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2019年4月29日月曜日

昔は白粉(おしろい)今は塗料 怖い鉛中毒

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山  桜



色の白いは七難隠す、ということわざがある

ように、昔は白粉を顔だけでなく、首やもろ

肌にも塗った時代があったが、現在は歌舞伎

役者や舞妓さんの世界に伝統的に残すのみ。

特に、江戸時代以降、安かな鉛(はふに)の

入った白粉が普及し、広く使用され来た。

この白粉が、乳幼児の口や肌から身体に入り

鉛が備えている有毒成分の影響で、深刻な

健康障害を引き起こして来た。

鉛の毒性が問題化し、鉛入りの白粉の製造・

販売が1934年(昭和9年)になって禁止された。

近年しばしば問題化したのが、中国から輸出

された乳幼児用玩具類の塗料から鉛成分が

検出される問題。

近年でも、時折、各種製品の塗料から毒性を

備えた鉛成分が検出されて問題化する。

日常の生活空間にも、鉛成分が多く存在する。

鉛を含んだ塗料を使用した内装からの塗料片の

剥離や鉛を含む釉薬を使用したカップや皿

などの陶磁器、昔からの鉛管を使用した古い

住宅での上水管も危険性を備える。

日本でも、ハイオクタン価のガソリンは有鉛

ガソリンだったが、1986年には使用禁止に。

恐ろしい鉛中毒への環境整備は進んでいるが

未だ、危険は各所に存在している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?










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