晩鐘 複製画 １０号中国国家統計局が発表した２０１０年１月～３月の
第１・四半期の経済成長率が１１．９％と予想を上回る
大幅な成長を記録しています。
昨年の第４・四半期の１０．７％成長を上回り高い成長率を
記録しており、この勢いは止まりそうにありません。
金融危機後の内陸部、農村部の経済発展に備えた
重点投資が下支えしており、内陸の都市部の再開発が
非常な勢いで行なわれており、不動産バブルをも引起こす
までに過熱が進んでいます。
国の成長率の発表と共に各省や自治区、直轄市も
相次いでＧＤＰ成長率を発表しました。
その内容で驚いたことに、暴動や雪の被害のあった
新疆ウィグル自治区だけは、国の成長率１１．９％を
下回る１１．０％でしたが、他の２８の行政区の全てが
国の１１．９％を上回る成長率を記録したと発表しています。
成長率第１位の海南省は実に２５％超を記録し、１８の
行政区が１５％を超える数字を発表しています。
中国は大躍進時代に入ったのです。
これに対し、数学の苦手な私には計算の仕方が判らない、
生活には何の良い変化がないのに、とか景気が良くなった
感触が全く感じられないなどとした声が上がっています。
各行政区ではお殿様の愛顧に備えて厚化粧をして
見栄えを良くするために相当の苦労をしているようです。
「備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」ですね。
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