②瀬戸内海地域、③南海トラフ(太平洋沿岸地域)。

1995年の阪神淡路大震災の発生メカニズムは、

和歌山市と神戸・淡路島の間には、石板状に

区切られた地震発生層のブロックがある。

このブロックはブヨブヨな無地震層の上に

載っているので、和歌山市でブロックが

熱エネルギーで押し上げられ、反対側にある

神戸・淡路島のブロックが急激に下がり、

神戸側の岩盤が引きちぎられるように裂けた

ことで阪神淡路大震災が発生した。

阪神淡路大震災の前年に起きた1994年5月の

滋賀県中部地震から裂け始め、その裂け目は

明石海峡方面に延び、最後に最大の破壊が

起きて地震となった。

中国・近畿地方で、今後地震が発生し易い

地域では、30~50年の周期でM6~7クラスの

地震が起きており、阪神淡路大震災は1995年

なので、次のM7クラスの地震が起きる目安は、

2025年から2040年あたりだと予想される。

大山火山帯の周りは、ブヨブヨな無地震層の

上に載っている非常に地震が起き易い場所。

大山火山帯は、100万年以上活動が見られない

ほとんどが死火山なので、噴火する可能性は

極めて低いが、地下は熱くなっている。

中国地方の地下の浅いところに高温帯が

存在しているためと考えられる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月22日水曜日

MJルート 伊豆諸島と直下地震の危険性

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
サ ル ス ベ リ



角田史雄氏が提唱する地球の外殻からの

熱エネルギーが、火山噴火や地震を起こすと

する[熱移送説]を提唱している。

熱移送説で、地震の発生が引き起こされる

可能性が高まっていると指摘する地域の内、

首都圏の地震で注目すべきは、ほぼ直線で

約1700km続く火山諸島伊豆諸島の動き。

首都圏の地震はMJルートでやってくる熱

エネルギーで引き起こされる。

ここはフィリッピンから伸びて来たルートで

熱エネルギーが伊豆諸島に沿って北上する。

更に、熱エネルギーは、南関東→東関東と、

日本海溝→東北太平洋岸に枝分かれする。

伊豆諸島に達した熱エネルギーにより南から

順番に火山が噴火するか地震が発生する。

伊豆諸島北部で火山が噴火すると、1~2年後に

首都圏南西部で地震が起る。

南関東→東関東の熱の流れは、多摩川や埼玉・

東京都県境などの決まったゾーンを西から

東へ順に[飛び跳ね]ながら地震を起こす。

関東地域では、狭山地方から東京湾北部に

延びるルートで地震が多発している。

最短で十数年おきにM6~7クラスの地震が

発生している。

江戸時代には、慶安地震(1649年)や安政

江戸地震(1855年)など、7クラスの大地震が

相次いで発生している。

首都圏で起きる地震で、特に被害が大きいと

考えられるのは、東京都北岸・千葉県中央部・

千葉県東方沖を結ぶルート。

千葉県東方沖地震(1987年 M6・7)や

西埼玉地震(M6・9)がある。

富士火山帯の東縁の伊豆半島近辺も危ない。

1923年に関東大震災を引き起こした富士

火山帯の東縁に位置するの注意が必要。

関東地方の危険地域をまとめると、

静岡と神奈川の県境(伊豆・相模地域)、

神奈川県中部、多摩川沿い、埼都地震帯

(南埼玉・東東京・千葉中央)、

利根川沿いなどにM5クラスの大きな地震が

集中している。

MJルートでは、約30~50年の周期で熱が

移送され、富士火山帯の地下を温め、地面を

隆起させることで関東地方の地塊が動くと

地震が発生する。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月21日火曜日

[プレート移動時間説]と[熱移送説]

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
桔  梗



火山噴火や地震は、移動してきたが相手の

プレートの下に沈み込むことに因り引き

起こされて、大地震は沈み込む速さにより

周期性をもって発生するとした[プレート

移動時間説]が地震学会の主流になっている。

これに対し、これに対してプレート説が

主流となる前まで、一定の支持があった

[熱移送説]が見直されそうである。

熱移送説は、熱エネルギーは地球の地核

(特に外核)から高温の熱の通り道を通って

地球の表層に運ばれ、表層を移動する先々で

火山噴火や地震を引き起こすという説。

熱エねルギーの大平洋での出口は、南太平洋の

ニュージーランドからソロモン諸島にかけての

海域にあり、ここから3つのルートに分かれて

北上する。

日本へは、[PJルート]と呼ばれるフィリピンや

台湾、沖縄から九州にかけた霧島火山帯へと

続く流れがある。

2つ目にフィリッピンで枝別れしてマリアナ

諸島→伊豆諸島→東日本という流れの

[MJルート]がある。

3つ目は、インドネシアのスマトラ島→中国と

いうルートの[SCルート]で、2008年5月に

四川大地震を引き起こした流れ。

2025年7月30日に発生したカムチャッカ半島

地震で、巨大地震の発生を予測する[時間予測

モデル]に疑問が出て、プレート移動時間説に

疑念が呈されている。

四川大地震の発生も、プレート説では海溝から

遠く離れているため説明が付かない。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月20日月曜日

大陸移動説やプレート理論では説明できない

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
白 百 合



大陸はプレートの動きに伴い離合集散を繰

り返しており、しばしば地球上のすべての

プレートが集まった超大陸造られて来た。

3億年前ごろから2億年前ごろは、超大陸

パンゲア大陸が存在し、この大陸分かれて

現在の大陸が生まれたとする大陸移動説がある。

だが、巨大なプレートがどこからエネルギーを

得て、現在の地表の大陸の位置に、どうして

ばらばらの方向に向かって、動いたのかを

理解するには、説得力のある説明がない。

プレートテクトニクス(プレート理論)では

地球は、何枚かの固い岩盤(プレート)で

構成されており、このプレートが互いに動く

ことで大陸移動などが引き起こされるとする。

プレートが独立して運動することで、さまざまな

地質現象が起こると考える。.

