l パリ五輪のトライアスロン競技は、大腸菌
汚染が深刻なセーヌ川で、7月30日に男子、
31日に女子、8月5日に混合リレーが行われる
予定だったが、初日の男子競技は順延された。
理由は、大腸菌汚染度が基準を超えていたから。
世界トライアスロン大会規則にでは、大腸菌
コロニー形成単位(CFU)が1000を超えた場合、
医療委員会がゴーサインを出さない限り、
トライアスロンのスイムは行えない。
前日に雨が降った6月30日、競技場のアレク
サンドル3世橋付近で行われた水質検査では、
水100ミリリットルあたりのCFUが2000前後と、
世界トライアスロン基準の2倍だった。
6月3日~7月2日にかけての検査では、30日の
うち22日でCFU許容限度の1000を上回った。
7月17日にはパリ市長が自ら川を泳いで安全性を
アピールしたが、開会式当日の26日と翌27日の
雨で生活排水の汚水が大量に流れ込み、水質の
悪化で公式練習もできない状態だった。
だが、31日以降のスイム競技は予定通り実行。
7月31日の男子競技では、カナダの9位だった
選手がゴールラインで嘔吐したとの報道。
ノルウェーの選手も競技後、体調不良に。
ベルギーの女子選手は大腸菌感染症で入院。
このため、ベルギーチームに続いてスイス
チームも8月5日実施の混合リレーを棄権。
セーヌ川では8日、9日に10Kmを泳ぐマラソン
スイミングが世界水連の管轄で予定されている。
大会組織委員会は5日の会見で、レースの
実施は世界トライアスロンとの合意で行い、
体調不良の原因がセーヌ川にあるとは限ら
ないとする見解を発表。
選手たちが泳ぐセーヌ川の画像の水の色は
紅茶のような茶色に染まり、かっての赤潮
大発生が続いた頃の大阪湾の水を思い出させる。
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