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2009年2月28日土曜日

風邪薬に注意


ゴッホ  ひまわりと花瓶  油絵10号



インフルエンザが全国的に大流行しましたが、2月に

入ってからは蔓延する力もやや弱り、良い傾向が出て

来ました。

しかし、受験シーズンでもあり、受験生を持つ親にとっては

気がかりなインフルエンザでした。

特にAソ連型という、流行が予測されていたA香港型には

効果が認められていた風邪薬のタミフルが、このAソ連型

には効かなかったことが、大流行につながってしまいました。

風邪にかかった患者の半数がAソ連型でした。

取り敢えずは薬をと、症状の悪化に備えて、市販の薬を

飲んだ人も多かったことでしょうが、特に受験日の当日の

薬服用は厳禁です。

大抵の風邪薬には、くしゃみや鼻水を止めるために

抗ヒスタミンの成分が配合されています。

この抗ヒスタミンは、風邪の症状を抑える働きはありますが

困ったことに、同時に脳の中枢にも働いて、脳の働きを

抑える悪戯もするのです。

そのために、眠気が出たり、物事に集中する気力や

判断力を低下させてしまいます。

受験時にあってはならない、状態になる恐れが非常

大きいのです。

辞任にまで追い込まれた、どこかの国の大臣が居ましたが

あれは、確かに風邪薬の影響もあったでしょうが、それ以上に

アルコールの相乗作用も大きかったでしょう。

それ以前に、責任感やわきまえが無かったことなので、

全てを風邪薬の責任にするのは酷なことでしょう。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2009年2月27日金曜日

待たれる電気自動車

モネ  睡蓮  油絵  10号



ガソリン価格が1リットルが180円超えという悪夢の時期

から半年がたって、今、産油国では原油価格が、当時の

5分の1近くまで値下がりしており、当時には置き場に困る

ほど集まって来ていたお金が、瞬く間に消えて、建設途中の

ビルなどの大型工事も中断しかねない状況です。

膨れ上がった国家財政が、原油の価格に依存している

ために、現在の価格では国の予算が立てられず、貯め

込んだ資産を換金してでも、資金を作らねばならないという

キリギリス生活に陥っています。

しかし、次のオイルショックでは、ガソリン価格が1リットル

当り200円~250円になることは避けられません。

金融危機による資金不足で、新しい油田の開発などに

必要な新規投資が止まっているため、石油の需要が

増えてきた時の、次のオイルショックは非常に深刻です。

そこで大きな期待が掛かっているのが次世代の自動車の

一つである電気自動車です。

リチウム電池を備えていて、家庭電源で充電が可能であり、

1回のフル充電で90~160Kmの走行が可能です。

1Km走行当りの電気代が1円程度ですから、ガソリン

1リットルで15Km走行だと、電気では15円となります。

現在の価格が1リットルが90円とすれば6分の1です。

すでに何台かの電気自動車が町を走っていますが、この

夏からは、2000台以上の台数になり、当初は公官庁や

会社関係からの普及になります。

日本政府は、2020年までに、国内で生産される新車の

2台に1台は電気自動車にする目標を掲げています。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?





2009年2月26日木曜日

おでん の季節

ゴッホ  アイリス  油絵 10号



材料に拘らなければ、手軽に作り置きもできて、ボリューム

感も在って楽しめる料理におでんがあります。

関西では、昔は「関東煮(かんとだき)」と呼んでいましたが

今は関東煮ののぼりや旗を備えた屋台も見かけなく

なってしまいました。

今のおでんは、関西の一般料理風の薄味で煮込んだのが

主流なっていますが、厳密にいえば関東煮は濃い味付けを

指して区別されているようです。

オヤツ代わりにおでんを買って食べている子供の姿を

見かけることもなくなりましたが、竹串に指したタマゴは

ご馳走でした。

室町時代に起源を持つそうですが、数少ない歴史のある

伝統料理と言えそうです。

当初は、竹串に刺して煮込んだものを田楽と呼んでいたのが

でん(田)に丁寧言葉の「お」をつけてオデンとなったと

されています。

突き通して刺すことを田楽刺しといいますが、この料理の

形から出ているのでしょう。

また、突き刺すのを田楽と言うのは、古くは奈良時代に

中国から伝わった散楽から派生した田楽の所作に由来

しているようです。

室町時代に、一時非常に盛んになった田楽は、田植えの

時に田楽座の人たちが、田の神への奉納の田楽踊をして、

早乙女たちを囃したてる所作の中に、竹馬状の棒(竹など)

