ビール好きの人にとって怖いのは、肥満体に
なってビール腹になることと痛風の発症だ。
肥満はまた、痛風発症の要因の一つ。
ビール好きで肥満の人は、痛風になる可能性は
より高い確率を備えていることになる。
一般に、日本人の成人男性の４人に１人は、
血液中に尿酸が多い痛風予備軍の「高尿酸
血症」か痛風を発症しているとされる。
防衛医大の検診データで、肥満や飲酒量よりも
遺伝子の変異によるところが大きいとの結果が
報告されている。
３５歳から７０歳の男性約５０００人の検診結果の
血液、体重・身長、飲酒量などのデータを解析
した結果、約１０００人が高尿酸血症であった。
このうち、最も比率が高かったのは遺伝子の
「ＡＢＣＧ２」に変異のある人で２９％だった。
肥満の人が１９％、お酒を多く飲む人は１５％。
「ＡＢＣＧ２」遺伝子に変異があれば、血液中の
尿酸の排出量の２５～７５％が阻害される。
２５％排出量が減少するリスクは、肥満でみれば
身長が１７０ｃｍの人が体重が５．７Ｋｇ増えた
状態に相当する。
ビールなら、週に１３リットル、３５０ｍｌの缶なら
毎日５缶余に相当するから、恐れることは無い。
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