今年は東シナ海で大量に発生する水蒸気が
川のように連続して北九州に流れ込んで豪雨が
続く「バックビルディング」現象が起り、熊本県から
大分県を中心に大きな被害が発生した。
梅雨末期にしばしば発生する集中豪雨に備えた
警戒態勢が取られていたが想定外の規模だった。
中国でも７月２０日から２２日にかけ、東北部から
内陸部にかけて各地で雷や突風を伴う大雨が
降り、大きな被害が出ている。
特に、年間の降水量が５７０ｍｍ程度と降水量が
少なく、水不足に苦しめられている北京市で
２１日から２２日未明にかけて大雨が降り続き
北京市中央部では２００ｍｍ以上を記録した。
６１年ぶりとなる記録的な雨で市内各所が水没し
多くの車が放置され、市内の交通はマヒ状態に。
移動できぬ人、北区出来ない人などで大混乱に。
市内からの排水に備えた設備投資がなおざりに
されて来た付けが回った形に市民の不満も爆発。
市政府は６１年ぶりの雨を繰返すばかりだったが、
大雨から４日後の２５日、北京市政府は郭金龍
市長と吉林副市長の辞任を発表した。
２３日に発表されていた死者３７人が、大幅に増え
１０００人規模になる憶測が飛び交う中での辞任だ。
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