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2008年1月5日土曜日

山の時雨






フェンカのヨット  油絵 10号




晩秋から初冬にかけては、天気が非常に替わり
易いので、戸惑うことが少なくありません。

秋の空は、女性心かも知れませんが、荒ぶれる、
この季節の天候の急変は、さしずめ男心なのでしょう。
特に、家内にとっては、洗濯物が干されていると、
突然の時雨には気を使っているようです。

天気予報で降水確率10%だと、安心して干した
洗濯物を、昼には突然曇ってきて、今にも降り出し
そうになり、風まで出てくると、あわてて、取り込ま
なければならないことになり、天気予報に文句の
一つも言うことになります。

ハイキングの時や、外出中にこのような場面に
出くわすと後の行動にも気を使わなくてはならなくなり、
これからが予報の降水確率の10%の部分になるんだ、
などと冗談を言って居れない事態にもなります。

先日は山歩きの途中で、天気が変わってきて、
風も出てきたので、早く山を下りた方が良いと、
急いでいる時に開けた見晴らしの良い場所に出ました。

そこから眺める空の雲の流れや、黒い雲のうねりの
迫力に眼を奪われました。
向うの山の峰は、雨が降っているのでしょう、煙って
見えませんが、黒い雲の覆われたところは、まるで
ターナーが描いた絵画のような世界でした。

気温も下がって来ましたが、ポンチョがあるだけで
下りるまでの一時間は寒い思いをしました。
備えの怠りを反省する一日でした。
備えよ常に!備えあれば憂いなし」です。
非常持出袋はありますか?




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