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2008年1月31日木曜日

寒気団の来襲に備えは?




赤い花と花瓶  油絵  10号





寒気団の南下のたびに、海が荒れ、吹雪く

日本海側では当たり前のようになっていますが、

年に2~3回、多い年でも数回は、近畿地方の

中部までは雪を見ることがあります。


今年は、どうやら寒気団が強いのか、回数が

多くなりそうな感じです。


先日、絵画展への誘いを断って、寒い中を、

ある遺跡の現地説明会に参加してきました。


寒さに備えて、充分、気をつけて厚着をしたつもり

ですが結局は風邪を引いて、後が大変でした。


屋外で、風をさえぎるものが何も無い吹き

さらしの現場です。


いけなかったのは、時間を間違えて、開始

30分以上も前に到着してしまったことです。


説明時間を含めて2時間ほども、寒さに

震える「寒気風呂」に入った状態でした。

体が冷え切ってしまうと、建物の中に

入っても、少々のことでは、身体に温かさが

戻ってきません。


お酒を飲んでも、胃に強い刺激を感じる

だけで、足先まで全身が温まる状態には

ならず、反対に苦しさを感じる有様でした。


「寒の行をするにも程がある」と医者から一言。

日頃の鍛錬が足りないかなどと、負け惜しみ

を妻にいいながら、咳込む日が続いています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




2008年1月30日水曜日

サザンカの花



青い花瓶の花  油絵  10号





庭や並木沿いにも見かける、この季節の

花はサザンカでしょう。

春に備えて、梅の蕾も膨らんできていますが

まだ、しばらく時間がかかりそうです。


赤と白、中にはピンクがかったのや二色

になっているものもあります。

お寺の庭には、良く植えられています。


寒々とした庭に咲く山茶花の花は、色紙や

絵画の題材としても好まれています。

今の季節では、お茶席には欠かせない

花の一つでしょう。


公園を歩いていると、ひときわ目立つのか

「立寒椿」の花です。

花が半分以上も散ってしまって、下の芝生

は赤い絨毯を敷いたように見えます。


椿なのか、サザンカなのか区別に迷う花です。

椿は木の背が低いが、背が高いので「立ち」

寒椿と呼ばれるそうですが、葉はサザンカと

同じように鋸状になっていて、肉厚も薄いです。


花びらは、一枚づつ、はらはらと散っています。

椿は、花びらは抜けるように、ボタッと落ち、葉は

艶があって肉厚と、思っていましたが、必ずしも

その通りではないのです。


花びらが一枚づつ外れて落ちるので、「こぼれ椿」

と呼ばれる椿もあります。

蝶と蛾ように、蝶なのか、蛾なのか区別が

出来ない、お互いの特色を持っている中間的な

個体がいるように、椿とサザンかも、

種類が多くは無いですが、中間的な個体が

あるようです。


花を見て楽しむ側には、どちらでも良い話ですが。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年1月29日火曜日

リュウゼツランの花



卓上の花  油絵  10号



冬は花の少ない季節とはいっても、

大寒の最中にも結構な数の花が、

散歩の途中にも見受けられます。




花屋さんの店頭には、季節感を

狂わせる絵画の花の世界です。

春や秋の花に混じって熱帯の蘭

の花まであります。


赤や白いサザンカの花は、

いま盛りです。

時折、つがいや、群れを作った

メジロが花の間を渡って行くのに

出会うことが出来ます。


先日、初めてテレビではありまし

たが、リュウゼツランの花を見ました。

リュウゼツランの名前は、花の形状

が龍の舌に似ていることに由来すると

説明がありました。


しかし、沢山付いている雄蕊や雌蕊

らしきものや長く伸びた花茎に段状

についた花房の形からも龍の姿は

思い浮かびませんでした。


勢い良く上に伸びた3メートルほども

ある花茎と花の蕊を、龍の舌先に当

てて、リュウゼツランの名前が付いた

のでしょうね?


