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2024年8月8日木曜日

パリ五輪トライアスロン 大腸菌汚染で入院

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ギ ン リ ョ ウ ソ ウ



l パリ五輪のトライアスロン競技は、大腸菌

汚染が深刻なセーヌ川で、7月30日に男子、

31日に女子、8月5日に混合リレーが行われる

予定だったが、初日の男子競技は順延された。

理由は、大腸菌汚染度が基準を超えていたから。

世界トライアスロン大会規則にでは、大腸菌

コロニー形成単位(CFU)が1000を超えた場合、

医療委員会がゴーサインを出さない限り、

トライアスロンのスイムは行えない。

前日に雨が降った6月30日、競技場のアレク

サンドル3世橋付近で行われた水質検査では、

水100ミリリットルあたりのCFUが2000前後と、

世界トライアスロン基準の2倍だった。

6月3日~7月2日にかけての検査では、30日の

うち22日でCFU許容限度の1000を上回った。

7月17日にはパリ市長が自ら川を泳いで安全性を

アピールしたが、開会式当日の26日と翌27日の

雨で生活排水の汚水が大量に流れ込み、水質の

悪化で公式練習もできない状態だった。

だが、31日以降のスイム競技は予定通り実行。

7月31日の男子競技では、カナダの9位だった

選手がゴールラインで嘔吐したとの報道。

ノルウェーの選手も競技後、体調不良に。

ベルギーの女子選手は大腸菌感染症で入院。

このため、ベルギーチームに続いてスイス

チームも8月5日実施の混合リレーを棄権。

セーヌ川では8日、9日に10Kmを泳ぐマラソン

スイミングが世界水連の管轄で予定されている。

大会組織委員会は5日の会見で、レースの

実施は世界トライアスロンとの合意で行い、

体調不良の原因がセーヌ川にあるとは限ら

ないとする見解を発表。

選手たちが泳ぐセーヌ川の画像の水の色は

紅茶のような茶色に染まり、かっての赤潮

大発生が続いた頃の大阪湾の水を思い出させる。

. 備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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