プレートは、大洋の海嶺で生まれ、左右に

分かれて、ゆっくりとベルトコンベアの

ように動いて海溝へ沈み込む。

地球の表面を覆う、十数枚の硬い岩盤は

プレートが他のプレートと衝突するヒマラヤ

山脈のような山脈が造られたり、沈み込む

海溝では、火山帯が生まれたり、蓄積された

歪が限界に達すると跳ね上がり地震を起こす

などの地質現象が起こると説明している。

大陸移動説にしろ、プレート説にしろ陸地が

動くには何らかの大きな力が必要だ。

プレートを動かす力は、プレートの岩盤の

下にあるマントルの対流だとされてきた。

地球の内部構造は、一番内側の[内核]は鉄や

ニッケルなどの金属の固体で出来ている。

この内核までは地表から5150–6360 kmある。

その外側には金属が溶けて液体となった

[外核]が、地表から2890kmmsで存在する。

地表から、660-670Kmまでが下部マントルで

固体になっいる。

地表に存在する岩盤の地殻の厚みがおよそ

70Kmで、その下から下部マントルの間が

上部マントルと呼ばれて液体状になっている。

上部マントルは、中心からの熱でゆっくりと

対流しており、これが地殻の動きに影響を

及ぼしているとされる。

ところが、マントルの対流がプレートを

動かすとする説を証明しようとした研究者は

[マントル対流の摩擦にはプレートを動かす

だけの力はない]ことが判明したと発表。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月17日金曜日

プレートテクトニクスに異論 縮むプレート

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ヒ メ ザ ク ロ



1960年代後半に提唱されたプレートテクト

ニクスは、地球科学の学説の主流となっている。

地球の表面は、何枚かの固い岩盤(プレート)で

構成されており、このプレートが互いに動く

ことで大陸移動などが引き起こされるとする。

最近、この[プレート説]に異論が出されている。

地震の頻発地帯を線状につなぎ、プレート境界

として定義してきたのではないかと疑問を呈す。

理由は、新たに地震活動が活発になる地帯が

現れると、プレート境界の見直しを含めた

議論が必要となる可能性があるという指摘が

あるからだとする。

プレートの沈み込みで地震が起きているのでは

なく、地震が起きているところをプレート

境界面に設定したに過ぎないと指摘。

近年、大陸がプレート説通りに動いているか

どうかを調べることができるようになった。

超長基線電波干渉法(VLBI)という、宇宙に

ある天体から届く電波を利用し、地球上の

複数のアンテナで同時に受信することで、

位置関係を正確に測る手法が使われる。

VLBIで、ハワイ地域と茨城県鹿島地域の距離を

測定すると、毎年6cmずつ縮まっていた。

ハワイ地域とアラスカ地域間もわずかながら

縮まっていることが判った観測結果から、

ハワイと鹿島、アラスカの3地点の中心を

軸として、プレートが[時計回りの回転]を

していることが確認された。

大陸はプレート説どおりに動いていなかった。

プレート説による地震の発生についても

厄介な問題がある。

金星や火星にはプレートが存在しないが、

地震が起こっていることが判っている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月16日木曜日

巨大地震発生が最も高い[IIIランク]の地震

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ノ ウ ゼ ン カ ズ ラ 



南海トラフ地震は、2025年1月に発表された

[時間予測モデル]に基づく確率では、30年

以内に[80%程度]に引上げられた。

南海トラフ地震のように、海溝沿いで発生が

予想される可能性が最も高い[IIIランク]の

大地震として、次の地震が挙げられている。

【千島海溝沿い】

*M8.8程度以上の巨大地震 「7%から40%」

*根室沖の地は

 7.8から8.5程度 「80%程度」

*色丹島沖および択捉島沖

 M7.7から8.5前後 「60%程度」

【日本海溝沿い】

*青森県東方沖および岩手県沖北部

 M7・9程度 「20%から40%」。

*宮城県沖

 M7・0から7・5程度 「90%程度」。

*宮城県沖の陸寄り

 M7・4前後 「80%から90%」

*福島県沖の地震は

 M7・0から7・5程度 「50%程度」

*茨城県沖

 M7・0から7・5程度 「80%程度」

【相模トラフ沿い】

 M7程度 「70%程度」

【与那国島周辺】

 M7・0から7・5程度 「90%程度以上」

*時間予測モデルとは、

次の地震までの間隔と前回の地震のすべり量は

比例する、というモデル。

つまり、大きな地震の後では次の地震までの

間隔が長く,小さな地震の後では間隔が

短いことになる。

このように、前回の地震のすべり量から

次に起きる地震の時間が予測されることより、

時間予測モデルと呼ぶ。

*地震調査委員会が[IIIランク]とする地震の

今後30年以内の発生確率は26%以上。

▽交通事故でけがをする確率の12%や

▽空き巣の被害にあう確率の1.2%などよりも

高いとして日頃からのするように勧める。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月15日水曜日

南海トラフ巨大地震 確率 新たに2つの算出法

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紫 陽 花



新たの2つの確率として加えられた、[60%から

90%程度以上]と[20%から50%]の根拠は何か。

地震調査委員会が、2025年1月に南海トラフ

巨大地震の発生確率について、今後30年

以内に発生する確率は、1月時点で[80%程度]と

して発表した。

これは、地震の発生間隔と直前の地震の

規模などが次の地震が起きる時期に影響すると

いう考え方に基づき、震源地での滑りの量

(速さ)を基準に計算して算出した[時間予測

モデル]に準拠している。

地震調査委員会で、計算の根拠の一つの

調査データーで、地震のたびに隆起する

高知県室戸市の港の地殻変動のデータがある。

このデーターでは、古文書に残された港の

水深を測った記録などから隆起量を求めている。

記録の正確性などをめぐっては、以前から

議論があり、港の水深の記録の不確かさを

検証した論文も発表されている。

このため、記録を精査した上で誤差を踏まえて

計算した結果、発生確率は[60%から90%程度

以上]と幅のある数字となった。

更に、他の海溝沿いで発生する地震と同様に、

地殻変動のデータを用いず、地震が発生した

平均的な間隔のみを用いて計算した結果、

[20%から50%]になった。

南海トラフ地震は、発生の切迫性では2つの

方法に優劣は付けられないとした上で、

海溝沿いで発生する地震の起こり易さを

分類するランクで、最も高い[IIIランク]に

位置づけた。

政府の地震調査委員会は、新たな研究などを

踏まえていて算出された[60%から90%程度

以上]と「20%から50%」の2つの確率は、

ともにを次の地震の発生が切迫していること

示すことには変わりなはないが、[60%から

90%程度以上]を強調するとしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月14日火曜日

南海トラフ地震 [80%程度]の確率根拠を失う

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ホ タ ル ブ ク ロ



政府の地震調査委員会は、2025年9月に新たな

研究などを踏まえて、南海トラフ巨大地震の

確率を[60%から90%程度以上]と[20%から

50%]の2つの確率を新たに算出した。

25年1月に、南海トラフ巨大地震は今後30年

以内に[80%程度]の確率で起きるおそれが

あるとしたばかりのところへ、新らたに

2つの確率予測が加わったことになる。

確率の数字が、20%以上と80%程度とどこが

違うのかと国民は首を傾げるばかりだ。

宝くじの当選確率であれば、80%を買うに

決まっているが地震の発生確率ならば、20%

いてもらった方が、安心感が高いが、何故

80%程度がそのまま残っているのか。

何故3つもの異なる確率が唐突に公表された

のかについて、地震調査委員会は、確率の

算出方法や、算出に用いたデータにさまざまな

指摘があったため、これまで通りの80%程度

だけでは、科学的なデータからすれば認め

られないとする意見だ出されたため、それ

確率を鼎立させることになったようだ。

新たな研究などを踏まえて、加えられた

2つの確率は、[60%から90%程度以上]と

[20%から50%]。

1月に発表された[80%程度]は、南海トラフ

地震などは、前回の地震の滑り量から計算して、

次の地震が同じ場所で、同等の滑り(歪の溜り)で

発生するとした場合、どれぐらいの時間が

掛かるかを計算して予測する[時間予測モデル]に

依っている。

だが、2025年7月30日に、千島・カムチャッカ

海溝のカムチャッカ半島半島沖で発生した

M8・8の巨大地震の震源地は、僅か73年前に

発生したM9・0とされる巨大地震の震源と

ほぼ同じ場所だった。

これまでの[時間予測モデル]が通じなくなった。

このことが、今回の新たな確率への見直しに

切替えざるを得なくなったのだ。

これまでの[時間予測モデル]が通じなくなった。

これまで地震調査委員会が発表して来た

予知の確率は根本的な誤りの根拠に基づいて

いたことが明らかになったのだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月10日金曜日

日本人平均寿命 女性は87.13歳で40年連続1位

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
勿 忘 草



厚生労働省が発表した、2024年の日本人の

平均寿命は女性が87・13歳、男性が81・09歳で、

女性は平均寿命が公表されている国の中で

40年連続で1位となった。

前の年と比べて女性は0.01歳下回り、男性は

同じだった。

平均寿命が公表されている国の中では、

女性は40年連続で1位となり、男性はスウェー

デンやスイス、ノルウェーなどに次いで6位。

平均寿命は、2020年からの新型コロナに

感染して亡くなる人が増加したことから

縮まる傾向にあったが、2023年には男性と

女性いずれも3年ぶりに前の年を上回った。

2023年と24年の平均寿命の差を死因別に

分析すると

▽心筋梗塞などの心疾患で亡くなった人が減少。

▽老衰で亡くなった人は増加した。

厚生労働省は、[平均寿命は前の年と比べると、

おおむね横ばいだったが、長期的には生活

環境や医療水準、国民の健康意識の高まりな

どで延びる傾向にあると思われる]としている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月9日木曜日

コメの価格はどのように決まって行くのか

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
石 斛



農業経済学の大学教授が、コメ価格が決まる

プロセスなどを分析した結果を公表している。

2022年度に行われた分析なので、24~25年の

異常なコメ価格高騰のプロセスには必ずしも

符号しない。

指摘されているのは、コメ価格の形成には、

必ずしも明確な決まり方が存在している

わけではないが、生産者、集荷業者、卸売

業者、小売業者の各段階でそれぞれ決められる

価格がお互いに影響を与え合いながら、

全体のコメの価格水準が形成されて行くとする。

各段階の価格で影響力を持つのは、いずれも

より競争的な環境で決まる価格であると

していて、健全な相互間の競争が存在する。

産地においては、生産、集荷、卸売の3者の

顔触れが、ほぼ固定されているので、相場が

極端に変動することもない。

また、価格の下落局面では、商社系が生産者

からの集荷を断り、逆に農協への出荷を

促すこともあるとされる。

農協と商社系にとっては、双方ともに

[後出しじゃんけん]が有利となるとされる。

生産者は概算金と商社系が提示する価格を

比べて、どちらに出荷するかを決める。

コメ収穫期における生産者価格の形成は、

生産者、農協、商社系の3者による駆け

引きの中で決まってくる。

生産者による出荷先の選択が重要になるので、

生産者がコメ生産を継続するために必要な

生産費が、概算金の水準を左右することになる。

このため、概算金と小売価格に挟まれて、

卸売業者の価格形成への影響力は限定的とする。

卸売業者は、一方では小売業者から得られる

店頭での販売情報を参照しながら、他方では

農協から伝えられる営農の実態を勘案しながら、

両者を調整する役割を果たしている。

農協と卸売業者の間の取引は長期的・固定的で

あり、10年以上にわたって取引が継続して

いることも珍しくない。

農協も安定供給を重視する観点から、取引を

する卸売業者を絞り込む傾向にあるため、

クローズドな関係の中で相対取引価格が決まる。

卸売業者と小売業者の間の卸売価格の決まり

方については、まだ研究レベルでは明らかに

なっていないとしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月8日水曜日

コメ 新米シーズン入りでも何故高値続く?

