菜の花畑の富士山 油絵 １０号金融危機後の景気対策に備えて投入された４兆元
（約５４兆円）もの巨額のお金は、主としてインフラに
向けられたものの、一部は株式市場に、更に不動産
開発に投資されました。
特に住宅に対しては政府も、当初積極的な開発の後押しを
したこともあって、不動産バブルを引起しています。
中小都市の周辺でも、今では年収の１０倍以上の価格に
まで跳ね上がっている住宅価格は、都市で働いている
労働者や地方から都市部へ働きに出てくる人たちを
締め出す結果になっています。
それでも不動産バブルに踊る人たちは、何戸もの住宅を
買い占めては転売でサヤを稼ぐコロガシに興じています。
不動産投資で味を占めた人たちの一部は、新たな物件を
求めて香港から、更には日本へもやってきています。
都心の一等地の高額物件が彼らにとっては、最高の
買い物であり、必ず上がるとの信念の下、積極的に
買い進んでいるのです。
売りづらい高額物件を抱えている日本国内の不動産業者に
とっては、今や中国からやって来る福の神です。
「備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」ですね。
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