色の白いは七難隠す、ということわざがある
ように、昔は白粉を顔だけでなく、首やもろ
肌にも塗った時代があったが、現在は歌舞伎
役者や舞妓さんの世界に伝統的に残すのみ。
特に、江戸時代以降、安かな鉛(はふに)の
入った白粉が普及し、広く使用され来た。
この白粉が、乳幼児の口や肌から身体に入り
鉛が備えている有毒成分の影響で、深刻な
健康障害を引き起こして来た。
鉛の毒性が問題化し、鉛入りの白粉の製造・
販売が1934年(昭和9年)になって禁止された。
近年しばしば問題化したのが、中国から輸出
された乳幼児用玩具類の塗料から鉛成分が
検出される問題。
近年でも、時折、各種製品の塗料から毒性を
備えた鉛成分が検出されて問題化する。
日常の生活空間にも、鉛成分が多く存在する。
鉛を含んだ塗料を使用した内装からの塗料片の
剥離や鉛を含む釉薬を使用したカップや皿
などの陶磁器、昔からの鉛管を使用した古い
住宅での上水管も危険性を備える。
日本でも、ハイオクタン価のガソリンは有鉛
ガソリンだったが、1986年には使用禁止に。
恐ろしい鉛中毒への環境整備は進んでいるが
未だ、危険は各所に存在している。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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