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
柏 葉 紫 陽 花



9月に開かれた農林水産省の有識者会議で

向こう1年の主食用米の需要見通しが正式に

発表された。

2026年6月まで1年間の国内の主食用米の

需要量は697万トンから711万トンを見込むと

共に、供給については、コメの産地で増産が

進んでいるため、需要を上回る728万トンから

745万トンとしている。

このため、農林水産省は需要を超える生産量が

確保されるとして、コメの高値は次第に

落ち着くとしていたが、現実はスーパーの棚に

並ぶ新米の価格は、どれも最高値を付けており

新米を買う気が起らない高値だ。

農林水産省は、需要を超える生産量が確保

されるとして、コメの高値は次第に落ち着くと

楽観的な見通しを発表しているが、本当に

価格が下がり、安定化に向かうのか疑わしい。

農林水産省の発表では、9月8日から14日までの

1週間に販売されたコメの平均価格は、前週より

5キロ当たり税込みで120円値上がりして、

4275円と過去最高値に迫る水準にある。

農水省は新米の販売が本格化していることが

主な要因とみているが、銘柄米の価格も高止まり。

専門家が指摘している、コメの価格の決まり

方に付いては、必ずしも決まった形がある

訳ではなく、コメ生産者と集荷業者、農協、

卸売業者、小売業者の中で決まって行く。

品不足などで、価格高騰の見通しがこれらの

関係者の間で共有されると、相乗的な効果で

投機的な価格も形成されるのだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月7日火曜日

農林水産省 9月にコメの需給見通しを公表

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
紫 陽 花



農林水産省は、9月19日に向こう1年の主食用

米の需要見通しを正式に示し、インバウンド

需要などを踏まえて最大で前の年の実績と

同じ程度になるという見方を公表した。

インバウンド需要や増加傾向にある1人当たりの

消費量を踏まえて、最大で2024年の需要実績

711万トンと同じ程度になるとしている。

2026年6月まで1年間の国内の主食用米の

需要量は697万トンから711万トンを見込む。

過去5年の平均の消費量から試算した場合には

24年を14万トン下回るとして、見通しに幅を

持たせた。

農林水産省は、これまでコメの需要見通しに

ついて、人口減少などで毎年およそ10万トン

ずつ減るとしてきたが、過去2年は実績が

見通しを大幅に上回る結果になり、価格高騰の

原因となったとの指摘もあったため、今回、

算出方法をこれまで算入していなかった

インバウンド需要などを含めた形に見直した。

同時に、生産の見通しも示され、主なコメの

産地で増産が進んだ結果、需要を上回る

728万トンから745万トンを見込んいる。

価格高騰の原因について農林水産省は、過去

2年間の需要見通しが実態と大きくかけ

離れていたことを認めた。

これまで、農林水産省は人口減少や食の

多様化などの影響で最近は毎年、およそ

10万トンずつ減少すると見込んできた。

だが、23年は682万トンの需要見通しに対し、

実際の需要は705万トンと23万トン上振れ

していた上に、24年の実績も見通しより

37万トン多い711万トンと、過去2年間で

60万トンもの需給バランスで不足していた

ことを正式に確認した。

コメ農家からの買取価格が、意図的に低く

抑えらていたとしても、農林水産省が真剣に

数字と向き合っていれば、ここまで投機的な

高いコメを食わされることはなかったと

腹立たしい思いをする人は少なくないだろう。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月6日月曜日

マントルとプレートの移動 アセノスフェア

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
柏 葉 紫 陽 花



マントルは、地表の岩盤の下の内部構造の

一つで、地殻から深さ約2900Kmの液体状に

なっている層。

この内、地殻からおよそ660Kmまでを上部

マントル、その下を下部マントルと呼ぶ。

マントルは、地球の体積の約80%から83%を

占めており、主に[カンラン岩]という岩石で

構成され、高温高圧下にあるため流体のように

ゆっくりと様相を変えて移動する。

カンラン岩は、カンラン石という緑色の鉱物で

出来ていて、地表に現れるとペリドットになる。

地球を覆う岩盤は、厚さが60Kmほどで

その下は660Kmぐらいまでは上部マントル層で

表面からおよそ100Km~300Km付近までは

アセノスフェアと呼ばれる流動性がある

部分溶解の層となっている。

この層が、地殻のプレートの移動を引き

起こしている部分だとされる。

ロシアのコラ半島で行われた超深度掘削抗の

深さ150Kmキロの領域で、溶けた柔らかい

岩石の層の存在を確認した。

プレートを動かしているとされる柔らかい

層の一部に存在する、溶融した岩石の層は、

世界各地での地震波による調査結果で、地球の

広い地域に分布していることが判明した。

また、この層が広がる地域ほど、上部の

プレートが活発に移動するようにも思えと

考えられたが、プレートの移動に与える

溶けた岩石が及ぼす影響は非常に限定的で

あることが判明した。

プレートテクトニクスのモデルに影響を与える

可能性が出てきたのだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月3日金曜日

火山から噴出されるマグマ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
塔 頭 の 蓮



火山噴火などで噴出されるマグマの正体は

地殻を構成する岩石成分などが地表から、

深さ数十~150kmの高温高圧の下で、溶けた

液体状態のものを言い、温度は通常650~

1300℃ の範囲とされる。

マグマとは、地下で発生した溶融した流体の

総称であるが、溶融成分で性格が異なる。

地球のマントルや地殻は、主にケイ酸塩鉱物で

できているため、その溶融物であるマグマも

一般にケイ酸塩主体の組成を持つ。

二酸化ケイ素が最も少ないものが玄武岩質

マグマ、次が安山岩質マグマで、デイサイト

質マグマ、流紋岩質マグマとなり、玄武岩質

マグマはドロドロで流れ易い。

マグマは生成された場所の周囲の物質よりも

比重が小さいため、浮力によって上昇し、

地殻の割れ目や隙間に貫入して、マグマ溜りを

形成し、そこで冷え固まると花崗岩などになる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月2日木曜日

地震や噴火の発生はプレートに移動による

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
サ ル ス ベ リ



地球は、十数枚のプレートに覆われている。

それぞれのプレートを構成する地殻の厚さは

大陸部分では30~60Kmの厚さがあり、上の

方の部分は花崗岩質岩石、下部は玄武岩質

岩石で出来ている。

また、海洋部分では厚さが5~7Kmで主に

玄武岩質岩石で出来ている。

地殻の下には、液体状なったマントルが

地表から660Kmほどの深さまで存在する。

マントルの上部は、地殻と一体になって

プレートを構成して移動する

マントルが上部の地殻を左右に押し広げて

出てくる中央海嶺と呼ばれる部分で、新たな

地殻を造り出している。

だが、日本列島に沈み込むフィリピン海

プレートには、未だ、中央海嶺の存在が不明。

押し出されて来たプレートは他のプレートと

衝突し、ヒマラヤ山脈のように押し上げて

山脈を造ったり、日本列島の東部沿岸部の

ように海溝と呼ばれている部分で相手の

プレートの下に沈み込んでいる。

沈み込んで来た水分の多く含んだプレートは

大きな圧力を受けて、どろどろに溶けて

マグマが造り出される。

マグマは、岩盤の隙間に貫入し、マグマを

溜りを随所に造り出し、更に貫入して来た水が

高圧の水蒸気となって、マグマ溜りから岩盤の

隙間を通って、地上に噴出して火山となる。

海溝に沿った形で、火山が形成される。

大平洋を取り巻く周囲の陸地では、火山が

リング状に連なっており、環太平洋火山帯と

呼ばれる。

また、プレートの沈み込みによる陸側の

地殻では岩盤が破壊されるために海溝型の

地震を発生させる。

プレートの移動により、火山噴火が発生し、

地震を呼び起こすとする、プレート移動説、

プレートテクトニクスの根拠である。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年10月1日水曜日

25年9月 諏訪之瀬島で震度5弱の地震

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ノ ウ ゼ ン カ ズ ラ



6月21日から揺れが2200回にも及んでいるいる

トカラ列島で、9月17日21時55分頃にM4・7、

震度5弱に地震が発生した。

この地震の震源は、これまでの悪石島近海で

発生している群発地震とは異なり、30Kmほど

北方に存在する諏訪之瀬島だった。

専門家は、諏訪之瀬島のほぼ直下で発生した

地震でこれまで続いている群発地震とは異なる

メカニズムで、諏訪之瀬島の火山活動に

関連した地震だとしている。

諏訪之瀬島の人には、2024年5月時点で

85人の住民が生活をしている。(悪石島は89人)