今美しいのは、蝋梅です。

香りが当り一面に広がっていて、花の

咲いていることが、直ぐに判るほどの

強い香りです。


香りは、冬らしい非常に強い芳香が

ありますが、うっかり花を取ろうと手を

出したりすると鋭い棘に指先を刺される

ことになるので、用心が必要です。


美しい花に、トゲは付きものです。

備えよ常に!備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




2008年1月28日月曜日

日本海の荒波




朝日の富士山  油絵  10号



寒気団が、次々と日本海側にやって

くるシーズンになりました。


丁度この頃は、カニのシーズンです。

京阪神からは、日帰りでも手軽に

行けるバスのツアーがパックで

多く案内されてきます。


旅行社や駅頭のチラシは無論、

ダイレクトメールや折込など、

かに、かに、カニ です。


シーズンには、一度はと、楽しみに

している人も多いのですが、早朝に出て、

夜は遅い帰りですから、発着地までの

往復に近い人には便利ですが、他の

交通手段を利用しなければならない

人には、時間が気になるところです。


数年も前のことですが、少し無理をして

朝早くに家を出て参加しました。


丁度、低気圧が近づいている頃でした

ので、到着後、海岸へ打ち寄せる日本海

の荒波を楽しみ、東山魁夷画伯の絵画

世界のようだ、と唐招提寺にある「濤声」

が話題になったりしました。


食事も満足で、楽しく友人と過ごせた

のですが、帰りが大変でした。

スキー帰りの車などで渋滞が続き、時間

遅れに備えてパスしてくれれば良いのに、

規定どおりに土産物屋で時間を食い、

結局帰着地へに到着が2時間近く遅れて、

帰宅できませんでした。


疲れが一気に出て、もう二度と参加しないと、

文句を言ったものでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




2008年1月27日日曜日

柵の手袋




ピカソ  カンバスと静物  油絵  10号



冬は落し物の多い季節です。

観光客の多い通りや参道などを歩いていると、

落し物が道の横の柵や木の枝などに引っ掛けて、

落とし主が探しに来るのを待っている場面を

良く見かけます。


コートやジャンパーに手袋やハンカチなどを

突っ込んでいて、何かを取り出すときに、

落とすのでしょう。


落し物のNo。1は、やはり、手袋のようです。

マフラーや帽子も少なくはありません。

寒さに備えて身に着けるものですから、

見当たらなければ、寒さを感じて直ぐに

気がつくことでしょう。



反対に、汗ばむような暖かい日には、ポケット

にも入り難い代物ですから手に持っていたり、

バッグなどに引っ掛けていて、落としてしまう

のでしょうね。


観光地へ高級品の手袋やマフラーを身に

付けて行って落としてしまったら大変です。


高級な手袋の片方が落ちているのを見つけた

ときにはどうするのでしょうか。

拾った人は、特別に高級なものと判断でき

なければ、また、高級品だと思っても片方

だからと、やはり同じように、柵や塀などに

置いてゆくのではないでしょうか。


遺失物法の定めもありますが、マフラー

などと違って手袋の片方は、拾った人は、

届出よりも近くの目立ちそうなところを

選んで置いておくのが一般的だとおもいます。


手袋、帽子、マフラー、ハンカチなどが、

参道の道端でご主人が迎えに来てくれるのを

気長に待っています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?




2008年1月26日土曜日

カラスの風乗り



アルプスの雷鳥  油絵 10号



久々に電線がビュービューと鳴いている

寒い中を散歩しました。


既に、落ち葉も吹き飛ばされてしまった

後なのでしょう水たまりの中にしか残って

いません。


カラスが斜めに飛ばされるように飛んでいます。

もちろん、カラスたちは、目的地の山の

方向へ真直ぐ飛んで行く積りなのでしょうが、

向かう方向とは、かなりずれた方向へ

押しやられているようです。


さえぎる物が無い空では、賢者のカラスも

風の力には、どうしようもないようです。



たまたま帰る途中でヘリコプターが上空を

飛んでゆくのを見て、カラスを思い出しました。



ヘリコプターは、風に流される力を計算して

でしょうか、機体を進行方向に対して、斜めに

飛んでいました。

あらかじめ角度をつけて飛んでいるようです。

ヨットのセイリングの帆の角度と同じ操縦法

なのでしょうね?



するとカラスは、案外風を楽しんでいるのかも

知れません。

風の弱い時や風の息の間に、風が出てきた時に

備えて、風が吹いてくる方向に向かって飛んで

おいて、出てきた風に、目的方向に風に乗せて

もらって、運んでもらうのでしょう。

「風乗り」の技を披露していたのかも、とカラスの

賢さを思いながら帰りました。



塔の風鐸のなる音が響いています。

絵画に描かれた法隆寺の五重塔の風鐸を

思い出しました。

少々の風では揺れない重いものですが、高い音を

出していることからも風の強さが感じ取れます。



風が強いだけでなく、頬や耳が痛くなる冷たい

西風でした。


備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心非常持出袋の準備は?






2008年1月25日金曜日

冬の嵐



東尋坊  油絵  10号


朝にはこの冬で、何度目かの氷点下を

記録しましたが、今日は、終日、お日さん

の顔を見ることもなく、どんよりとした空を

黒い雪雲が強い風に押し流されています。


北欧の絵画の風景に描かれる、黒い雲

の集団です。

山にぶっつかった、雲の集団が渦を

巻いていて、龍が昇る情景を思はせる

ようなダイナミックな雲の動きが、運が

よければみられるのですが、車か電車の

窓からでしか期待ができません。


写真にとっても、このときの様子は、

とても記録は出来ないのですが絵を

描ける人には、この情景を残せるのが

特権でしょうね。


空を走る雲の集団のスピードも意外と速く、

電車のスピードとほぼ同じです。

時速では、4~50kmほどの速さのようです。

西北から、山を乗り越えて押し出してくる

黒雲はモンスターそのものの様相をしています。

駅に降り立った時には、既に、黒雲に

覆われていてミゾレになっていました。



何より風が強いので、携帯の小さな傘では、

横なぐりのミゾレを防ぎきれず、ズボンの裾は

濡れるに任せるしかない有様でした。

台風並みの風で、被害が出ているところも

あったようです。



冬の嵐です。

内陸だからといって、備えをおろそかにして、

油断をしていると大変な目に会います。


備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋の準備は?



