北京市民は１月には２７日間が大気汚染の基準を
超えて、連日、有害な空気を吸わされていた。
昨年までは汚染物資の粒子の大きさが１０μｍ
（マイクロメーター）を測定基準としていたが、
自動車の排気ガスなどの微粒子を測定する
２．５μｍを測定対象としてから、関心が高まった。
黄砂と同列に考えられていた濃霧が、改めて
健康には大きな危険性を備えた酸化窒素などを
含むことを市民も理解するようになり騒ぎ出した。
ＰＭ２．５の測定装置を備えた北京の米大使館が
６００を超える異常値を観測しても当局は、やや
汚染されていると公表する有様だった。
北京や上海などでＰ２．５汚染が原因で８５００人
以上の人が死亡と北京大学が調査結果を公表。
この毒ガスが北九州から日本海沿岸地方に
飛来し、１月３１日に福岡で日本の基準値１５μｇを
超える５２．６μｇ、福山市で６１μｇを観測。
日本の冬景色の代表、蔵王のアイスモンスターの
雪からも中国から飛来する汚染物資を検出。
特に深刻なのは樹木を始め生態系の破壊的な
影響力を備えた酸性度４．０を超えるＰＨ３．２が
昨年度から測定されるようになったことだ。
全国各地で酸に弱い松の木などが弱り、虫害
などで枯死する姿を多く見かけるようになった。
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