十島村は19日に、職員2人を村営船で派遣し、

島民から意見や要望を聞き取るほか、道路、

港湾などに異常がないかを調査する。

諏訪之瀬島には、活動中の活火山の御岳

(799m)があるが、今回の地震による特段の

変化は見られず、噴火警戒レベルは2(火口

周辺規制)を継続している。

専門家は、諏訪之瀬島では2019〜20年に地震が

多発し、地盤変動も確認され、御岳で非常に

活発な噴火活動があったと説明する。

この地震は、マグマ活動によって起こった

地震で、M4・7と推定される今回の地震は、

過去20年で同島では最大規模で、今後も

同程度の地震が起きる可能性はあるとした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月30日火曜日

日本版改良藤田スケールとは ②

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
石  斛



③JEF2 53~66m/s

・木造の住宅において、上部構造の変形に伴い

壁が損傷(ゆがみ、ひび割れ等)する。

また、小屋組の構成部材が損壊、飛散する。

・鉄骨造倉庫において、屋根ふき材が

浮き上がったり、飛散する。

・普通自動車(ワンボックス)や大型自動車が横転。

・鉄筋コンクリート製の電柱が折損する。

・カーポートの骨組が傾斜したり、倒壊する。

・コンクリートブロック塀(控壁のあるもの)の

大部分が倒壊する。

・広葉樹の幹が折損する。

・墓石の棹石が転倒したり、ずれたりする。



④JEF3 67~80m/s

・木造の住宅において、上部構造が著しく

変形したり、倒壊する。

・鉄骨系プレハブ住宅において、屋根の軒先

又は野地板が破損したり飛散する、もしくは

外壁材が変形したり、浮き上がる。

・鉄筋コンクリート造の集合住宅において、

風圧によってベランダ等の手すりが比較的

広い範囲で変形する。

・工場や倉庫の大規模な庇が、比較的狭い

範囲で屋根ふき材がはく離したり、脱落する。

・鉄骨造倉庫において、外壁材が

浮き上がったり、飛散する。

・アスファルトがはく離・飛散する。



⑤JEF4 81~94m/s

・工場や倉庫の大規模な庇において、比較的

広い範囲で屋根ふき材がはく離したり、脱落する。



⑥JEF5 95m/s~

・鉄骨系プレハブ住宅や鉄骨造の倉庫の

上部構造が著しく変形したり、倒壊する。

・鉄筋コンクリート造の集合住宅において、

風圧によってベランダ等の手すりが著しく

変形したり、脱落する

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月29日月曜日

日本版改良藤田スケールとは ①

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
薔  薇




突風や竜巻などが発生した際の強い風速を、

既存の風速計で実測値を得ることは困難。

このため、1971年、シカゴ大学の藤田哲也

博士により、竜巻やダウンバーストなどの

突風により発生した被害の状況から風速を

推定する藤田スケール(Fスケール)が考案された。

日本でもこのFスケールを用いて、風速を

推測していたが、判定に用いる基準などが

大まかで、大きな幅があることから、日本の

建物の構造に合わせて、日本独自により精度の

高い風速の判定を得るために、Fスケールを

改良して、日本版改良藤田スケールを作成し、

2016年(平成28年)4月より突風調査に使用を開始。

[日本版改良藤田スケール]の風速の階級・



風速の範囲(3秒平均)・主な被害の状況。

①JEF0 25~38m/s

・木造の住宅で目視でわかる程度の被害

飛散物による窓ガラスの損壊が発生する。

比較的狭い範囲の屋根材の浮き上り、剥離。

・園芸施設の被覆材(ビニルなど)が剥離。

パイプハウスの鋼管の変形、倒壊。

・物置が移動したり、横転する。

・自動販売機が横転する。

・コンクリートブロック塀(鉄筋なし)の一部が

損壊したり、大部分が倒壊する。

・樹木の枝(直径2cm~8cm)が折れたり、

広葉樹(腐朽有り)の幹が折損する。

②JEF1 39~52m/s

・木造の住宅において、比較的広い範囲の

屋根ふき材が浮き上がったり、はく離する。

屋根の軒先又は野地板の破損や飛散。

・園芸施設が多くの地域でプラスチック

ハウスの構造部材が変形したり、倒壊する。

・軽自動車や普通自動車(コンパクトカー)が横転。

・通常走行中の鉄道車両が転覆する。

・地上広告板の柱が傾斜したり、変形する。

・道路交通標識の支柱が傾倒したり、倒壊する。

・コンクリートブロック塀(鉄筋あり)が

損壊したり、倒壊する。

・樹木が根返りしたり、針葉樹の幹が折損する。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月26日金曜日

気象変動の激化で最近になって竜巻発生が急増 

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ツ バ キ



2025年9月5日、台風15号(ペイパー)の接近に

伴って静岡県内で発生した突風や竜巻、

大雨による被害が相次いだ。

気象庁や防災科学技術研究所による調査の

結果、家屋などの被害状況から、 牧之原市から

吉田町かけて、国内最大級の規模の竜巻が

発生していたと推定した。

竜巻が被害をもたらした距離は、併せて

6Kmから7Kmに及ぶ可能性があるとする。

気象変動の激しさと共に、突風や竜巻の

発生頻度が増え、過去1年間で[日本版改良

藤田スケール]による判定でJEF1以上と

判定された突風などの発生は10件を超える。

25年08月27日. 埼玉県坂戸市 1 約45m

25年08月07日. 秋田県秋田市 1 約40m

25年07月14日. 静岡県駿河市 1 約40m 

25年07月10日. 静岡県御前崎市1 約40m

24年10月03日. 浜松市中央区 1 約50m

24年08月29日. 宮崎県門川町 1 約45m

24年08月29日. 宮崎県都農町 2 約60m

24年08月29日. 宮崎県西都市 2 約65m

24年08月29日. 宮崎県宮崎市 2 約65m

24年08月28日. 宮崎県国富町 1 約45m

24年08月28日. 宮崎県宮崎市 2 約65m

24年08月28日. 宮崎県宮崎市 2 約60m

24年08月28日. 宮崎県宮崎市 1 約50m

24年08月28日. 宮崎県宮崎市 2 約60m

24年08月27日. 鳥取県伯耆町 1 約45m  

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月25日木曜日

台風15号(ペイパー) 静岡県で大きな竜巻被害

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ヒ メ ザ ク ロ



9月4日早朝、種子島沖で台風となった15号

(ペイパー)は、宮崎県沖を通り5日夜半に

高知県宿毛市に上陸後、四国地方を横断した後、

紀伊半島に再上陸して横断。

5日13時ごろには、静岡県沖で中心気圧994hPa、

中心付近の風速が20m/sの小型・雨台風だった。

この台風の接近に伴って、静岡県内で突風が

相次いで発生したが、気象台は牧之原市から

吉田町にかけて確認された突風は国内最大級の

竜巻であったことが調査で判明と発表。

防災科学技術研究所による調査では、竜巻が

被害をもたらした距離は、両市であわせて

6Kmから7Kmに及ぶ可能性があると分析。

掛川市、焼津市、伊東市の突風も竜巻であった

可能性が高いとしている。

更に、焼津市と伊東市で発生した突風に

ついても、いずれも竜巻の可能性が高いとした。

焼津市では木造住宅の骨組みを壊すほどの

威力があったことから、瞬間の風速はおよそ

65m/sと推定され、突風の強さを[0]から

[5]までの6段階で判定する[日本版改良藤田

スケール]の指標では、上から4番目の強さに

該当する[2]だとしている。

住宅の被害は、全壊が牧之原市と吉田町で

それぞれ1棟のあわせて2棟、半壊が牧之原市の

149棟と吉田町の9棟、伊東市の3棟、焼津市の

2棟のあわせて163棟と報告されている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月24日水曜日

滋賀県 男性の禁煙半減運動が1位躍進要因に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
水  仙



2021年(令和3年)、滋賀県の平均寿命は

86・3才となり、全国1位に躍進した。

滋賀県の平均寿命は1990年には、79・4才で

全国21位だったのが、2021年には86・3才と

30年間に6・9歳も伸びて、それまでのトップで

あった沖縄県を抜いて1位に躍り出た。

その躍進の原動力となったのが喫煙率の

低下だと説明されている。

2001年に県が策定した[健康しが推進プラン]で

男性の喫煙率について[10年後までに半減する

のが望ましい]とする数値目標を掲げた。

この数値目標策定の中心になった県職員は、

その前年の00年に厚生労働省が策定した計画

[健康日本21(21世紀における国民健康づくり

運動)]の検討会の委員でもあった。

委員たちは、国の計画でも[喫煙率半減]を

盛り込もうとしたが、案の段階では入って

いた数値目標は、最終的には撤回された。

理由は、たばこ業界の反発を後押しした

利権保持グル―プの圧力に押し切られたのだ。

日本国内で独占的にタバコを製造販売する

JT(日本たばこ産業株式会社)は、日本国内の

禁煙の機運の盛り上がりに押されて、積極的に

海外企業を買収して業容を拡大し、現在

売上の6割は海外事業であり、タバコ関連

企業では世界第3位の規模となっている。

現在のJTの主要市場は、日本、フィリピン、

台湾、イタリア、スペイン、英国、ロシア、

ルーマニア、トルコなど。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月23日火曜日

日本人の平均寿命 30年間に5・8歳伸びる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山  茶  花



