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2018年6月6日水曜日

日本もやっと抗菌薬規制を強化

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ム  ベ



世界保健機関(WHO)は、人の疾病治療に重要な

働きを備えている抗菌薬を、食用家畜に使う

ことを大幅に抑制するよう各国に求めた。

抗菌薬は人の病気の治療のほか、特に中国では

畜産・水産業や農業分野でも多量に使用される。

病気の治療以外にも、家畜の成長促進目的で

飼料に混ぜて家畜に与えられている。

動物に使われる抗菌薬の中には、人の薬と同じ

薬や、よく似た成分を備えた薬も含まれている。

そうした薬を使い続けて家畜の体内に耐性菌が

できると、家畜の肉や卵の摂取、排泄物の

環境への排泄からの間接的な摂取を通じて

人体に取り込まれて抗菌薬への耐性ができる。

欧州では1990年代に、家畜への抗菌薬使用の

規制が始まり、EUは2006年に成長促進目的での

使用を全面禁止にしている。

WHOは、人の治療に使われる約30種類の薬を

「医療上重要な抗菌薬」としてリスト化して、

2017年11月にこれらを家畜の成長促進目的には

使わないよう求めるガイドラインを発表した。

他方、新興国では経済成長で食肉の需要が増え、

畜産での抗菌薬使用量が増加し続けている。

日本では、食品安全委員会が「人へのリスク

なし」と評価した抗菌薬以外は、家畜の成長

促進に使えないようにすることにした。

それで新たに規制されることになった薬の中に

人の治療では、ほとんどの抗菌薬が効かない

多剤耐性菌への効果を備えている最後の「切り

札」ともされている薬のコリスチンも含まれ。

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