を田に突き立てて曲芸をする高足から来ています。

おでんは色々な伝承を持ち、歴史のある伝統料理ですね。









2009年2月25日水曜日

要介護にならないために

ドガ 舞台の踊り子  油絵 10号



寒くなれば外へ出るのは厭になり、どうしても家の中に

籠もりがちになるのは避けられません。

誰しもわざわざ寒い、冷たい思いをしに外出することは

ないということでしょう。

冬眠をしているクマやカエルなどとは違って、人間は

彼らと同じようには行かない動物なのですね。

最低限の運動と、運動をするためのエネルギーを体内に

取り込まないといけない厄介な生物なのです。

明日の一日の生活に備えて、今日、最低限の体力を

蓄えなければならないのです。

それでも年とともに筋肉や神経、また骨などが衰えてきて

徐々に体力が失われて行きますが、それを少しでも防ぐ

ように、先延ばしする努力が欠かせません。

ロコモテイブ シンドローム、通称ロコモという言葉が

あり、寝たきりにならないために何をする事が必要なのか

が問題とされています。

ロコモは、要介護が必要になる状態のことを差します。

日常的な、運動、特に散歩や軽い体操をして、常に身体を

動かしていることが最低条件です。

自分が、ロコモに近づいているかどうかの判断基準に

目を閉じて片足立ちが15秒以上できるか、また、椅子から

立ち上がって3m先までの往復するのに11秒以下で

出来るかのテストが上げられています。

やってみると、片足立ちはなかなか難しく、残念ながら

黄信号でした。




2009年2月24日火曜日

インフルエンザ

モネ  ひまわり  油絵  10号


インフルエンザが依然として全国規模で広がっています。

全国の保健所への報告のまとめで見れば、日本の国内は

警報が出っ放しの真赤々な状態です。

1月末よりは、全国規模で少しは新規の患者の発生数も

減少に向かっていて落着いてきているようですが、未だ

罹っていない人は十分に注意が必要です。

学級閉鎖に追い込まれた学校の数では、大阪府が最高で

1250校を超え、次いで兵庫県で780校超えとなっていて

首都圏を凌ぐありがたくない地位を得ています。

特に関西地区では引き続いて注意が欠かせません。

流行の当初から言われていたように、大方の予測の

A香港型ではなくて、Aソ連型が半数を超えていて、肝心の

予防薬のタミフルが効かずに、大流行になってしまいました。

丁度、学期末試験から、入学試験の時期に差しかかって

いるために、将来が決まる試験の日に、インフルエンザで

受験が出来なかったり、実力が出せなかったりすれば

気の毒としか言いようがないことになってしまいます。

日常から、インフルエンザに罹らないような備えを充分に

しておくことが基本であること代わりがありません。

風邪を引いたと判った時は、風邪薬を飲むことが最も

手近な対処法だと考えてしまいがちですが、注意しなければ

ならないのは、大半の風邪薬には神経を眠らせる成分

物事に集中できなくなったり、眠気を誘う成分が含まれて

いますので、試験の当日に風邪薬を飲むことは、充分に

注意をする必要があります。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2009年2月23日月曜日

ツグミの鳴き声

ピカソ 玉葱と書物のある静物  油絵 10号



通りかかった住宅の塀にかぶさった庭木の茂みに隠れる

ようにして、1羽のツグミが塀の上に居るのに出会いました。

2mも離れていない距離で、相手を確かめるかのように

こちらを見つめています。

しばしば散歩で行く公園や広場では、ピョンピョンと跳ね

ながら餌を探しているツグミを見かけます。

散歩で通り抜ける100m余りの芝生の広場の真ん中に

立って、ツグミの姿をさがすと少ない時でも3~4羽の

姿が確認できます。

先日の夕暮れ近い時間に数えた時は、7羽もの姿を

見つける事ができました。

シベリアなどからやって来るときは集団になって飛来し

日本に着けば、餌のありそうな畑や広場の芝生などの

ある場所を生活圏にして過ごすようですが、中には

一匹狼のように、住宅地を巡っているのも居ます。

人懐っこくて、目を会わさないように無視して近づけば

時には2mほどまで近づける大胆さを備えています。

こんな時は、跳ねるのではなくて飛立って少し先で背筋を