厚生労働省が発表した2025年における日本人の

平均寿命は、男性が81・09歳、女性が87・13歳。

男性は、前年とほぼ横ばいだったが、女性は

前年より0・01歳短くなった。

0・01歳と言えば、僅か4日ほどのこと。

日本は、女性の平均寿命は40年連続で世界1位を

維持しているが、男性は順位を1つ落として

世界6位となった。

WHO発表のデータでは、2025年度の世界

185ヶ国の平均寿命をランキングでは、

1位  日本      84・46歳   

2位  シンガポール  83・86歳

3位  韓国      83.80歳

4位  スイス     83.33歳

5位  オーストラリア 83・10歳

6位  ノルウェー   82・88歳

34位  中國     77.62歳

46位 アメリカ    76.37歳

87位 北朝鮮     72.64歳

115位 ロシア     70.02歳

下位にはアフリカ諸国が多く、52歳から

60歳台前半に集中する。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月22日月曜日

100歳以上9・9万人 10万人当たり80・58人

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
塔 頭 の 蓮



厚生労働省は9月12日、全国の100歳以上の

高齢者が9月1日時点で、9万9763人に上り、

55年連続で過去最多を更新したと発表。

高齢化とともに、長寿化も進んでいる。

人口10万人当りの100歳以上の人数は80・58人。

都道府県別で見ると、①島根が168・69人と

13年連続で最多となった。

②次いで高知県の157・16人、

③鳥取県の144・63人が続いた。

最少は①埼玉県の48・50人

②愛知県の53.00人、

③大阪府の55.・44人の順に少なかった。

島根県は、[平均寿命]では全国トップでは

ないが、100歳以上まで生きる人の割合で、

圧倒的な強さを誇る。

平均寿命では、男子が29位の78.49歳であり、

女子は2位で86・57歳と女性の長寿が著しい。

専門家は、医療が充実しているだけでなく

古代の出雲王国の歴史と現代まで続く信仰が

人々の心を支え、宍道湖や中海からの豊富な

漁獲、出雲平野の豊かな農作物などの食糧

環境が健康を支えているのも大きいとする。

地域の豊かな暮らしが長寿の支えになっている。

具体的な長寿の支えとなっている背景として

*宍道湖のシジミなど七珍と呼ばれる魚介類。

*地元の旬の野菜や海藻類の日常的な摂取習慣

*森や湖に囲まれたストレスの少ない自然環境

*高齢者の社会参加と地域交流

*健康意識と医療体制 

 女性の糖尿病や肝臓病による死亡が全国最小

*生活習慣の良さ

 喫煙率の低さとバランの良い生活習慣

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月18日木曜日

アフガニスタン東部で地震 死者1400人以上

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
水 仙



米地質調査所(USGS)によると2025年8月31日

午後11時47分ごろ、アフガニスタン・ナンガ

ルハール州ジャララバードの東北東約27Kmの

地点の深さ8Kmを震源とするM6・0の地震が発生。

パキスタンのペシャワールとの中間点近くで、

国境に近い山岳地帯。

9月2日午後4時59分ごろ、最初の震源地近くで

M5・2の地震が発生した。

震源はジャララバードから北東に34Kmの地点。

タリバン政権によると、この迄におよそ

1411人が死亡、3124人が負傷したと発表。

特に被害の大きかったクナール州では600人

以上が死亡し、3つの村が壊滅した。

険しい山岳地形や悪天候の影響で、救助隊の

到達も困難であり、捜索活動は難航。

通信網が途絶した地域もあり、行方不明者の

数は依然多く、死者はさらに増える見込み。

タリバン政権は復興費として14万5000ドル

(約2,200万円)を拠出する方針を示したが、

被害規模があまりにも大きいため、国際社会に

支援要請した。

国連によると、過去10年間でも地震で7,000人

以上が死亡して地震多発地帯。

南西のインドプレートと北のユーラシア大陸

プレートが衝突したところにチベット・

ヒマラヤ山脈が形成されており、西側からは

アラビアプレートが圧迫して来ているプレートが

複雑に絡みあった場所であるため断層も多く、

これまでにも大きな地震が発生してきている。

主な断層としては、チャマン断層、ハリラッド

断層、中央バダフシャン断層、ダルバズ断層。

2005年10月8日には、M7・6地震がパキスタン

北部のカシミール地方で発生し、8万人以上が

死亡し、250万人が家を失っている。

最近、10年間にアフガニスタンで発生した

主な地震では、2015年10月、カブール市

北側から東に延びるヒンドゥークシュ山脈の

北東部でのM7・5の地震では、アフガニスタン、

パキスタン、インドで計400人近くが死亡。

2022年6月、カブールの南 パクティカ州、

ホースト州で発生したM5・9の地震では

1000人以上が死亡。

2023年10月、イランと国境を接するヘラート

州で発生したM6・3の地震では、複数回強い

揺れで数千人の死傷者が出ている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月17日水曜日

小惑星[2024 YR4] 地球ではなく月に衝突か

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
勿 忘 草



24年12月27日に、欧州宇宙機関(ESA)が地球に

接近中の小惑星[2024 YR4]が、2032年12月

22日に地球に衝突する可能性が2・2%の確率で

あると発表した。

25年2月18日に、NASAは地球に衝突する

可能性が3・1%に高まったと発表。

8月に入って、天文学者が地上望遠鏡や宇宙

望遠鏡を用いた観測で、[2024 YR4]が地球に

衝突する危険性は薄れたと発表した。

だが、月に衝突する危険性が高まったと発表。

もし、月に衝突すれば地球人は在りないような

天体の衝突を目にすることが出来ると今度は

期待するようなことを表明する人も出て来た。

しかし、仮に月に衝突したとしても地球人が

無傷で済ませることが出来る保証はない。

専門家は、地球上で直接的な物理的損傷は

ないとしても、月面に居る宇宙飛行士や

インフラに大きな危険性が及ぶ。

更に、飛散した岩石や埃などが地球周回衛星の

スムースな運行や安全性に危険性が及ぶと指摘。

[2024 YR4]は、チリのリオウルタドにある

小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)の

望遠鏡によって発見された。

その2日前には見つかっていたが、太陽光を

反射するだけの[2024 YR4]は、まぶしい

太陽光に紛れて確認が遅れたという。

また、衝突回避には米航空宇宙局(NASA)の

[二重小惑星進路変更実験(DART)]が、22年

9月に比較的大きな親小惑星[ディディモス]の

周囲を回っていたディモルフォスに、探査機を

秒速6Kmのスピードで衝突させて、軌道を

変えさせる実験が成功した成果が大いに

参考になるとされる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月16日火曜日

系外惑星[K2―18b]に生命の兆候を検出

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山 茶 花



この広大な宇宙の中に、人類のような生命体が

存在する地球に似た環境を備えた星、惑星が

ないかと多くの天文学者が探し続けてきた。

最近、太陽系の外にある惑星[K2-18b]で

これまでで最も有望と思われる生命の兆候が

検出されたという。

地球から124光年離れた[K2-18b]は、水素

富む大気を持ち、全体が液体の水で覆われて

おり、人類の居住可能性のある惑星である

[ハイセアン惑星]である可能性があるという。

ジェームズ・ウェッブ望遠鏡の近赤外線

イメージング装置などから以前得られた[K2-

18b]のデータでは、太陽系外惑星の大気中に

メタンと二酸化炭素が豊富に存在することと、

ジメチルスルフィドが検出された可能性が

あることが示されている。

地球上では、ジメチルスルフィドはの分子は、

特に海洋植物プランクトンによってのみ

生成される微生物。

ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが、

2017年に発見した[HAT-P-67b]は、太陽系外の

惑星で、直径は約30万6000kmと、木星の

約2.140倍、地球の約23.99倍あり、これまで

天体の中では[知られている中で最も直径が

大きな惑星]だという。

研究では、太陽系の木星は中心に地球と同じ

くらいの直径と推定される岩石の核があると

推定されており、その周りに大量のガスを

まとっている[巨大ガス惑星]であるとする。

また、これ以上木星にガスを追加しても、

内部が圧縮されてより高密度になるだけで

あり、直径はほとんど増えないか、却って

縮小してしまうと考えられているため、木星の

大きさは天体の大きさの限界だとされている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月15日月曜日

専門家が懸念する大地震 南海トラフと首都直下

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山 茶 花



9月1日防災の日、全国各地で地震などの災害に

備えるための訓練や催しが行われた。

過去の災害を知り、予測される次の災害に

備えを固めることが欠かせない日本だ。

地震の専門家は、懸念される地震を指摘。

今年に入って、鹿児島県の南の十島村にある

悪石島周辺を中心にした群発地震が続いた。

6月から8月にかけての3ヶ月間に2100回を

超える震度1以上の地震が発生しており、

震度3以上では7月の震度6弱を含めて210回を

越えている。

西日本から南では、地下に沈み込んでいる

フィリピン海プレート全体の動きが活発化して

いる可能性があるとも指摘されている。

フィリピン海プレート周辺部では、火山噴火や

こうした一連の動きが、南海トラフ地震の

発生を速める引き金になる可能性を懸念する。

6月から8月にかけては、茨城県北部と南部を

震源とする震度3以上の地震が7回も発生。

東京都や茨城県、千葉県などの南関東地域の

首都直下地震は、30年以内に70%の確率で

起こるとされている。

東京湾北部の深さ60~70Kmの場所に

[地震の巣]と呼ばれる震源密集地帯が存在し、

ここを震源とした地震が、身体にに感じない

小さな揺れも含めると、月に100回ほど発生。

特に東京都区内や周辺の都市では、建物の

崩壊に加えて上水道や下水道が破裂などに

よる生活への影響も県されている。

7月30日に、ロシア・カムチャツカ半島の

東方沖でM8・8の巨大地震が発生し、日本にも

津波が到達した。

この巨大地震の震源となった千島・カムチャ

ツカ海溝の南の端に連なって、東北地方

太平洋沖地震の震源となる日本海溝が存在。

この二つの海溝の繋がる地点付近も、大地震

発生が懸念される確率の高い場所だ。

6月から8月の3ヶ月間に、根室沖と十勝沖で、

震度3以上の地震が7回発生している。

今、最も注意が必要な地震発生確率の高い

場所となっている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月12日金曜日

25年の夏は平年より2・36℃暑かった

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ホタルブクロ



今年の日本の平均気温は平年と比べて2.36度

高く、気象庁が1898年(明治31年)に統計を

取り始めてから最も高い夏だった。

7月30日に、これまで国内で上位に入る高い

気温を記録することのなかった兵庫県や

京都府の観測点の多くで異常な高温を記録。

なかでも、丹波市での41・2℃の記録に仰天。

京都市内の暑さは、常に近畿地方ではトップの

坐を占めているが、この日の記録には山間部の

町の名が多く並び、過去最高気温を記録。

原因として挙げられたのがフェーン現象。

2018年の埼玉県熊谷市と2020年の静岡県

浜松市で記録した41・1℃を上回り、国内観測

史上最高気温を記録したのも束の間、1週間

足らずの8月5日に群馬県伊勢崎市で41・8℃を

観測し、再び国内観測史上最高気温を更新。

この日は、14観測点で40℃を記録している。

更に、この夏は、40℃を超える気温を記録した

日が9日も出る異常な高温続きの夏だった。

地域別で見れば、北日本が特に高く、平年を

3・4度上回っているほか、東日本は2・3度、

西日本も1・7度上回った。

いずれも地域別の統計を取り始めた1946年

(昭和21年)以降で最も高くなった。

原因として気象庁は、偏西風が北に偏った

ことに加え、フィリピン付近やインド洋付近で

積乱雲の発生が非常に活発であったことで、

太平洋高気圧とチベット高気圧の勢力が強く

なったを指摘している。

また、関東地方の南の海域の海水面温度が

30℃にまで上昇し、陸上の暑い空気が滞留し、

暖められた空気の逃げ場がなかったこともある。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月11日木曜日

