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2009年2月1日日曜日

天満宮の臥牛も忙しい

青い花瓶のあるテーブル  油絵  10号



今年は丑年ですが、牛といえば天満宮が思い浮かびます。

菅原道真が牛に縁が深かった関係から、天満宮では

牛は天神さんのお使いとなっているわけです。

天満宮だけでなく、牛の関係する牛頭天王信仰や五穀

豊穣、安全祈願など様々で、奈良を初め全国各地の

神社などでも見かけられます。

埴輪にも牛の埴輪がありますから、古墳時代には既に

農耕用に飼育されていたようなので、農業の神様の使い

として石造などが造られているところもあります。

しかし、なんといっても天満宮でも、京都の北野天満宮の

「撫牛(なでうし)」が有名です。

最近は、受験に備えて、合格祈願に訪れる受験生が

非常に多く、臥牛も頭を撫でる人が圧倒的に多いために

青銅製の牛の頭はツルツルです。

ここには、境内のあちらこちらに臥牛の像が置かれています。

また大阪天満宮の臥牛も合格祈願や商売繁盛、病気

平癒などを祈願する人たちが撫でる頭、膝、角などは

光り輝いていて、ありがたさを感じさせるほどです。

牛の部分部分を撫でて願をかける「撫牛信仰」は江戸

時代に始まったとされていますが、「びんずるさん」と

呼ばれているお釈迦さんの弟子であった賓頭廬尊者

(びんずるそんじゃ)の坐像も同じように、像の患部に

当る場所を撫でて病気を回復を願う信仰が各地にあります。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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