中国で薬物使用者が増加の一途の状況が続く。
2013年度に麻薬や覚せい剤などを使用した薬物
事件で前年比26.8％増の16万8000人を摘発。
この内、35歳以下が75％を占めている。
今年4月現在で、当局が把握している中毒患者
数は258万人とされている。
一方、中国公安部禁毒局は、最近東南アジア
からのメタンフェタミンなど合成麻薬の密輸が
増加し、強い毒性を備えたメタンフェタミン使用
者による暴力犯罪が1～9月で100件発生して、
過去5年間の累計を上回る異常事態に。
また、当局は増加し続ける薬物の密輸で、使用
者が増えて1400万人に上っている可能性を
備えているとし、このうち半数がメタンフェタミン
使用者だとしている。
公安部は、９月から最近までの５０日間で２万
4000人近くを薬物関連で拘束している。
メタンフェタミンは主としてミャンマーから雲南省や
広西チワン族自治区に密輸されており、昨年度
ミャンマーからの密輸品９トンを押収している。
国連の薬物犯罪事務所（UNODC）の報告書では
2013年のケシの栽培面積が、アフガニスタンや
ミャンマーを中心に29万7000haと過去最高となり
アヘンの生産量は6900トンに達している。
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