2008年1月24日木曜日

また大雪の予報が。。




バウバウの木と夕日  油絵  10号


先日は、瀬戸内でも雪が積もり、岡山では、

8年ぶりだ、だとか,中には、13年ぶり、と

いう年配の人もおられました。


橋のガードにトラックが突っ込んだ事故の後が、

生々しく残っていました。

川に転落でもしていたら、大変なことでした。

雪に対しての備えの無い地域では、雪は

「恐ろしいもの」です。


奈良盆地を白く化粧仕上げをしましたが、

夜半に雨から雪に変わったものでしたので、

木々の上や草むら以外は、シャーベット上で、

美しいと言うものではありませんでした。


お寺や鹿などを狙って、雪の降っている朝は、

観光客よりも写真や絵画のマニアの人数の

方が多いぐらいです。


それぞれの人には狙いのポイントがあるので、

場所取りもヒートアップ。

雪景色見物の軽い気持ちで、所かわず歩き

回ると、景色や雰囲気を壊す、とクレームが出ます。


最近は暖冬の影響からか、雪が積もることも減って

いるようでなおさら、マニアの人々には、「雪待ち」

の気持ちが強いようです。


平成18年には大雪で、北越では雪で孤立

する集落が出ましたが、やはり記録的なのは、

昭和38年の通称、三八豪雪で、丹後地方では、

集落が雪に埋まり、交通路は寸断されておおきな

雪害がでました。


楽しめる雪、待ち遠しい雪のレベルでは

良いのですが、日常生活を脅かす大雪は、

歓迎できません。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。


安全と安心非常持出袋の準備は?


2008年1月23日水曜日

地球温暖化で雪質も変わる




寒気団が南下しているとの天気予報どおり、

朝から冷え込みが強くなり、今年初めての

雪が舞っていました。


近畿地方の中央部で雪が積もる回数も、

毎年減っているようです。

雪景色の写真を撮ろうと待ちかねている人や、

好きなポイントの雪の日の絵画を描こうとして

いる人たちには残念な傾向が続いているようです。


ただ少なくなっただけでなく、今年の北海道の

雪は例年に比べて重たいとそうです。


手で雪をすくうとサラサラと流れるのではなく、

べたっとしていて、水分が多いと言いますから、

東北地方の雪と替わらなくなってきているようです。

これも、地球温暖化の影響らしいです。



北海道のスキー場の人気は、なんと言っても

さらさらの雪質です。

本州の北陸から山陰地方と同じような、重たい雪で

積雪の量も、多くなければ、北海道だからという

いままでの人気がなくなってしまって、スキーを

楽しむ人たちにとっては大ショックです。

自然相手に、雪質の変化に備えた、特別の

対策も出来ず、観光産業にとっても、大きな

問題になってきそうです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心非常持出袋の準備は?

2008年1月22日火曜日

雪の朝


樹氷  油絵  10号

雪の降った朝は、「雪の音」がします。
ひとの歩く音、バイクの音、また、人々の

話し声にも普段とは異なる柔らか味が

感じられます。


積もった雪が、音を反射させるときに、

独特の「音」に加工してくれるのです


12月や1月の雪は、重たい雪で、

水分が多く、日が昇るとすぐに溶け

出してします。


山の木々が樹冠の雪を載せて稜線を

描き出し、山裾からは風が雪を巻き

上げている山水の絵画にでてくる世界は、

重たい雪の降る地域では、期待ををして

いても見ることはできません。


夕暮れ時や、夜に、お月さんがタイミング

よく出演してくれると、山に見る雪と月は

最高の見せ場となります。


雪が残っていて、夜は晴れていて、

お月さんが登場するというような場面は、

いまの住まいに移り住んでから,数年

あまりですが、1~2度しかありませんでした。


位置関係から、上弦の頃から満月の頃に、

舞台が設営できれば、期待が大きいの

ですが、今日の雪は昼前に消えてしまいました。


いつでも雪見酒が出来るように準備をして

おかなければと家内を促したら、勝手なこと

ばかり言って、と相手にされませんでした。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心の非常持出袋の準備は?






2008年1月21日月曜日

雨の日の美術館





テーブルのガーベラ  油絵 10号



冷たい雨が降る中を、当ても無く散歩をしていて

ふと、美術館をのぞいてみました。


天気の良い休日などでは、とてもゆっくりと立ち

止まっては見ておられない絵画の前でも、1~2人の

人しかいない状態でした。


普段は見ることが無い、絵の具の重なりや、合せ方

なども間近で観察できる幸運に巡り合うことができて

納得の一日でした。


わざわざ、混雑するのが判っていながらも、釣られるように

足を運んでしまう余裕の無さを改めて反省する日でも

ありました。



映画館も同じで、週末や日祭日は、たいていは満席です。

ウィークデイに行けばと思いながらも、最初から

見たいと言う気持ちがあるために、あらかじめ時間を

調べておく必要があります。



こうなれば、気ままに、行きずりに、とはなりません。

ウィークデイの映画館は、経験からは、落着かない

ものです。


ガラーンとした観客席で、行くところ無くて、ここへ

来ているという気持ちが、こころの余裕をなくさせて

しまいます。


観る、というのと、観せられている、という心のあり方の

差なのでしょうか?


