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2010年8月20日金曜日

中国 土石流災害が相続ぐ

ひまわり畑の富士山  油絵  10号






甘粛省の南部の桃源郷と呼ばれている地帯を襲った

非常に大規模な土石流による死者・行方不明者数は

1800名を超えそうだが、現地からの他の報告では、

実数はこの数字を遙かに超えるとも伝えられている。

その後も断続的に大雨が降り続いているために、周辺
地域では新たな土石流災害の発生が続いている。

2年前の5月に発生した四川大地震の震源地のブン

(氵 + 文)川地域や周辺でも多くの土石流が発生。

大地震で緩んだり、不安定なった地層が大雨により

地すべりを起こしたり崩落したりして、土石流を頻発させる

非常に危険な状況が続いている。

土石流の発生原因には、甘粛省のケースと同様に、

地震の影響以上に、山の木材の乱伐が根幹にある。

元来、この地域は樺や松類の樹種の蓄材が豊富な

山林が広がっていたのが、相次ぐ乱伐でハゲ山に

なり、林道敷設工事に加え、活発な鉱山開発で山が

荒れ放題になり、兼ねてより専門家の指摘による

危険性を備えていた地域なのです。

大災害の結果を見れば天災と言えても、突き詰めれば

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