伸ばして首を上げて、何者だと言いたげに、見つめる姿に

愛嬌があって憎めない鳥です。

時には、カッカッとかケッケッと聞こえる警戒の声を上げ

たりします。

昨日は、キュルキュルと聞こえる声を出して近くの木へ

飛立ちましたが、めったに鳴き声を聞くことのできない

無口な鳥で、このために「口をつぐむ」鳥とされて、ここから

ツグミと名がついたと言われています。

ばらばらになって無口で過ごす鳥も、晩春に出会った時は

20羽以上も集まっていて、鳴き声を聞けました。

故郷の北国へ帰る直前のことでした。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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2009年2月22日日曜日

ローマ時代の合コン

ピカソ  カンバスと静物  油絵 10号


バレンタインデーにもらったチョコレートが、食べきれずに

まだ残っている人や、もったいないと後生大事に残して

いる人も居れば、余りものも回ってこなかって食べ損なった

人もいて、悲喜こもごもだったことでしょう。

この日にチョコレートを贈るなんてことを流行らせたのは

70年余り前の神戸のチョコレート屋さん。

今では、この日に備えてチョコレート屋さんは大忙しで

年間の商売の20%がバレンタインデーに集中します。

チョコレートだけに固定しているのは、日本だけのことで、

欧米では男女がお互いに、色々な小物やカードをを贈る

ことがある程度ですから、チョコレートメーカーの策略が

成功している代表例ですね。

なぜ、女性から男性へ贈るのかも、日本から始まった

ことで、女性が公然と男性にアプローチが許される日ですね。

2月14日がバレンタインデーと呼ばれるようになった由来は

3世紀のローマ時代ですから非常に歴史のある記念日です。

男と女が一緒に生活できなかったローマ時代の祭りで

祭りの間だけ若い男女がペアで出会えました。

神様の祝日で、樽に女性が書いて入れた名前を引いた

男性と、祭りの期間だけ付き合いが出来たのが2月14日

だったのです。

皇帝が主宰した大掛かりな「合コン」だったのです。

男女の交際の取持ちの禁を破ったキリスト教の司祭が

処刑されたのが翌日の祝日だったので、後に司祭の名前

バレンタインをとって、キリスト教の行事日とし、2月14日を

バレンタインデーと呼ぶようになったとあります。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2009年2月21日土曜日

カモの来る池

ピカソ   鏡に向かう少女 油絵 10号



晴れた休日の午後、自転車で少し離れた、幾つかの

池がある山裾へ出かけました。

2~300坪程度の小さな池でも、最近では池の主に

なっているカルガモだけでなく、カモの姿を見ることが

できます。

たまに、カモが泳ぐ姿を描きこむために写生をしている

人もいますが、カモの姿を見ようとすれば、少し奥にある

大きな池に行かねばなりません。

カモたちは毎年、やって来る池を決めているようで、この

池だけは、他に比べてカモの種類や数も多く、探鳥の

グループや写真を撮る人が集まっています。

すでに双眼鏡でカモたちを観察している人や、三脚に

大きな望遠レンズを備え付けて、カモを追っかけている

人が多くやってきていました。

やはり人気はオシドリで、この日も幸に一組のオシドリ

を見つける事ができましたが、双眼鏡も持ってくるのを

忘れたのが悔やまれました。

メスを巡って、くるくると回りながら忙しく動き回るオスの

マガモの姿が最も目立っています。

ここでも主となっているカルガモも多く居ますが、この

時期は遠来のマガモたちに占拠されてしまっています。

茶色の頭をしたコガモの姿も見え、遠くに名前の判らない

黒い頭をしたカモが見えます。

望遠レンズでしきりに、その黒頭のカモを追っかけている

ようなので、珍しい種類のカモだったのでしょう。

近くでカイツブリが、自分の存在をアピールするかの様に

しきりに潜ったり顔を出したりしているのが愉快でした。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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2009年2月20日金曜日

