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2024年9月13日金曜日

記録に残る最古の南海トラフ地震 白鳳地震

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
安 乗 埼 灯 台 



l 古来日本の歴史は、地震の被害と共に刻まれ、

語り継がれ、記録されて来た。

国内で発生した最も古い地震記録は何時か?

最古の地震記録が日本書紀に在る。

日本最古の地震記述は、日本書紀の允恭天皇

5年(416年)7月14日の項に記されている。

[地震]と書いて[なゐふる]と読んでいたが、

地震の内容など詳しい記述はない。

具体的な内容の記述がある最初のものは推古

7年4月27日、(599年5月28日)の大和の地震。

飛鳥京のある大和を中心に大きな被害が

発生したとあり、詳細の記述はない。

建物がことごとく倒壊し、神に祈ったとある。

更に詳しく記録されたのが天武天皇13年

10月14日(684年10月14日)夜10時ごろに発生

した大地震で、白鳳地震と呼ばれている地震。

諸国の社寺や倉などが倒壊し、多数の人が

犠牲になったとし、道後温泉の湧出が止まり、

土佐で地盤沈下による海水侵入、多くの船が

大津波で流されたなどと記されている。

南海トラフの巨大地震による被害が具体的に

記された最初の記録とされる。

この白鳳地震以降、今日までの約1340年間に

発生した巨大地震の記録は残されて来ている。

研究者の分析では、南海トラフを震源とした

地震の発生は13回ある。

およそ、100年に一度は巨大地震が発生し

続けて来たことになる。

ここから判って来たことは、13回のうち

8回は、東海地震が発生してから、誘発された

ように南海トラフでの地震が発生していた。

このことから、当初、政府は東海地震の

予知研究のために巨額の予算をつぎ込み、

[地震ムラ]を形成させ、ムラは今も繁栄する。

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