いつ何処ででも、楽しみたいものは、楽しむのだとの

心の備えも必要なのでしょう。


備えよ常に!備えあれば憂いなし」ですね。

安全と安心非常持出袋









2008年1月20日日曜日

ヨーロッパのツアー






ピカソ 鏡に向かう少女  油絵 10号




ウィーンを中心に、1918年の崩壊まで

650年間ほども君臨し、大帝国を築いた

ハプスブルグ家の遺産は将に、世界遺産

だと思います。


中央ヨーロッパを旅行して、観光に訪れる

場所の大半で、ハプスブルグ家の名前が

出てきます。


とりわけ、ウィーン美術館は、ハプスブルグ

家繁栄の歴史が詰まった膨大なコレクション

で有名です。


帝國の崩壊前、30年間に花開いた世紀末

の芸術のなかで、クリムトやシーラーの絵画

の収蔵でも有名です。


日本人だけでなく、世界の人たちが、一度は

訪れたいあこがれの土地ですね。


最近のヨーロッパ方面のパックツアーでは、

たいていは、一箇所は美術のファンに備えて、

美術館や博物館の見学がセットされている

ことが多いです。



中には、美術館めぐりに重点を置いたツアーも

見受けられます。

駆け足でヨーロッパの国々を巡って、5カ国

だとか、6カ国だとか訪問国の数を競っている

パックツアーのパンフレットは、空疎な感じが

して、人気が無いのでは、と思います。



やはり、訪問した国、地域の伝統文化や

残された絵画や遺跡を通じて、見聞を広め

られる深みのある旅行をしたいものです。



あらかじめ、訪問地の博物館では、これを

この美術館では、これをと楽しみにして

いてのが、行ってみると、貸し出し中で、

見られず、がっかりすることもあります。



お目当ての作品などは、出発前に、確実に

見られるかどうかを、調べておくことが

大切ですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋は?






2008年1月19日土曜日

大掃除のこと


花と花瓶  油絵  10号



年末の大掃除の時の話です。

大掃除といっても、子供の頃に覚えている、

畳を上げ、たんすを動かしてする大掛かりなのは、

最近、先ず見かけなくなりました。


風が吹き通り、暖をとる場所も無い大層な掃除で、

各家が好きな日にするのではなく、地域ごとに

決まっていたように思います。


掃除が済んだ後に、他の家の埃が舞い込んだり、

出したゴミの収集処理などの問題があったためと

思います。


こどもの仕事は、庭掃除と窓などのガラス拭き。

厭だったのが、障子洗い。

遊び半分で、障子に穴を開けて破くまでは良いの

ですが、冷たい水で洗う仕事が辛かったことを

思い出します。


吸塵できる掃除機の普及などが、大掛かりな掃除の

必要性をなくしてくれた功労者の一つでしょう。

大掃除が一斉に実施することがなくなり、たんすの

裏側や机の下などの普段の掃除で行き届いていない

ところを重点的にするようになって、大掃除に対する

抵抗感も和らぎました。


昨年の掃除の際、壁にかけていた絵画の額の裏に

隠しておいたへそくりを家内に見つけ出されたことが

話題になりました。


今の泥棒が探すポイントは、壁にかけている写真

などの裏側は当然として、冷蔵庫、仏壇、たんす

などらしいです。


家内に見つかった場合は、半分ぐらいは戻って

くるでしょうが、泥棒であった場合は、戻りません

ので備えには、ご用心。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

心と安全の、非常持出袋の備えは?


2008年1月18日金曜日

ウィーンの世紀末の芸術




クリムト 「接吻」  複製画 10号


週末の夜、テレビで、世界遺産の番組を

見ていました。


ウィーンでの世紀末芸術を取り上げて

いました。

19世紀の末から30年間にウィーンで

花開いた退廃と官能の赤裸々な人間の

本性をテーマにした絵画群が一つの

テーマでした。


この時代は、建築や、音楽でも今まで

には見られなかった特徴を持った芸術や

文化がウィーンで花開いたと解説されて

いました。


その時代の芸術家群の中の一人で、

時代を代表するクリムトの話が出て

きていました。


私には、全く馴染みも記憶にも

無かった人でしたが、ある時、このクリムトに

無我夢中の人に出会ったことがあり、

クリムトの名前を覚えていたので、興味を

持ってこの番組を見ました。


この時代の音楽家として、マーラーが

紹介されていましたが、マーラーのフアンの

人は、奇人とまでは言わないまでも、一般人

とは異なる性格の人が多いと聞いたことを

思い出しました。

曲が哲学的なのでしょう。


政治家にマーラーの好きな人が居ますが、

ちょっとしっくりとは結びつかないような

雰囲気を感じました。

厳しい、ストレスの溜まる日々の政治の

世界から、一時的にでも逃避して、癒しを

得るには、マーラーの世界が良いのかな、

と思ったりもしました。


どんな鉄人でも四六時中、ストレス中では、

体が持たないでしょう。

人間には、あらかじめ逃げ込める世界を

準備しておく備えが必要ですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

非常持出袋の準備は?





2008年1月17日木曜日

阪神淡路大震災から13年 備えは?




モネ  「印象 日の出」  油絵  10号



駅の構内にお正月の美術館などの催しの

案内のポスターが貼られています。


その中に、絵画の冒険と言うテーマで、

開催されている美術館の案内がありました。


絵画と冒険という言葉の組み合わせが

奇異に思えましたが、抽象画が世に出て

きた時代を指して、作風を冒険といって

いるのだろうと推測して、納得しました。


最初は、トムソーヤーの冒険が、頭に

浮かんできて冒険の意味の関連を

想像したりもしました。


モネも大きな冒険をした結果が、印象派

の流れのきっかけになったのでしょうね。

題材の、「印象 日の出」が象徴的ですね。


その後がいけなかったのです。

電車に乗ってから、直ぐ横のつり革を

持っている中年の男が酔っ払いだと

気付いたのは、次々と乗り込んでくる

乗客で、移動が難しくなった頃でした。

覚悟を決めて辛抱することにしました。


会社の同僚のことなのか、しきりに

ぶつぶつと言いながら前に座っている

人に「そうだろう?」などと同意を求め

たりしています。


酒臭い臭いに閉口しましたが、幸い

特に他人にからむこともなく、10分ほどの

所で下車して行きましたが、これから

新年宴会や寒いので帰りに一杯組み

などが増えてきます。


電車に乗るときには、酔っ払いに備え

周辺に注意を払わねばと思いました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

非常持出袋の備えは?






