飼料用やエタノール生産向けのトウモロコシ需要が
毎年増え続けて、２０１１年５月には１ブッシェルが
７．９ドルの史上最高値を付けた。
今年も世界の生産量の４割を占めるアメリカが
作付を増やし、豊作が予測されている。
世界的な供給量の増大にもかかわらず、価格は
６ドル台の高値水準を維持するとされている。
供給増を飲み込む中国の飼料向け輸入増。
消費者物価指数（ＣＰI)の上下のカギを握る
重要性を備えているのが豚肉価格。
インフレ抑制のカギを握るのがトウモロコシの
潤沢な供給であるために、豚肉の需要増に備え
今後共トウモロコシの輸入は増え続けることに。
生産地のアメリカでは、ガソリン代替用のエタ
ノール向けの需要が食品などその他を上回り
ガソリン価格の高止まりで価格は下がりそうにない。
加えて、懐が豊かになった生産農家は価格下落
防止に備えた貯蔵サイロの増設も盛んだ。
増産が続くトウモロコシは、豊作になっても国際
市場価格の安値は望めそうにないようだ。
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