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2022年4月15日金曜日

トンガ沖噴火は観測史上最大の噴煙規模

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
塔頭の紅梅



2022年1月15日に噴火したトンガ沖の巨大

噴火は、1991年の噴火規模がVEI・6とされる

フィリピンのピナトゥボ火山噴火に相当する

規模であったとされる。

NASAが、上空の2基の観測衛星の画像差から

解析して得た結論では、噴煙が噴火から30分で

成層圏を抜け、高さが58Kmの中間圏にまで

到達していた。

1回目の爆発からわずか30分ほどで、海面から

押し上げられた火山灰や水蒸気、ガスなどが

急速に上昇し、58Kmの中間圏まで押し上げ

られ、2回目の爆発でも高度50Km付近にまで

噴煙が到達しており、成層圏と中間圏の

境界まで届いていた。

これまでの記録は、1991年のピナトゥボ

火山での噴煙高さの35Kmだった。

噴煙の高さを観測する際には、通常、衛星の

赤外線観測装置から得られた温度データを

利用するが、噴煙は上昇するに従い、温度が

下がるため、この方法では最高16Kmが限度。

今回の高さ測定は、2基の人工衛星がほぼ

同時刻に捉えた画像同士を比較し、その角度差

(視差)から噴煙の高度を算出する方法で測定。

2基の衛星は、米海洋大気庁(NOAA)が運用する

静止軌道環境衛星17号(GOES-17)および日本の

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のひまわり8号。

この2基が、噴火で噴煙が上昇する時に、偶々

良い位置にいたことが、測定が出来た。

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