暑かった北海道 各地で観測史上1位を更新

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
塔 頭 の 蓮



2025年の夏、6月~8月の気温は全国的に

異常で、平均気温が平年より2・34℃高かった。

特に、ショックを与えたのが、夏の北海道は

涼しいという[一般人の常識]をぶち壊したのが

7月23日・24日の最高気温が40度となり

命に関わる危険な暑さになるとの報道。

23日には、北海道内174の観測地点のうち

35ヶ所で35℃以上の猛暑日となり、熱中症

警戒アラートが中部から北部にかけて広範囲に

出され、11地点で観測史上1位の暑さを記録。

現実に、24日には北見市39・0℃、帯広市で

38・8度、佐呂間町で38・6度、知床半島の町、

斜里町でも7月としては観測史上最高の36・8度

まで上昇するなどオホーツク海沿岸地域も

猛暑日となった。

中でも北見市では、最高気温が35℃以上の

[猛暑日]を統計を始めて以来、初めて5日

連続で観測するなど、北海道とは思えない

暑さになった。

[日本一寒い町]が売りの陸別町では、道の駅

オーロラタウン93りくべつに設置されている

温度計は35℃を示したという。

札幌管区気象台によれば、北海道内の7月の

平均気温は平年と比べて4・8度高く、札幌市では

平年の7月の平均気温は21・1℃なのが

今年は25・8℃と4・7℃も高かった。

北海道内全体でも1946年に統計を取り始めて

以来、最も高くなり、中でもオホーツク海側が

平年より6・1℃高くなる極端な暑さとなった。

この原因として専門家は、太平洋高気圧の

勢力が強く、偏西風がサハリン(樺太)付近まで

北上する状態が続いたこと。

更に、高気圧側から吹き込んでくる南西の風が

山を越えて、温度が高い状態で吹き下ろす

[フェーン現象]が発生して、盆地地域など

極地的に気温が上昇したことを指摘。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月10日水曜日

宇宙はどれくらい大きさなのだろうか

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ス イ セ ン



夏の夜、空を見上げると無数の星が煌めく

美しい世界に時間を忘れる。

この宇宙は、138億年前に点にも満たない

極小のエネルギーの塊からはじまり、この

宇宙は誕生し、そこから物質、地球、生命が

生まれ、今、われわれ生命体が地球に居る。

そして、宇宙の大きさは果てしなく、今も

広がり続けていると研究者は言う。

宇宙の起源が、神話の世界のように聞こえる。

研究者は、地球を中心にした465億光年以内に

ある惑星、星、銀河を観測できるので、

この範囲を[観測可能な宇宙]と呼んでいる。

宇宙は誕生以来膨張を続けており、実際の

宇宙は[観測可能な宇宙]よりもかなり大きい

ことが分かっており、また、宇宙が有限なのか

無限なのか、その大きさは現在の観測技術では

推定すら不可能であるという。

光の速さは秒速30万km、地球の7周半の距離。

1光年は、約9兆4600億kmに相当し、約10¹⁶m。

夜空に浮かぶお月さん迄の距離は38万Km。

光の速さでおよそ1・3秒。

太陽までが、約1億5000万Km、光速で8分余。

太陽系は、最も外側にある惑星の海王星までが

約45憶Kmなので直径は90億Kmほどになる。

太陽系が含まれる銀河系の大きさが直径が

直径が約10万~20万光年、厚さが約1000光年の

円盤状になっているとされ、太陽系は銀河系の

中心から約約2万5000光年離れた場所にある。

太陽を含む天の川銀河には、約1兆個の恒星の

存在する集合体である。

宇宙には、この天の川銀河が10万個分を

超えるほど存在するという途方もない大きさ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月9日火曜日

全国各地でカワウによる被害が急増

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
瓊 花  東大寺



カワウの異常繁殖で困らされているのが琵琶湖。

琵琶湖の北部に、信仰の島、竹生島がある。

古来、神の住む島として信仰があった竹生島に、

奈良時代に行基上人が竹生島宝厳寺を開き、

四天王像を安置したことで竹生島信仰が始まる。

現在は西国三十三ヶ所観音霊場の第三十番札所。

元々琵琶湖に、カワウはほとんどいなくて

サギが多かったようだ。

昭和後期から平成初期にかけて,豊富な

餌場が近い竹生島に営巣が急増し、特に捕獲

禁止になってからカワウが急激に増加して,

森林被害 が深刻化した。

滋賀県によると、2008年9月には約7万5千羽を

数え、カワウによる漁獲や森林などへの

被害が深刻化したため、2009年から捕獲に

よる個体数調整が開始された結果、2012年春

には1万羽を下回るまでに減少した。

2022年(令和4年)には17,451羽と増加傾向で

あるが、最近はねぐらを周辺の河川沿いに

移す傾向が強まっているため、全体数は増加。

カワウの糞尿による樹木の枯死や悪臭、

騒音などの被害が拡大し、当該自治体は

対策に苦慮している。

元来、縄文時代からサギ類やカワウなどは、

食用になっており,江戸時代にも広く食用と

され、卵も重宝された。

最近では、川や池で魚を追うカワウが、

普通に見かけられる。

カワウにとって、小魚が豊富に獲れて、

ねぐらになる森や林が多い日本は天国なのだ。

取分け、堀のよって隔絶されている古墳は

別天地になっている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月8日月曜日

夏の夜の風物詩 伝統の在る鵜飼

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ツ  バ  キ



昼間の厚さから解放されて、涼しい川風を

袖から取り込みながら、川辺で鵜飼を楽しむ

のは、夏の最高の納涼観光だろう。

現在、全国で10数ヶ所で鵜飼が行わている。

特に、有名で格式が高いのが、宮内庁式部職で

ある鵜匠によって行われている長良川の鵜飼。

その歴史は、奈良時代、1300年ほど前まで

遡り、また、5世紀末とされている古墳から

首に紐を付けられた鵜が、魚をくわえいる

姿を表した[鵜形埴輪]が出土していることから、

この頃には基本的には現在に近い鵜を用いた

漁が行われていたのだ。

正倉院文書の美濃国の大宝2年(702年)の戸籍に、

鵜養部の名が見えることから、この頃には

鵜飼を生業とする集団が存在したようだ。

鵜飼に使用される鵜は、日立市から供給されて

おり、カワウは賢く、機敏なのでウミウが

使われているという。

長良川の鵜匠は[宮内庁式部職鵜匠]という

非常勤国家公務員で、世襲制だとされる。

鵜の訓練や鵜飼いの時に舟頭を雇うなど

伝統技能を守る経費を賄うために、国からの

給与と地方自治体からの支援が行われている。

このほか、宮内庁には千葉県に鴨場があり

毎年、内閣や議員、外国の外交官を招いて

鴨猟がおこなわれいる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月6日土曜日

地震の[時間予測モデル] 科学的根拠が揺らぐ

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
姫 リ ュ ウ キ ン カ 



カムチャツカ半島沖の地震は、太平洋

プレートが大陸の北米プレートの下に沈み

込むプレート境界で発生する海溝型地震。

太平洋プレートが沈み込む速さは平均で

年8~9cmとされている。

今回の地震は、長さ400~600Kmほどの

海溝の断層が10m前後と、73年前と同じ

程度ズレ動いたと考えらている。

10mズレ動いたとすれば、110~120年分に

なるが、73年ならば5~6mほどなので、

このレベルの歪で、M8・8の地震が発生した

ことに専門家は困惑しているのだ。

これまでの、プレート境界で発生する大地震は、

周期性をもって発生すると理論づけられて

きたが、今回の地震発生は、その理論では

説明が付かないのだ。

巨大地震が発生すると、次の巨大地震発生まで

ひずみが溜まり続ける期間の静穏な期間が

長く続くという考え方の[時間予測モデル]に

基づいて、次の巨大地震発生の確率が算定される。

だが、計算上で理屈に合わない短期間に、

巨大地震が発生するとなると、これまでの

予測モデルを考え直さねばならないことになる。

30年間に発生する確率が80%とした南海

トラフ巨大地震については、確率を見直せば

変動の幅は大きくなるだろうが、防災対策が

進んでいるので大きな影響は生じないとする

のが政府の地震調査委員会の考え方のようだ。

だが、地震発生の[時間予測モデル]で算出された

確率が、果たして科学的根拠に基づいた

信頼性の高いモノなのかどうかも、考え直す

必要があるのではないか。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月5日金曜日

カムチャツカ沖地震 73年前と同じ場所で

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ツ バ キ



7月30日午前8時25分ごろ、カムチャツカ半島

ペトロパブロフスク・カムチャツキーの

東南東126 km、深さ35Kmを震源とする

M8・8の巨大地震が発生した。

この地震発生の10日前の7月20日には、およそ

58Kmと60Km北方を震源としたM7・5と

M7・0の大地震が相次いで発生していた。

30日の巨大地震の前震に当たるのだろう。

気象庁によると、7月30日の巨大地震は、

これまで世界で発生した巨大地震では6番目の

規模の大きさになるという。

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震

(M9・0)は4番目に相当する。

地震発生のメカニズムの専門家や研究者を

困惑させたのは、73年前の1952年11月5日に

およそ110Km東寄りの地点を震源とする

M9・0の巨大地震が発生しており、震源域が

ほぼ重なっていることだ。

この地震の余震域を含めた震源域は、千島

列島の沖合からカムチャツカ半島の沖合に

かけての約600kmに及んだ。

7月30日の地震では、断層が動いた長さは

16・0m、震源域の断層の長さと幅は504km×

91kmとする研究報告がある。

このような巨大地震が73年間だけの間隔で

何故発生したのか説明の根拠が見つからない。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月4日木曜日

「富士山は明日噴火しても不思議でない」

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




気象庁は、4月に富士山の大規模噴火による

降灰などにより、首都圏にどのような影響が

出るかを検討する有識者会議を開き、火山灰

警報の導入を提言した。

富士山が、高度1万mまで噴煙を上げる大規模

噴火をすると火山灰が偏西風に乗って非常に

速い速度で東方向の関東平野に広がる。

100Km離れた東京には、1~2時間で火山灰が

到達し、空が暗くなり地表が火山灰に覆われる。

江戸時代中期の1707年(宝永4年)に発生した

宝永噴火クラスの噴火が起こると、ライフ

ラインが寸断されて都市生活は大混乱に陥る。

宝永噴火は16日間続いたが、2週間も噴火が

続けば、サプライチェーン(供給網)もマヒし

日本経済が沈没しかねない事態になる。

現時点では、マグマのうねりで発生すると

言われる低周波地震や噴気と呼ばれる火山

ガスの噴出が無いので、噴火の兆候は見られない。

だが、前例からすれば、突然火山性地震が増え、

数時間後に噴火することももあり得るとする。

富士山は5600年前から30年に1回は噴火して

いたのに、宝永噴火以降、300年は停止している。

噴火の兆候は、直前に来るので、極端に言えば

明日に噴火が起きても不思議ではないと警告。

他方、地震発生や火山噴火は[熱移送]によって

引起されるとする学者は、富士山噴火は

当面発生しないとしている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月2日火曜日

猛暑が影響か 百日咳・新型コロナ流行増

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ツ  バ  キ



40℃超の猛烈な暑さを記録する観測点が

続出する25年の夏。新型コロナウイルス

感染状況も異常で、厚生労働省は8月15日、

全国約3000ヶ所の定点医療機関から4~10日の

1週間に報告された感染者数が、1医療機関

当り6・13人と前の週の5・53人と比べ1・11倍と、

8週連続で増加した。

今夏は、変異株オミクロン株から派生した

通称[ニンバス]が流行している。

都道府県別でみると、宮崎県が最多で沖縄県、

鹿児島県など南部地域で感染者が多い。

国立健康危機管理研究機構(JIHS)が7月の

最新データでは、国内で約4割を占める。

喉の強い痛みが特徴とされる。

新型コロナウイルスと夏風邪や熱中症の症状が

似ていることから、熱中症だと思って病院を

訪れる患者も出ている。

医師は、高齢者は熱などの症状が乏しくても

医療機関を受診し、重症化を防ぐために

治療を受けてほしいと呼び掛けている。

百日咳の感染者も増え続けており国立健康人。

危機管理研究機構によると、全国で報告された

7月27日までの1週間の感染者数は3399人と

2025年に入ってからの累計感染者数は5万

6000人を超え、これまでで最も多かった

2019年の1万6845人をはるかに上回っている。

新型コロナや百日咳の感染者の拡大は、暑さの

ストレスが長く続くことによって、我々が

免疫系統も含めて疲労をきたしていることも要因。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年9月1日月曜日

