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2021年9月16日木曜日

21年夏 中東は灼熱地獄 温暖化速度2倍

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
八房のフジ



例年、夏の季節になれば、高温による熱風で

南半球では豪州、北半球では米国での山火事

発生が当たり前になって来ているが、加えて

2021年は地中海沿岸地域でも、山火事が多発。

スペインやギリシャ、トルコの観光地での

山火事発生が伝えられた。

アフリカ大陸から吹き込んでくる熱風が原因と

されているが、地中海の東部に広がる中東

地域でも猛烈な暑さに襲われている。

6月に、ウェートでこの夏最高の53.2度を記録、

オマーンやアラブ首長国連邦(UAE)、サウジ

アラビアでも最高気温が50度を超えた。

7月には、イラクで51.6度、イランでも51度

近い気温を記録した。

世界銀行は、中東の主要都市は年間4ヶ月間は、

殺人的な暑さに見舞われるとし、ドイツの

気象研究所は、今世紀末までに中東の多くの

都市は人が住めなくなる可能性があるという。

宗教上の対立と戦争で、中東各国の行政シス

テムは機能せず、エネルギー政策も石油に

依存したまま。

専門家は、中東諸国に必要なのは行政シス

テムを強化する政治改革、そして企業の自由な

発想を促す経済改革がなければ、二酸化炭素

(CO2)の排出削減とクリーンエネルギーへの

転換は望めないと指摘している。

中東では、過去30年間に温室効果ガスの排出

量が3倍以上増えており、排出量はEUを上回る。

イラクやレバノンでは、猛暑の中、政府の

無策に対する抗議運動が起こっているが、

経済的な余裕を備えぬ低収入の人々にとって

クーラーは高根の花。

また、電気すら安定供給が覚束ない有様。

富裕層は、気候移民として灼熱地獄を逃れて

安住地に逃れることが出来ても、低収入の

人達は、灼熱砂漠に取り残されることになる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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