韓国の「オンライン電気自動車プロジェクト」

船上の食事をする人々　　複製画　　１０号







韓国では、「オンライン電気自動車（OLEV）」プロジェクトが

熱い視線を浴びています。

このプロジェクトの内容は、予め道路に電線を埋設しておき

その上を電池を積んだ車が電気を取り込んで充電しながら

走るシステムです。

問題点は、電気を取り込むために車体底部に備え付ける

電池の吸収率と重量、充電容量などの電池性能。

電気自動車（ＥＶ）と同様に、電池重量と充電量の問題が

ありますが、高額の投資が必要であり、スタンド事業として

採算や効率が悪くて経営が成り立たない電気スタンドを

必要とせずに、常時電気を取り込んで充電しながら

走る点では走行面での効率も上がります。

一定の充電量が確保できれば、電線の埋設されている

幹線を一時的に離れて走ることも可能となり、市内循環

バスなどに応用すれば、トロリーバスのように走行路を

固定されない点で大きなメリットを備えています。

実験を重ねた結果では、路面から車体底部の間隔が

大半の国が最小基準としている１２ｃｍを超えて、１７ｃｍで

８０％の電気吸収率を実現し、実用化の目途が立ちました。

韓国政府もＯＬＥＶ計画に積極的で、ソウル市では市内の

循環バスシステムへの採用に備えて、予算を計上するなど、

計画実現に向けた取り組みを始めています。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
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