2008年1月16日水曜日

戎さんと大黒さん


樹氷  油絵 10号



関西の戎祭りで賑わう西宮や今宮のエベッサンを

描いた大きな絵画が掲げられているところを、時々

見かけます。

9日から11日までの3日間は、商売人にとっては、

何がなんでもエベッサンに、参らないと新しい年が

始まらないというのが、一般的な考え方でした。


仕事始めは、エベッサンが終わってからということです。

でも、現代的なのかどうかは別にして、奈良のなら町

の一角にある春日大社の末社、恵比寿神社の

戎祭りは、仕事始めの5日に行われます。


また、春日大社にある佐良気神社の戎祭りは、

7日です。

間の6日には、三輪大社のえびす神社のお祭りと

奈良では連日の戎祭りです。


祭りのスケールの大きさで、エベッサンは10日と、

阪神間では一般的に思われてしまっているのですね。



戎さんと対で庶民に深い信仰があるのが、大黒さん。

大黒さんはインドから来た神様です。

もともとは、憤怒の相をした、暗黒の神様で

非常に怖い神様だったそうです。



破壊と豊穣の神様だったのが、豊穣の方が

協調され、日本古来の、大国主命の説話と

ひっついて、袋をかつだ、今の大黒さんに

なりました。



大国主命が「根の国」で、ネズミに助けられた

ところから、今でも、ネズミがお供をしていて、

いつでも安心して食事にありつける米俵の

上に居ます。

飽食におぼれないようにしましょう。

備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。

非常持出袋は?



2008年1月15日火曜日

遅い初詣でした


山水蓬莱図  油絵   10号




今年は、非常に寒い年明けでした。

幸い、その後は、暖かい日が続いたので、

初詣を兼ねた人たちで、各地の神社は

賑わっていました。

私も、暖かい時間帯に合わせて、少し足を

延ばして神社にお参りに行きましたが、

本殿の前まで入って大勢の人が同時に

参拝できる元日の設営から、普段通りの

お賽銭箱を拝殿の前に置く形に戻して

いたために大勢の人たちが並んで順番を

待たねばならない状態でした。


週に1、2度はお参りをしているし、大晦日

にも、参拝をしたことだからと、列には

並ばずに、離れたところからお参りをしました。


家に帰って話すと、いったい何をするために

行ったの、と咎められましたが、でも、

あの列の後ろに並んで、順番を待つ気持ちには、

とてもなれなかったのですが。。


絵画に、この神社の初詣の情景を描いた

ものが在ります。

題材が初詣となっていますが、実際とは

大違いの賑わい振りです。



アルバイトの人たちも、契約が今日までなのか

拝殿の周辺を片付けたり、掃除をしているのも

混雑を一層ひどくしているようです。


普段通りということなのでしょう、ガードマンの

姿も見えず、混雑に対する備えは、特に見られ

ませんでした。



おみくじ売り場の前も黒山の人だかりで、晴れ着

姿の娘さんには大変です。

着崩れでもしたら、どうするのでしょう、などと

余計な心配もしました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

非常持出袋は?




2008年1月14日月曜日

泥はねには罰則があります






ピカソ  鏡に向かう少女   油絵 10号




泥はねの被害にあってからしばらくして、

友人との会話の中で、同じような被害に

あった話が出ました。


友人の話では、直ぐに、警察に届ければ、

相手から洗濯代程度は、出してもらえるのに、

とのことでした。


法律を調べてみると、道路交通法には、

安全運転のための遵守規定があって、

泥はねで通行者に迷惑をかける

ことは、遵守規定違反でしたし、ちゃんと

罰則もありました。


タクシーやバスなどの場合には、会社名や

行き先などの特徴を覚えておいて、直接、

会社に届け出れば、担当者が現場にいた

車を調べてくれて、運転者に状況を聞き、

気付いていなかったとしても、妥当と判断して

もらえれば詫びと500円程度の洗濯代を

払ってくれる所が一般的なようです。


でも、走り去る乗用車の場合には、相手を

特定するのが並大抵ではなく、もし、車番などを

覚えていて、警察に届け出ても、調べだした相手が

覚えがないと否認すれば目撃者などの第三者が

居ない限り、解決が難しいとのことです。


やはり、常に自分自身が、泥はねの被害に

あわないように、備えをして、注意をしていることが

ベストなのですね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
非常持出袋の備えは?