地産地消

ゴッホ ユリのある静物 油絵 10号



国道沿いの地域のスーパーマーケットで地産地消と

看板に大書されているのを見かけました。

以来、この地産地消という言葉を意識するようになり、

気を付けていると、近くのスーパーなどでもPRの文章や

チラシなどでもよく使われています。

単純にこの言葉を解釈して、この地域で生産されたもの、

主として野菜類を、美味しく食べられる新鮮なうちに提供

していますよ、或いは、この地域の野菜類を重点的に

仕入れをして提供して、地域起こしに協力している企業

ですよ、というように理解しています。

しかし、元はと言えば単純に、新鮮さや地域起こしの要素

備えてはいるようですが、20年余り前に生まれた

地産地消の言葉は、もっと日常的な生活の改善運動に

由来するようです。

農林水産省の生活改善の担当部署が計画した東北地方

での食生活改善・向上の対策事業が言葉の始まりでした。

塩分の多いみそ汁や漬物に偏重する食生活を、多様な

野菜類を摂取するように地域内の農産物の多様化を

図り、健康の改善を目指すと共に、減反政策にもプラスに

なることを盛り込んだ大きな目標を備えた計画でした。

米作一本やりの農業生産から、多様な地域の特産物を

生み出して収入の安定化を図る農業生産の改革運動でも

あったのです。

先日は、いつの間にか消えてしまった、地域の伝統野菜が

復活されて、地産地消と書かれたコーナーに並んでいました。

また、チラシには、地産地消の波に乗って、注目の・・・ と。



2009年2月19日木曜日

菜の花の季節に

エッフェル塔の見える通り  油絵 10号






2月も中旬になって各地から春の花便りが伝えられる

ようになってきました。

奈良の二月堂のお水取りの行事の準備も始まっています。

11日には、お松明に使用される太い竹が二月堂の下に

運び込まれてきて、立てかけられています。

通りかかった山手の公園の垣に沿って菜の花が植え

られていましたが、良く伸びた茎の先にはすでに花が

勢い良く開いていました。

気温が15度を超えるような日が続いていたので、一気に

開花したようです。

でも半分以上の株は蕾の状態で中には、未だ春への

備えが出来て無くて、これからとのんびりしている晩生の

株も混じり、育ち方がてんでバラバラの凸凹な状態が

目立っている花の列でした。

アブラナの系統なので、花が咲き出している茎や蕾を

付けている茎の先を摘んで食べればおいしそうです。

そうすれば、育ちの遅れているのと開花を合せられて

綺麗な花の列になるよ、と話題になりました。

新年早々に、房総や渥美半島、また鹿児島の開聞岳

周辺では菜の花が咲き始めていて、菜の花祭りが行はれ

例年、一足早い春を楽しんでいます。

特に指宿市では、数十万本と言われる菜の花が咲き揃い

黄色一色の春の世界になります。

菜の花前線が北上してきていますが、暖冬で、本州中部

でも3月に入れば咲き揃いそうです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?










2009年2月18日水曜日

ヤドリギの寄生する大木

パリの街角の賑わい  油絵  10号





住宅が立て込む中に所々に立ち木が屋根の上に出て

いるのが目に付きます。

ひと際高く突き出ているのがケヤキとクスノキなどです。

葉を落としているケヤキの中の大木が、幾つもの丸い

大きなボールを取り付けたように緑の葉があり、不自然

ながら常緑樹のようにも映ります。

木の全体にヤドリギが寄生しているのです。

公園近くの林の一角のケヤキらしい数本の木にも、多くの

ヤドリギが見られますが、この街中の木は、特に目立って

いて、名物にもなっているようです。

胸高径が数十センチはある大木のケヤキが枯れないかと

心配する人も居ますが、一般的にはヤドリギが寄生して

枯れることは無いと言います。

逆に、ヤドリギ自身が光合成をする能力を備えているので

緑化にはプラスだとする考え方もあり、ここのケースでは

冬には良く目立つのでランドマークになるので、プラス面の

方が大きいことになるでしょう。

公園の中に1本のムクロジの巨木があり、数メートル程の

位置の二股に分かれた所に1本の細い竹が生えています。


孟宗竹のような大きな竹ではないですが、何処から

運ばれて来たのか不思議です。

竹に花が咲いた時に、ネズミが小鳥が種を運んで来た

のでしょうが、ネズミでは無いでしょうが、鳥が巣を造る

目的で運んで来た中に竹の実が付いた小枝があったの

だろうという結論になりましたが、真実はさて?

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?