南欧はなぜこんなにも暑いのか

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
堤 の ツ バ キ



今年のヨーロッパは、これまで以上に暑い

夏となり、人々は暑さ対策に苦闘している。

6月末に、スペインとポルトガルで45.8℃、

46.6℃を記録するなど、灼熱の夏となっている。

この暑さの原因について専門家は、先ず

地中海の海水温が以前より3℃上昇している。

また、北アフリカにある高気圧が地中海を

越えて南欧の上空に張り出して覆い、ヒート

ドームを形成することが大きな要因だとする。

上空の気温が21℃から24℃と暑く、地中海

からの温かい水蒸気を含み、暑さが一段と

厳しくなるという。

また、近年、気候変動によってジェット気流が

弱まり、蛇行してヒートドームが発生し易く

なっており、南欧に留まり易くなっている。

更に、北極が温かくなっていることで、北

からの冷えた空気の流れが弱まっており、

陸地が広がるヨーロッパは、太陽熱で熱され

易いのも原因だとされる。

フランスを始めとするヨーロッパ各国では

夏は冷涼で、過ごしやすく、冷房機器は不要の

生活習慣が根付いているため、日本では

普及率が91%と高いクーラー設置も、10%

程度だとされる。

この暑さで、扇風機は品切れが続いているが、

急激な気候変動のためクーラー設置は追い

つける状態ではない。

北アフリカの砂漠の熱気を含んだ高気圧が

南欧の上空に張り出してくると熱風となる。

この暑さで、2003年にはヨーロッパ全体で

7万2000人が亡くなり、2023年にも4万7000

人が命を落としているとされる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年8月29日金曜日

台風12号「レンレン」九州横断も寿命1日

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
姫 リ ュ ウ キ ン カ



気象庁は、8月21日午前9時、鹿児島県の南の

海上にあった熱帯低気圧が、鹿児島県薩摩

川内市の西の海上で台風12号に変わったと発表。

台風の名前は[レンレン]で、香港が用意した

名前で[少女の名前]に由来する。

中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は

18m、最大瞬間風速は25mで、暴風域はない。

中心の南側150Km以内と北側110Km以内では、

風速15メートル以上の強い風が吹き、台風

向かって暖かい湿った空気が流れ込んでいる

ため、大気の状態が非常に不安定なっていると

注意を呼び掛けた。

気象庁は、鹿児島県のいちき串木野市付近で、

レーダーによる解析で午後2時30分までの

1時間におよそ120mmの猛烈な雨が降ったと

判断し、[記録的短時間大雨情報]を発表。

台風は16時時点で、日置市付近に上陸し、

22日3時には鹿児島市付近を通り、東へ

ゆっくりと進み九州南部を横断。

22日早朝に日向市付近から日向灘に抜け、

8時時点で日向市沖の南南東約40kmにあって、

北東へゆっくり進み、熱帯低気圧になった。

[レンレン]の寿命は、ほぼ1日と儚い命だった。

台風は発生から熱帯低気圧または温帯低気圧に

変わるまでの期間は平均で5・2日とされている

ので、[レンレン]は非常に短命であった。

理由として、九州南部付近の海水面温度が

30℃と高いために台風の定義である最大風速

17.2m/sを0・8℃超える18m/sとなったが、

直後の上陸で、海上からの温かい水蒸気の

供給が途絶え、更に山地を通ることで急速に

衰えて、1日ほどで熱帯低気圧となった。

過去の統計では、最も短命の台風は、1974年に

発生した台風29号(へスター)で、寿命は3時間。

反対に、これまでの記録に残る最も長寿の

熱帯低気圧は、2023年2月6日にオースト

ラリアの北で発生したサイクロンの[フレ

ディ]
で32日間。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年8月28日木曜日

猛暑が影響か 百日咳・新型コロナ流行増

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
水  仙



40℃超の猛烈な暑さを記録する観測点が

続出する25年の夏。新型コロナウイルスの

感染状況も異常で、厚生労働省は8月15日、

全国約3000ヶ所の定点医療機関から4~10日の

1週間に報告された感染者数が、1医療機関

当り6・13人と前の週の5・53人と比べ1・11倍と、

8週連続で増加した。

今夏は、変異株オミクロン株から派生した

通称[ニンバス]が流行している。

都道府県別でみると、宮崎県が最多で沖縄県、

鹿児島県など南部地域で感染者が多い。

国立健康危機管理研究機構(JIHS)が7月の

最新データでは、国内で約4割を占める。

喉の強い痛みが特徴とされる。

新型コロナウイルスと夏風邪や熱中症の症状が

似ていることから、熱中症だと思って病院を

訪れる患者も出ている。

医師は、高齢者は熱などの症状が乏しくても

医療機関を受診し、重症化を防ぐために

治療を受けてほしいと呼び掛けている。

百日咳の感染者も増え続けており国立健康人。

危機管理研究機構によると、全国で報告された

7月27日までの1週間の感染者数は3399人と

2025年に入ってからの累計感染者数は5万

6000人を超え、これまでで最も多かった

2019年の1万6845人をはるかに上回っている。

新型コロナや百日咳の感染者の拡大は、暑さの

ストレスが長く続くことによって、我々が

免疫系統も含めて疲労をきたしていることも要因。



備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年8月27日水曜日

備蓄米9月以降も販売可能に 新米は高値に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
水  仙



農林水産省は、全国のスーパーで8月10日までの

1週間に販売されたコメの平均価格は、5Kg当り

税込みで3737円と、前の週より195円値上がり

したと発表した。

下がるはずの価格が底を打ち反転したのか。

農林水産省は、5月から随意契約での備蓄米の

売り渡しを始め、新米が出始める8月末までに

売り切るという条件が付いていた。

随意契約米は、21年産米20万トンと20年産米の

10万トン、国会議員がコケコッコーの餌だと

嘲笑した古古古米が中心。

中小小売業者を中心に契約が結ばれたが、

農林水産省によれば、これまでに32万トン分の

売渡契約を結んだが、引き渡しの遅れなどを

理由にキャンセルされた4万トンを除いて、

全体の3割余りにあたる10万トンが8月18日頃

時点で、まだ出荷されていなという。

このため、9月以降も小売業者による販売を

認めると発表。

政府が、想定する5Kg当り1800円と1700円台の

価格帯の備蓄米だ。

銘柄米は、この倍を超える価格で店頭に

並んでいるので、コメ高に苦しむ家庭には

歓迎する決定だ。

一方、高値に張り付いている銘柄米よりは

500円程度は安くなるのではないかと期待

された新米価格は、期待外れで4000円を

可能性があるとの指摘もある。

その原因は8月中旬に、JA全農がコメ農家に

前払いする[概算金]が2024年の1・7倍以上に

決めたことにある。

この価格は、コメ農家からは、大方の予想を

上回る価格だと歓迎の声が聞かれる。

24年に、JA全農が予定していた量のコメを

農家から買い付けられなかったからだ。

買い負けをした反省から、高値に設定したのだ。

消費者無視の、自らの商売優先、利益重視の

方針によるもので、しわ寄せはまた消費者に。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年8月26日火曜日

欧州南部では6月末から異常な熱波に襲われる

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
キ リ の 花



7月上旬、日本国内では各地で猛暑に見舞われ

この後の気温を懸念する声が上がった。

欧州では日本以上に深刻で、7月2日にはパリ

市内42℃を記録し、エッフェル塔が閉鎖される

など、観光客に混乱が発生した。

また子供たちの安全確保のため、2000近くの

学校も休校となった。

6月26日に、スロベニアで38.4℃、29日には