2008年1月13日日曜日

福を願って



滝  油絵  10号





難波の今宮戎と、西宮の西宮戎は非常に大勢の

参拝客を集めて11日の「残りえびす」で、幕を

閉じました。

この二つの戎祭りで、毎年ニュースとして、報道

されることがあります。


今宮戎では、宝恵駕籠(ほえかご)行列が、大阪

ミナミから、今宮戎神社まで練り歩いて、奉納される

行事があります。

毎年、一般から選ばれた福娘や、地域からの代表の

福娘たち、また、南地の綺麗どころも加わります。

さらに、松竹芸能や文楽座からも行列に加わり、

それぞれ、蓮台に座って担がれたり、台車で曳かれ

たりして、今宮戎神社まで、ゆったりと進みます。

沿道は、大勢の地域の人たちや、見物人で溢れます。


一方、西宮戎神社は、十日の本戎の日、午前六時

の開門と同時に参拝者が、ふくよかな戎さんの

絵画の額がかかる本殿まで一気に、約200mを

駆け上がります。



本殿に着いた1位から、3位までの男が

その年の福男としてえらばれれる、福男選びが

神事として、毎年行われます。

開門と同時に、大勢の男たちが先を争って疾走する

情景は、今宮戎の静に対して、動の神事です。

転倒者も少なくなく、けが人も出ますが、警備の人も

事故の防止に備え安全対策が大変です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

非常持出袋の準備は?



2008年1月12日土曜日

商売繁盛に笹もってこい!




子供達の音楽会  油絵 10号




関西での新年になって一番大きなお祭りが、戎祭り
のところが多いようです。
戎さんと大黒さんはコンビで金運・財運の神様として
親しまれているからでしょう。

特に、多くの参拝客が訪れるのが、大阪ミナミの
今宮戎、西宮の西宮戎、そして大阪キタの堀川戎
でしょうか。
1月9日から、11日まで、福を求める人たちで
賑わいます。

戎さんは、漁業関係の神さんでもありますから、
今宮戎では、鯛の奉納が中心で、大きな鯛の
絵画や、額などが飾られています。

また、西宮戎では、大きなマグロが奉納され、
毎年、ニュースになっています。
1月8日に、200キロを超えるマグロが一匹、丸ごと
神前に供えられるのが恒例になっています。

でも、西宮戎の戎さんの姿絵では、釣り上げた
大きな鯛を左手に抱えていて、マグロではありません。

いずれの戎神社でも、身動きできないほどの参拝者
で混雑するため、警備の警察官や警備会社の
人たちは、大変です。

二人で行っても、少し離れると、出会えなくなるほどの
人の波にもまれます。
スリなどの被害も多いようで、充分な用心が必要です。
非常持出袋の備えは?


2008年1月11日金曜日

雲の沸き立つ山




雨上がりの朝、湿気を含んだ空気が顔を

濡れタオルのように包み、冷たさが

伝わってきます。


いつも眺めている近くの山を見ると沸き

立ってくる雲に包まれています。


街の中では感じられないモヤが、山裾から

煙のように立ち上っているのが判ります。


山の上の半分ほどを隠した雲の中から、

山裾にある森の木々が頭をのぞかして、

山水の絵画のような幻想的な雰囲気が

漂っています。


空を覆う雲が切れて、お日さんが顔を

出すまでのひと時のドラマなのです。


その時に、横をすり抜けて行った車に、

道の水溜りの水を、ズボンの膝から下に

撥ね掛けらる被害にあいました。


よい気分で居たのが、一変、不愉快

この上ないことになってしまいましたが、

気をつけていなかった自分が悪いのだ、

不注意だったのがいけなかったのだ、と

自分を慰めながら帰りました。


備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
非常持出袋の備えは?



2008年1月10日木曜日

年賀状のこと


ゴッホ  「アイリス」   油絵  10号





例年、年賀状を出す予定の人数をチェックしてから

予備用として、最低5枚はプラスして準備をする 

ことにしています。



今年も、苦労をしてパソコンでデザインをし、印刷を

したのですが、昨年からプリンターが不調で、数枚

ものミスが出てしまいました。


郵便局の開いている年末ぎりぎりに一部の補充を

して、これで大丈夫だと思ったのですが、悪いことに、

受取った年賀状の中に、出していない相手先さんからの

賀状が5枚もあり、追加作成をしなければならなく

なってしまいました。


追加のプリンター印刷で、手元に残ったお年玉付きの

年賀はがきが、最後の1枚となったところで、不運にも、

プリンターがエラーで、印刷途中でストップしてしまい、

完成できず、アウトに。


7日に、開いた郵便局で購入して出しましたが、

もう、プリンター不信。

手書きで、遅れたことを詫びて差し出しました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

非常持出袋の備えは?


2008年1月9日水曜日

百貨店の賑わい




青い山脈  油絵  10号





クリスマス前の百貨店は、大賑わいで

たいへんでした。

景気がよいのでしょうか?

満車の駐車所に入るのに30分以上も待って、

やっと入った百貨店の店内は、クリスマスツリー

などのデコレーションが施されて、絵画の世界

のような華やかな雰囲気の中に、ジングルベル

やホワイトクリスマスなど、おなじみのクリスマス

ソングがお客を迎えてくれます。



丁度、子供達も二学期も終わって、休み入りに

重なったこの連休は、格好の買い物のチャンス

となりました。今年一番のお客の入りではないか

とさせ思われるほど非常に込んでいました。



子供達のおもちゃや、お正月用の衣類だけでなく、

クリスマスに合わせて、家庭で家族パーテイを

楽しむことが一般化して来ている最近の傾向を

反映して、食品売り場では、家族セットと銘打った、

ご馳走が人気を集めていて、何種類ものセット品

が並んでいました。



お寿司や鳥のから揚げを主とした4~5人用の

セットが売れ筋のようです。

持ち帰りのパーテイ用のセット類には、色々な

食材が混合しているだけに、産地や品種の

偽装事件が相次いだ後だけに、表示や賞味期限

などには随分と用心をし気を遣っている様子でした。

備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。

非常持出袋は?