2009年2月17日火曜日

もう筍が

フェンカのヨット  油絵  10号




2月もまだ半ば、14日には静岡県内では26度を超える

非常に高い気温を記録しています。

北海道に低気圧があって南から暖かい風が吹き込んで

気温がぐんぐん上がり、新記録となる気温を記録しました。

春が一気にやって来たのでフキノトウやツクシなども

さぞ戸惑っていたことでしょう。

また、驚いたののは、早や掘りでも知られている京都の

向日市の竹林では、早くもタケノコが収穫されています。

10~15cmほどの可愛い大きさですが、3~5本が

籠に入れられて販売されていますが、初物なので値段は

「目」が飛び出るほどの高値でした。

この暖かさで、春の到来に備えて土の中で待機している

植物たちは、さぞあわてていることでしょう。

ラジオニュースでは、ウグイスの初鳴きの報告を伝えて

いました。

九州の南の地域でしたが、ここでも長年の記録と比較して

例年より10日ほども早い新記録だったそうです。

地球の温暖化が言われていますが、特異な条件が重なって

起こる異常なケースもあるでしょうが、環境は確かに

温暖化に向かっているようですね。

動物の生態系にも大きな変化が起こってきているよう

ですから、衣料品代が安上がりになるとばかりは言って

居れないようです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?








2009年2月16日月曜日

夜明け前のカラス

凱旋門のある通り  油絵  10号



朝5時半、駅まで人を送ってから、夜明け前の真っ暗な

公園を通り抜け、回り道をして家に帰ることにしました。

1月の下旬で冷え込みが並みで無い中を、冒険半分

物好き半分の気持ちで夜明け前の公園の中を街灯の

灯りを頼りに歩きました。

氷点下になっている中、寒さに備えてマフラーで耳を

覆い、首に巻きつけて達磨のような格好です。

昼の明るい時間に歩いている時には、見慣れている

はずの物が異なる物に見え、時にはギョッとしたり,

ドキリとしたりしながらの散歩になりました。

でも考えれば、夏にはこの時間は大勢の人が朝の散歩や

通勤で通るコースであり、ビクッとしながらすれ違った人も

いつも通りの通勤で駅に向かうだけのことです。

そんな公園の道筋に、高く伸びた松の木が数本あり

その中の木の天辺近くから突然カラスが啼きだしました。

止まっている位置の見当はついても、姿は暗闇の中。

ここからいつも夕方に帰ってゆく森までは2Kmほどあり

こんな離れて孤立したような場所でカラスが夜を過ごして

居るのは意外なことでした。

カラスの社会にも、ハグレ者が居るのか、森まで帰り着け

ないと知って、ここを一夜のネグラとしたのかは判りません。

3度ほど啼いて、後は声を聞きませんでしたが、その

場所に居ることを知らせたかったのか、寂しかったのか

なんだか不安さが感じられる抑揚の声です。

家の近くまで来た時に、お寺の鐘の音が聞こえて来まし

たが、冷え込みのためか澄んだ音色に感じられました。




2009年2月15日日曜日

電子黒板の時代に?

