１月１５日に、北京市の大気汚染緊急指揮所は
大気汚染の危険度が最も重大な汚染を示す
「ブルー」の警報を発令した。
北京市が市内の中心部に備えている大気汚染
計測地点の観測器が汚染レベルの上限である
大気１ｍ3当たり５００μｇを突破した。
一般的に５００μｇを超えると「爆表」状態と呼ばれ
市内全体が相次ぎこの「爆表」状態に陥ったと
発表し、市民に屋外に出るのを控えるように
呼び掛けた。
１６日未明に米国大使館が備えている観測器は
最大６７１μｇという中国の基準値（大気１ｍ3
当り７５μｇ）の９倍にも相当する汚染度を観測。
世界最大の石炭消費国中国では、工場や家庭で
使用する石炭の生炊きによる煤塵・排ガスが
最大の汚染源となっており、山東省、山西省と
内モンゴル自治区で中国全体の石炭消費量の
１/３を消費している。
ＷＨＯの資料を基にした分析では、排気ガスが
備えているＰＭ２．５などの影響で２０１１年には
２５万７０００人が早期の死を迎えている報告。
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