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2018年10月6日土曜日

革新的な石炭火力発電の開発が進む

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




9月6日午前3時過ぎに発生した北海道胆振東部

地震では、震源地に近い苫東厚真発電所は

地震の激しい衝撃を受けて発電設備にも大きな

損傷が発生し、道内の電力供給が大混乱した。

苫東厚真発電所には、3基の石炭燃焼による

発電装置を備え、総出力は165万Kwで、うち

3号機は70万Kwの発電能力を備える道内最大と

なる北海道電力の主力機。

日本では、電気エネルギーの約3割は石炭に

発電に依存しているとされ、世界では4割が、

特に中国ではエネルギー源の7割は石炭だ。

原子力発電設備新設が不可能な日本では、

今後共石炭発電依存は避けられない。

今、注目されているのが中国電力大崎発電所

構内で出力166,000Kwの実証試験が行われて

いる酸素吹IGCC設備。

高品質を備えた瀝青炭を使用せずに、より

品位の低い石炭の亜瀝青炭まで広く使用可能で、

粉末状にした石炭を、酸素と共に炉内にを吹き

込み、粉末状の石炭を蒸し焼きにして一酸化

炭素と水素を主成分とする可燃性ガスを生成。

この燃料ガスを精製して燃焼し、ガスタービンを

回し発電するとともに、ガスの排熱を回収して

蒸気を発生させ、蒸気タービンでも発電する。

この新技術が、最終目標としているのは、

石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)と二酸化

炭素(CO2)の分離・回収技術を組み合わせた

革新的な“低炭素”石炭火力発電を実現すること。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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