卓上の果物  油絵  10号



ITに慣れ親しむ子供達が多くなり、携帯電話などの端末

機器を所有する比率が高まって来ている中で、小学校の

教室で、電子黒板の導入が広まりつつあるという記事が

出ていました。

あらかじめ先生がパソコン内で準備しておいた原稿を

電子黒板に映し出して事業を進めると言うものです。

画像や写真などの多彩な情報や資料を瞬時に、表示

できるので、事業の内容も格段に豊富になり、スピード

アップにつながると思えます。

先生にしてみれば、後ろ向きになっている時間が少なくなり

子供達に向き合って授業を進められる利点も強調され

ています。

しかし、導入には1台当たり、数十万円も必要であると

されていますから、予算の厳しい自治体が多い中で、

そんなに容易には、備えられるものではありません。

先生が黒板に書く事柄を、一つ一つ、聞き漏らさないように

しながら、ノートに必死で書き写す時代が懐かしく思い

出される時代になってしまうのかも知れません。

少子化によって、小学校などの学校数が毎年200校も

減っていることもあり、また、黒板からホワイトボードへ

変わることもあって、黒板の生産数がこのところ激減して

いるようです、

ひと頃の1/4程度しか生産されなくなっているとと言い

ますから驚きです。

先生が黒板に向かって字を書いている間にふざけていると

振り向きざまにチョークが飛んでくる必殺技を持った

先生を思い出しました。



2009年2月14日土曜日

黄砂の時期が始まる

花と青い花瓶  油絵  10号



2月に入って、今年も中国大陸からの黄砂の飛来が

始まりました。

月初めには微量ながら、日本の北部地域で観測されて

いたのが、11日には広範囲に飛来が見られました。

12日、朝から好天でしたが、午後には10Km先の山が

霞んで見えなくなり、晴れた12日には入日を楽しみにして

やって来ていた人たちを落胆させてしまいました。

中国の黄土地帯では開墾され尽くされてしまった畑地が

広がっていて、水不足のために見るだけでも乾燥化が

進んでいることが判ります。

また、ゴビやタクラマカンの砂漠では、石炭の露天掘りや

レンガ用の粘土を取るために至るところが掘り返されて

表土が砂塵となって舞い上がっています。

最近5年間ほどの間で、黄砂の飛来度合いが著しく

多くなっているのは、農地の乾燥化、草原の消滅による

表土の露出、さらに荒地化が急速に進んでいるからです。

著しい砂漠化防止と緑化に備えた植林などにも積極的に

取り組んではいても、原状回復だけで100年かかるとか。

日本国内でも車だけでなく洗濯物の汚染、更にはレタスや

キャベツなど、生食される葉を巻く野菜にとっては、黄砂の

降砂は深刻な問題となります。

さらに工場の煤煙や化学物質が黄砂に付着していることも

観測されているため、一段の健康への備えが不可欠です。

黄砂で市街が覆い包まれ、年々砂漠が郊外に迫っている

北京市でひどさに、朱鎔基前首相が、このままでは北京

市は遷都せざるを得なくなると言った話があるほどです。



2009年2月13日金曜日

花粉が飛び始める

アンスリウム  油絵  10号



2月の上旬に入って日本列島が花粉の飛散に覆われ

始めました。

まだ、関西から以西の地域でスギ花粉の飛散が見られ

ますが、中旬に入ると既に、静岡県の伊豆地域を中心に

やや多い状態に入っています。

冬ばれの好天気だと喜んでおられない時期に入って

来ています。

2月の下旬には、関東から東北地域でもスギ花粉が

飛び始めますので、花粉症の人は充分な備えが必要です。

3月になるとスギ花粉は北海道までの全国が花粉列島と

なりますが、南からヒノキ花粉が飛び始めていますので

暫らくは苦しみの日々が続きそうです。

今年は、昨年度より全国的に飛散量がやや多いようです。

ヒノキ花粉の飛散が収まる頃になると、続いて広葉樹林

のある地域ではナラの仲間の花粉が飛び始めます。

この花粉にアレルギーを持っている人は要注意です。

また、草花の中でススメノテッポウやススメノカタビラ

などの花粉も花粉症の原因となりますので、気になる人は

むやみやたらに草原で寝そべったり、遊んだりすることは

禁物です。

花粉症に備える予防法は、勿論マスクは欠かせませんが

外出から帰った時に、防止や上着などに付いている

花粉を丁寧に払って家に入ることと、手や顔を洗うことに

心がけましょう。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?