スペインで45.8℃、ポルトガルで46.6℃を、

30日にはフランスで41.9℃など、各地で

6月度の最高気温を記録。

8月に入って、南欧は再び熱波に襲われ、

イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、

バルカン半島の一部では、40℃を超える所も。

内陸のセルビアやコルドバではが44℃に

達する可能性があるとする予報も出された。

気温が40℃超えると共に湿度は20%にも下がり、

南欧を中心に各所で山火事が発生。

消火活動にモロッコから3機の航空機が応援に。

スペイン北西部では30件の火災発生で約4000

人が避難し、緊急部隊兵士約1000人を派遣。

イタリアでは、40℃に達した10都市に[赤色]の

高温警報が発令された。

フランスでは、国土の約4分の3に高温警報。

8月11日には、西欧最大のフランスの原発で

高い気温で異常発生したクラゲが、冷却水の

取入れ口で詰まり、原子炉6基中4基が停止に。

ギリシャでは、高温下の強風の影響で国内

各地で150件以上の山火事が発生し、約5000

人の消防隊員と航空機数十機が消火活動に。

イギリスでは、今年4回目となる熱波に見舞われ、

一部地域では気温が33度に達した。

このため、イングランド全域に対して、[オレ

ンジ]及び[黄色]の高温健康警報が発令された。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年8月25日月曜日

出荷遅れで備蓄米9000トン契約キャンセル

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
シ ャ ク ヤ ク 



農相は、8月5日の会見で、キャンセルされた

政府備蓄米の量は、合わせて約2万9000トンに

上ると明らかにした。

農水省の4回にわたる随意契約による政府。

備蓄米の売渡しの申込確定量の内訳は、

① 5月26・27日申込受付分 

 21万2535t(放出予定22万t)

 令和4年産19万4892t,令和3年産1万7643t

② 5月30日~申込受付分 

 4万4270t(放出予定8万t)

 中小小売事業者向け3万1212t、

 精米能力を有する米穀小売店向け1万3058t

③ 6月11日~申込受付分 

 3万3454t(放出予定12万t(先行分))

 大手小売業者2万7584t、

 中小小売事業者1710t、

 精米能力を有する米穀小売店4160t

となり、合計で29万259t。

この内で、②の5月30日~申込受付分以降は

放出予定分に対して申込受付分がかなり少なく、

引渡しが申込条件に合致しなかっただけでなく、

契約上の売却期限8月末までに販売しきれないと

判断した業者が多かった。

このことから、8月1日の時点で20事業者が、

キャンセルや数量を減らすとした数量が、

約9000トンに上ることが明らかになった。

6月初旬に申し込んだ備蓄米が、2カ月経っても

手元に届いていないという小売り店の声が

多数あるなど、出荷の遅れが原因している。

随契米は当初すごく素早く流通したが、その

状態は持続していないとの指摘も。

小泉農水大臣は、精米能力の限界や物流の

制約で、出荷の[目詰まり]が発生している

ことを認め、まずはしっかりと8月末での

売り切りに、全力で取組んでいきたいとする。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年8月22日金曜日

トカラ地震発生から50日 地下のダイクが震源に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ヤ マ ア ジ サ イ



トカラ列島近海では2025年6月21日より、

悪石島と小宝島の間を中心に地震活動が活発化し

8月8日までに、震度1以上の地震が2017回発生、

7月2日に最大規模となるM5・6を、7月3日には

悪石島で最大震度である6弱を観測した。

この2つの島の間、約35Kmの間を中心に

トカラ列島、12の島々の周辺には、[トカラ

ギャップ]と呼ばれる水深1,000m程の海底谷が

存在しており、渡瀬線と呼ばれる陸棲動物の

生物地理区境界ともなっている。

この地域に、震源が集中していることについて

マグマだまりから上昇して来たマグマが、

岩盤の割れ目に、幅広く板状に貫入して板状の

ダイクとなり、貫入した各所での岩盤破壊や

圧力の変化が地震を誘発しているとされる。

トカラ群発地震は、他の大きな地震を誘発する

可能性は少ないとされるも、近くでは1771年に

発生した八重山地震(推定M7.4)は、明和地震と

呼ばれ高さ30〜40mの巨大津波が発生して、

石垣島を中心に合計で約1万2000人にも及ぶ

犠牲者が出た。

更に、トカラ列島を含む南西諸島では、

1911年にM8.0と推定される喜界島地震が発生し、

高さ数mの津波が南西諸島の島々を襲い、

数十人の犠牲者が出たとされている。

専門家が、軽視できないとして指摘している

のは、トカラ列島下のマグマは、超巨大な

カルデラ噴火を起こした喜界島カルデラと

繋がっていることだとする。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





カムチャツカ地震 1952年に同じで震源M9・0

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
キ リ の 花



7月30日に、カムチャッカ半島沖で巨大地震が

発生し、気象庁は太平洋沿岸地域に最大3mの

津波警報を出した。

アメリカ合衆国地質調査所(USGS)による

地震の詳細は、7月29日23時24分52秒、州都

ペトロパブロフスク・カムチャツキーの

東南東約126 km、震源の深さは35・0 km。

震源域は、長さ560Km、幅100Kmに及ぶ。

記録では、1952年11月5日午前1時58分ごろ

同じ場所を震源とするM9・0の地震が発生。

この地震による津波は、千島列島に最大

18mの津波が発生し、日本でも宮城県沖などに

3mの津波が来襲した。

この巨大地震の震源域や余震の分布範囲を

示すデーターが、今回の地震の震源域と

重なって見えることに専門家は困惑している。

規模としては2倍になる巨大地震発生から

73年しか経過していない時点で、同様規模の

巨大地震が発生。

この震源域では、太平洋プレートが陸側の

北米プレートの下に、年8㎝の速度でもぐり

込んでおり、実際のデータだと400年~500年に

1回地震が発生する計算だとする。

ごく短い期間に、再び巨大地震が発生した

ことを踏まえ、専門家は2011年の東北地方

太平洋沖地震地震後の発生間隔などを考える

うえで分析を進める必要があると指摘。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





2025年8月21日木曜日

中国で[チクングニア熱] 米渡航警報発出か

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




米保健当局は7月末に、中国南部の広東省で

拡大している蚊媒介の感染症[チクングニア熱]が

流行して言うことを受けて、米国から中国への

渡航警報を発令する見通しであると報じた。

7月末までに、広東省の12都市で、25年に

入ってから確認されたチクングニア熱の

感染者は4,824人に上る。

アフリカ、アジア、欧州、アメリカ大陸、

インド洋および太平洋の島々などを含む

110以上の国でも確認されている。

[チクングニア]とはアフリカの現地語で

[かがんで歩く]という意味で、患者が関節の

痛みにより腰を曲げる様子から名付けられた。

チクングニア熱は、主にネッタイシマカや

ヒトスジシマカを媒介とするウイルス性疾患で

感染すると高熱や激しい関節痛に襲われる。

新生児や65歳以上の高齢者、高血圧や心臓病

などの基礎疾患を持つ人ら感染すると、重症

化するリスクがあるので注意が必要。

中国当局は、感染者数が5,000人に迫る中、

市民に対して蚊に刺されないように網戸の

設置や長袖の着用を推奨しているほか、

水耕栽培の植物など、蚊の発生源となる場所を

点検し、対策を講じるよう指示している。

現在のところ、特効薬はまだなく、また

人から人へ感染する証拠も確認されていない。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?