東京湾から太平洋を出たゆっくりゆっくりと会場を
運ばれてきた洋上風力発電設備が１１月中に
実証実験として運転を開始し送電を始める。
直径８０ｍで回転する３枚の羽根を備えており
海面からの高さは１0６ｍに達する。
設備本体が海上に浮かぶ浮体式の風力発電
設備で、最大出力２０００Ｋｗの能力を備える。
実証実験の結果を受けて、将来には更に大型の
２万Ｋｗ級の発電出力を備えた大型設備２基を
増設し、約１万所帯分の電力を供給する計画だ。
陸上における風力発電設備には、用地難と低
周波障害の問題から増設や大型化にも限界が
あるが、海上にはこうした制約が少ないため、
自然エネルギー利用の発電源としては、最も
大きな期待が寄せられている。
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