2008年1月8日火曜日

壁のモナリザ



滝   油絵  10号




理髪店で髪を刈ってもらうときになって、前の鏡に
写っている壁にかかった絵画の中にモナリザの
絵が目に付きました。

4号サイズぐらいの小さめの絵でしたが、理髪店と
モナリザと特に関係はなさそうだがと思いながら
何となく周りの絵などを見ていました。

顔を横向けた時に、置くの横の壁に、ポスターなどに
混じって、虎の絵をみつけました。
阪神タイガースのファンなのかなとも思いましたが
それより、この絵は、「虎刈り」と言うことでは、散髪屋
さんに関係があるな、などとニヤリとしたのですが、
その後がいけなかったのです。

寒いところから、急に温かくて、空気の乾いた部屋に
入ってきたので、喉がいがらっぽくなり、咳が出そうで
こらえるのに一苦労しました。
3度ばかり、咳を許してもらいましたが、髭をそる時には
治まっていて良かったですが、咳をこらえる苦しさを
厭と言うほど思い知らされました。

電車の中では、同じように、咳き込むのは日常のこと
なので、いつも、ポケットには、のど飴を5~6粒は
いれてイザという時に備えているのですが、まさか
理髪店で、とは思いもよりませんでした。
備えよ常に!備えあれば憂いなし」ですね。
非常持出袋は大丈夫?


2008年1月7日月曜日

賑わう百貨店



黄色いアステイルベ   油絵  10号



久しぶりに百貨店へ行き、時間の余裕があったので
店内をぶらつきました。
今年のファッションの説明を熱心に若い女性客に
しているベテランのオバサン店員。
大事なお客さん。

今年は、やや華やかさを欠いて、地味な感じで、
黒基調というところななおでしょうか。
都心の店と地方の店では、若い人の服装をみていると
地方の方が、色合いの華やかな(派手な?)、目立つ
ファッションをする人が多いように思います。

密林の鳥のように、訴える相手が少ない分だけ、
アピールするために、必然的本性として、人間にも
埋め込まれているDNAのなせる技なのでしょうか。
人気のない絵画売り場の隣にある、おもちゃ売り場は、
嬉々として、眼を輝かせた子供達で満員。

中国製が氾濫しているとはいえ、日本のメーカーは
ブランドと堅実な品物作りで圧倒しているようです。
鉛塗料問題もあり、子供が欲しがっても、親はきちっと
ガードしているようです。

商品の安全性に対する備えは、知識として親たちには
浸透しているようです。
中国産の野菜は、百貨店は勿論のこと、スーパーでも
見かけません。
日本産に比べて、数倍も値段が違うニンニクも、最近、
遂に棚から消えました。

好きな蜆(しじみ)の佃煮も、殆どが中国産であった
ためにアサリなどに変わってきています。
宍道湖のヤマトシジミなどは、今や、超高級品です。
食の安全性は、全てに優先します。
備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋は準備していますか。



2008年1月6日日曜日

通りの美術館



モネ  「印象 日の出」  複製画  10号



証券会社のショウウィンドウには、外国の債権や
ファンドを紹介するポスターが最近、めっきり増えて
きているように思えます。

パリやニューヨーク、ロンドンなどのビジネス街や
風景をあしらった、観光ポスターにも引けをとらない
ものが多く見られます。

折角の良い風景なのに感じがあるから台無しだ、
などとぼやく人もいてるだろうと思うほど素晴らしい
ものも見受けられます。
しかし、利回り XX%、元金 XX などと入って
いるので、もらって帰って部屋には飾れません。


そうしたことを理解してのことか、もっと雰囲気を
上げるためなのか、ルノアールやモネの印象派の
絵画が時折、ポスターの間に飾られるように
なりました。
街の雰囲気を上げるのには大歓迎です。


上場会社でありながら、中には、会社の紹介写真や、
店長のプロフィールなど年中同じ状態で、点検や
掃除もしていないのが通りからもわかるような
ショウウィンドウを見かけると、会社の雰囲気の
陰気さを感じて寂しく思います。


狭くても会社の顔の部分ですから、派手にする
必要は無いにしても、最低限のお化粧はして、
良い印象を得るように備えて欲しいものです。
備えよ常に!」です。


反対に、小さなお店になるほど、毎日、ガラスを
拭いて埃を払い、展示品に手入れをしています。
毎日、通りがかりに見ていても、常に新鮮さを
感じさせる展示は、ほどほどのお化粧でも
美しさを感じさせます。






2008年1月5日土曜日

山の時雨






フェンカのヨット  油絵 10号




晩秋から初冬にかけては、天気が非常に替わり
易いので、戸惑うことが少なくありません。

秋の空は、女性心かも知れませんが、荒ぶれる、
この季節の天候の急変は、さしずめ男心なのでしょう。
特に、家内にとっては、洗濯物が干されていると、
突然の時雨には気を使っているようです。

天気予報で降水確率10%だと、安心して干した
洗濯物を、昼には突然曇ってきて、今にも降り出し
そうになり、風まで出てくると、あわてて、取り込ま
なければならないことになり、天気予報に文句の
一つも言うことになります。

ハイキングの時や、外出中にこのような場面に
出くわすと後の行動にも気を使わなくてはならなくなり、
これからが予報の降水確率の10%の部分になるんだ、
などと冗談を言って居れない事態にもなります。

先日は山歩きの途中で、天気が変わってきて、
風も出てきたので、早く山を下りた方が良いと、
急いでいる時に開けた見晴らしの良い場所に出ました。

そこから眺める空の雲の流れや、黒い雲のうねりの
迫力に眼を奪われました。
向うの山の峰は、雨が降っているのでしょう、煙って
見えませんが、黒い雲の覆われたところは、まるで
ターナーが描いた絵画のような世界でした。

気温も下がって来ましたが、ポンチョがあるだけで
下りるまでの一時間は寒い思いをしました。
備えの怠りを反省する一日でした。
備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋はありますか?




