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2007年11月27日火曜日

絵画のなかのお寺




花と塔 (油絵: 10号)



テレビで例年通り、各地の紅葉便りを流してくれる
時期になりました。
毎年、あそこと、此処にと、尋ねてみたい場所を
メモしたりするのですが、なかなか思い通りには
出かけられません。

タイミングよく、見ごろの時期に出かけることが出来ると
ついつい写真を撮ることに夢中になってしまって、
ゆっくりと紅葉を楽しむことをなおざりにしてしまいがちです。
紅葉のスポットの美しさの印象は、長く記憶に残る
ようで、たまに、油絵でその景色が描かれたのに
出会うと、非常に親近感を覚えるものですね。

京都の清水寺の桜の満開の時期に、舞台と共に
五重塔を描いた絵や、東福寺の通天橋の
紅葉、嵯峨野や嵐山の紅葉のポイントの名場面を
見つけては「此処へ行ったときは良かったね」などと
当時の思い出の会話も楽しいものです。

絵にはなりませんが、重要な文化財や国宝の多い
京都や奈良の塔頭では、秋からの火災シーズンには
防火に神経を使っています。

お寺や神社では、毎年、災害や火災に備え
防災訓練を行うところも多いようです。
最近、お寺での防火訓練を見かけたのですが、
自衛消防団の構成主力はお坊さんでした。

仏さんの前に座ってお経を唱えている姿からは、全ての
読経の僧が老僧だと勘違いしてしまいがちですが、
結構、若い僧や壮年の僧も多く、てきぱきと動く様には、
消防団員も一目置かねばならぬほどの気迫と真剣さが
見られました。やはり、自分等で守るのだという
意識の強さなのでしょう。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。




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