2009年2月12日木曜日

冬晴れの山道

ひまわり畑  油絵  10号

今年になって初めて、朝から午後まで快晴に恵まれた。

待ち兼ねたようにハイキングなどに繰り出してくる人で

駅頭の待合せに都合のよい目印周辺は、多くのグループ

で賑わっている。

駅員もお勧めのハイキングコースの案内地図を配る

サービス振り。

春や秋のシーズンには臨時バスも出ているコースへ

向かう人は、バス待ちで長い列。

臨時便は出ないようだが、他人事ながら乗り切れるのかな

と心配にもなる。

歩きなれたコースへぶらりと出発して、一時間ほどで

春は桜の美しい山裾の公園に着いて小休止。

女性の数人のグループもこちらへ向かってきていたので、

彼女らがやってくるまでと、休みながらカメラや手袋など

小物を点検して、コースに備えるうちに、女性軍団が

やってくる気配に急いで出発する。

山の中の道は静けさに包まれていて、足音さえ耳に入らず

夢幻の世界にいるような錯覚に捉われる。

秋なら足元の落ち葉を踏む音や、ヒヨドリの声が聞こえる

のが、冬最中の今は無音の世界で、この「静けさの音」の

雰囲気はこの時期でないと味わえないもの。

路肩のあちこちにイノシシが掘り返したあとが残っている

ので、夜の方が賑やかになるのかもしれない。

道には木漏れ日が描く、丸い輪が連なっていて面白い

模様を描いている。

夏には道を覆っていたモミジなどのある一角は、暗い

トンネルから出て、暖かい陽の光が射す世界に変わり

ついつい空を見上げて太陽を探すことになる。

冬晴れの山道は自然の静けさがうれしい。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?






2009年2月11日水曜日

立寒椿

青い花瓶のバラ  油絵  10号




初冬から咲き始めていたサザンカも、今では落花盛んの

時期となり、木の下は散り敷いた花びらが美しいです。

鉢植えの小さな木から、幹の太さが20cm以上もあり

そうな巨木まで、花の少ないこの時期の慰みの花として

古から愛されてきたのでしょう。

樹高が3mにもなりそうな木に、立寒椿という名が付け

れていました。

ツバキとサザンカはどこが違うのかは、区別が非常に

難しいようです。

単純に葉にギザギザが無くて(少なくて)、葉に厚みが

あり、緑が深いのがツバキだと、聞いたことがあって以来

そのように思っていたのですが、もっと単純に、花びらが

ばらばらになって落ちるのがザザンカで、花びらが

まとまった花の形のまま落ちるのがツバキだとの解説を

見てからは、それを区別の基本にしてきました。

しかし、その後から、また混乱が始まりました。

「立寒椿」です。

本によれば、寒椿は一般に高さが50~60cmほどにしか

ならないとあり、また、「立ち」は木が真直ぐ上のほうへ

伸びて背高になる意味だとありました。

ならば、寒椿の中で、背が高くなる性質を備えているのが

「立寒椿」だと理解すればよい訳です。

ここから混乱です。

立寒椿は、他のサザンカと同じような時期から咲き始めて

花びらは、ばらばらに散り、将にサザンカそのものです。

解説には、「サザンカ」との注釈が付いていました。

ツバキにも混乱させるものがあります。

奈良の3銘椿の一つ、伝香寺の「ちり椿」で、花びらが

ばらばらになって散り落ちる「武士(もののふ)の椿」です。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?









2009年2月10日火曜日

アオサギ

赤いアステイルベの花  油絵  10号



川沿いの道を歩いている時に、オバサンたちが3人、

向い側の家の方を見上げながら、なんだか気持ちが

悪いとか、大きいね、と言うような会話が耳に入りました。

皆が見ている方向をチラッと見たものの何も見当たらず

向い側の家のベランダにネコでも居るのだろうと思い

歩き続けました。

少し先に行ってから振り見てみると大屋根の棟瓦の上に

アオサギが止まっていたのです。

確かに、普段は余り見かけない大きな鳥なので格好の

話題になっていたのでしょう。

川辺や池端で、小魚やカエルなどを狙って突っ立っいる

姿は、それなりに風格を備えていて、置物か銅像のよう

にも見えます。

コサギなどに比べると、倍以上も図体が大きい鳥ながら

思いの外、神経質で30mほども近づけば飛立って

しまいます。

日本にいるサギの仲間では最大で、話題のトキよりも

やや大きめの鳥です。

ハイキングの途中で、天理教の大きな建物の屋根の

鬼瓦の上に、アオサギが止まっているのを見かけた

仲間が、あれは飾り物かな、と訝り、話題になったことを

思い出します。

羽根を広げると、2mほどもあるので、平等院の鳳凰の

積もりで居るのだろうな、と話し合ったものでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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2009年2月9日月曜日

