ページ

2016年2月24日水曜日

G7 抗菌薬耐性菌問題対策が主要議題に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
サザンカ



今年5月26日・27日に開催される伊勢志摩サミット

では、抗生物質を使用しても効かない強度の耐性を

備えた耐性菌対策が議題になると言う。

抗生物質の多用、乱用で次々と耐性を備え

征服して行く細菌に対して、最後に切り札として

用いられる抗生物質の「カルバペネム」系抗菌薬に

対しても耐性を持つ細菌が平成26年に大阪府の

病院で院内感染していたという。

一般的に抗生物質は細菌感染には効果があるが、

ウイルスには効果がない。

多くのウイルス感染症に特効薬は存在しないが、

風邪には抗生物質が効くと信じている患者が多く、

また、医師も正確に症状を分析、把握せずに

回復を急ぐ患者の要請に合せて抗菌薬を処方する

ことを優先しがちであるため多用に繋がっている。

ウイルスか細菌かの診断があやふやなときや、

ウイルス感染症と診断しても、患者が細菌に二次

感染予防目的で、抗菌薬の処方も少なくないという。

更に問題なのは、家畜や家禽類の飼育で病気の

予防や治療、さらには発育促進に備えて多くの

抗菌剤が投与され、家畜類の腸内で増殖した

耐性菌が、肉などを食べることで人間にも影響を

及ぼしている問題が存在する。

世界保健機関(WHO)も対策に本腰を入れ始め、

加盟国に2年以内に抗菌薬の適正使用に向けた

行動計画を定めるよう要請している。

2015年11月には初めて「世界抗菌薬啓発週間」を

設けて啓発活動に乗り出している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










0 件のコメント: