ＪＴが発表した「平成25年全国たばこ喫煙者率
調査」では、平成２５年の成人男性の平均喫煙
率は３２．２％で、記録が残る１９６６年の８３．７％
比較すれば喫煙者が４割ほどにまで減っている。
だが、喫煙者が約１/３と米英独など西欧諸国に
比べれば高いレベルであることには変わりない。
成人女性の平均喫煙率は１０．５％で横ばいの
傾向が続いており、胎児への悪影響の可能性を
備える若年層の喫煙が懸念されている。
大阪では女性の所得の低い層の喫煙者が多い。
世界の紫煙大国は中国で世界最大の消費国で
あり、喫煙人口の１/３を占める。
ＰＭ２．５による肺がんが問題化された際に、
当局はＰＭ２．５ではなく、煙草が原因だと述べ
国民を煙に巻いたほどの紫煙の国だ。
英国の医学誌で、現状のままだと２０５０年までの
間に５０００万人が喫煙に関連した疾病で死亡
するとした研究者の報告が紹介されている。
米では喫煙に関連する疾病で年間５０万人が
死亡し、１６００万人が健康を損ねており、肺がん
だけでなく糖尿病や肝臓がん、大腸がんの原因
にもなると指摘されている。
米厚生省は喫煙によるこれらの疾病などで年間
およそ３０００億ドル（約３０兆円）の経済損失が
出ていると報告している。
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