ヒイラギと鬼

黄色いアステイルベの花  油絵 10号



11月の下旬にハイキングで通りかかった家の垣根の

ヒイラギが花の時期でした。

丁度、花が満開で一面に真っ白な小さな花が付いていて

甘い香りが微かに漂い、蜜に引き寄せられて集まって

来るコバエのような虫の羽音がブーンと聞こえました。

形良く整えられた垣根ですが、泥棒には効き目があっても

根元の方は、すでに小枝も無くなっていて、ネズミやネコ

の侵入防止には役立ちそうにはありません。

ネズミが開けた穴や通り道にヒイラギの葉を詰めて、侵入

防止の備えにしていた頃を思い出しますが、節分の日に

ヒイラギが鬼払いに使われる習慣はまだ健在です。

今年も立春の日に多くの家の玄関に、イワシの頭と

共にヒイラギの葉が取り付けてあるのを見かけました。

この習慣は既に、1100年ほどの歴史を持っている

ことになるのです。

紀貫之が土佐日記の中で、大晦日の日にヒイラギの

葉に魚の頭を付けて厄払いをすることに触れており、

平安時代の早い時期には在った庶民の風習です。

しかし、当時は、イワシではなくボラの頭が使われて

いたようで、イワシになったのは近年のようです。

ヒイラギの葉のトゲは、鬼の目を突き、また鬼はイワシ

を焼く臭いを嫌うので、鬼の侵入を防ぐ役目を果たします。

ヒリヒリと痛むことを古語で「ひひらく」ということから、

ヒイラギの名前が生まれ、また「柊」の字は純国産です。

日本の国をヒイラギの葉とイワシの頭で取り囲んで

アメリカ生まれの「不景気鬼」の侵入を防ぎたいですね。



2009年2月8日日曜日

鬼は外

卓上の花  油絵  10号



節分の日は冷たい雨が降って冬の季節を感じましたが

日が変わると、幸に晴れ間ものぞく天候になって、やはり

立春だなと感じる日でした。

さすがに、昔ほど家の外へ派手に豆をまく家庭も少なく

と、言うよりは子供も余り乗らなくなったのか、通りに

豆が落ちている場面には出くわしませんでした。

幼稚園や保育園では、この日に備えて鬼の面や衣装

準備に忙しいようですが、子供達にとっては、楽しい

行事の一つです。

通りでは古い構えを残すお家では、大抵、イワシの頭を

付けたヒイラギの葉が玄関脇に取り付けられていて

行事の健在さをうれしく思いました。

街の中を歩いているとこんなお店でもと思うほど、多くの

店の前に巻き寿司を積み上げて、店の人かアルバイト

アルバイトらしき人が売り込みに当っています。

恵方を向いて巻寿司を丸かぶりするということが近年

寿司屋の策略で盛んになって、家庭での節分の行事が

豆まきよりも巻寿司を食べる方に傾いているようにすら

思われるのが残念です。

奈良時代以前に、中国から伝わった追儺(ついな)と

呼ばれる厄払い、鬼払いの行事で、宮中で大晦日に

行われていたといいますから、1300年ほどの伝統を

行事なのですね。

今、アメリカ生まれのとんでもない大鬼が日本の国を

荒らしているので、皆で豆を撒いて鬼追いをしましょう。


2009年2月7日土曜日

火渡りの行事

ガーベラのある花瓶  油絵  10号



久しぶりに火渡りの行事に参加することが出来ました。

飛鳥にある飛鳥寺の前身の法興寺が平城京への遷都に

ともなって移り、名前を元興寺となり南都六大寺の一つと

して栄えました。

しかし、荘厳な様式を備えた堂宇も、室町時代に土一揆に

巻き込まれて金堂などの主な建物は焼失し、残った

僧房の極楽坊が世界遺産に登録されています。

節分の日に、この極楽坊の前庭で山伏によって護摩が

焚かれて柴燈大護摩供が行われ、多くの参拝者や観光客

が訪れていました。

護摩供のあと、護摩壇の焼けた丸太が並べられて、

火渡り式がおこなれました。

火渡りを行った人は200人近く居たと思いますが、今回は

順番が後ろの方になってしまい、素足で渡るにしても

それ程、気合が入っていた訳でも無かったと思いますが

余り熱さを感じませんでした。

始めて参加した時は、足の裏に塩を付けても熱くて、

飛び跳ねるようにして丸太を渡った記憶があるだけに

少し寂しかったですが、これで年越しの厄払いが出来たと

納得して、降り出した雨の中で豆まきにも参加し、家族分

の福豆をゲットして、満足な一日となりました。

修験道の本山である金峰山寺がある吉野山があるので

大和では、護摩供の祈願がよく行われますが、火渡りの

行事が行われているのは珍しく、この日はカメラを持った

写真マニアが多くやってきていました。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?