2008年1月4日金曜日

山里の空気を運ぶ郊外バス




雲海  油絵 10号


今、運送やバス・タクシーの会社の経営が大変です。
燃料代の値上がりが異常なだけに、定期便などでは
間引き運行も出来ず、空気の運送に燃料を空費する
時などは、経営者は、やりきれなさを感じていることでしょう。


過疎地や、少し、市街地から郊外へ出ると、もうバスは
ガラガラで、軽自動車に変えて走れば良いのにと
思うほどの状態が当たり前になっています。


移動の手段が自家用車に変わってから、公共関係の
輸送機関は、地域単位では採算が取れなくなっています。
バスの運行も、ダイヤの改正は単なる時間の変更だけ
では止まりません。
トータルでの便数削減が当たり前になっています。


先日は、バスで絵画で見た山の温泉へ行きました。
県庁所在地の市域ですが、午後の便数が、2本在った
ものが、1本になっているのに気付かなかったために
温泉の受付で確認しなければ、帰れなかったかも
しれないことがありました。
幸い、一時間弱の時間があったので、取敢えずは
ハイキングの汗を流すことだけは出来ましたので
ラッキーでした。


半年前の期日入りの時刻表でも、安心できないことを
身をもって感じた事件でした。
利用直前の時刻表での確認が、必ず必要です。  
JRの列車も同じです。


本線と名のついたJRの幹線も、今は、すっかり、ローカル化
していて、一両だけで走っているところもあります。
乗り逃がすと、一時間以上待たねばならないのは、
当たり前になっていて、昔のイメージで、乗り物を
利用する旅は、思はぬトラブルになってしまいます。
備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋はありますか?




2008年1月2日水曜日

新しい年、新しい流れ




山水蓬莱山   油絵  10号




秋の天気の変わり方の早さを喩える言葉が
ありますがこの頃の流行も、秋の天気以上の
速さで移り変わって行きますので、着いて
行けない私は、ますます、時代遅れ人間に
なってゆきそうです。

家内のほうは、子供や孫を手下に取り込んで
いるために、常に、先端の流行を自然と身に
つけられるようです。

家族が集まって話しに花が咲いている時でも、
口を挟むきっかけがつかめないことがしばしばです。
「それて何のこと?」と、間の抜けた問いかけ
からしか割り込めない会話が多いので、最後には
異星人扱いにまでされる始末です。

たまに、自分の良く知る知識の分野になって、
話し出すとどうしても、ここぞたばかり、気を
つけていても、力が入り話が長くなったり、
くどくなったりして白けさせることが少なくありません。

さりとて、テレビのバラエテイ番組には、むしろ
抵抗を感じる状態ですから、ここで勉強を
しなければと家内に言われても、ノリ切れない日々です。

それでも、この正月には大きな変化起こりました。
小学生から、各年代層が集まる中で、誰一人として、
紅白には全くチャンネルを合わさなかったことです。

ここ毎年、出演者の半分には、これ誰? 
何を歌ってるの?と、例のごとく、しらけさせて
いたのですが、それも無く終り、逆に、なぜ興味の
対象が移ったのかが、今朝の夫婦の会話でした。
いずれの時にか、古きよき時代が、リバイバルする
こともあるでしょう。

同窓会では、大抵は器用に流行のしぐさやギャグを
こなして喝采を受ける友人も居ますが、話を聞くと、
孤立してオジイ捨て山に送られないための備え
しているだけという返事。
その通りです、が、しかし。。。
やはり、「備えよ常に!備えあれば憂いなし
なのですね。
非常持出袋はありますか?


2008年1月1日火曜日

明けまして、おめでとうございます



蓬莱山  油絵  10号

明けましておめでとうございます。
ネズミ歳は、日本海側の大雪で開けました。
雪のあるお正月は、絵画の世界かもしれませんが、
雪国の人たちにとっては、ほどほどに願いたいことでしょうし
雪への備えのない地域の人にとっては、これほど
厄介なものはないことでしょう。

帰省などで移動の予定のある人には、先ず、心配から
始まることになります。
初詣で今年の期待をこめてお願いをしたものの、
心配と不安の方が多い年明けのような気がします。

総選挙での政治の行方、サブプライム問題に端を発した
世界や日本の経済の行方、石油の$100時代の
中で、物価の値上がりが続く中での生活、年金問題
地球温暖化から大気汚染などの環境問題、食の安全
などなど、大きいことから小さいな事まで、世界的な
課題から日々の生活まで、心配と不安の種が非常
多いことに、改めて驚かされます。

でも、今年はネズミ歳です。
智恵を絞って、賢く、こまめに努力しましょう。
子孫繁栄、発展を信じて頑張りましょう。
きっと、お使えする大黒さんが、五穀豊穣と財運を
もたらしてくださるでしょう。
備えを忘れずに、前向きに考えましょう。
備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋は準備していますか。