２０１１年’平成２３年）の日本人の平均寿命が
発表され、世界との比較も公表された。
昨年度まで２６年間、世界一を誇った日本女性の
平均寿命は８５．９０歳と前年比０．４０歳下がった。
このため、香港の８６．７０歳を下回り２位に転落。
男性は７９．４４歳で０．１１歳下がり、世界との
比較では４位から８位に大きく下がった。
香港は男女共に１位を占めたが、特に女性の
寿命が０．４歳以上も伸びたことが注目される。
日本の夏に似た暑さと湿度の高い環境だが
長寿に適した条件が備えられているのだろう。
男女共揃って、平均寿命が短くなった大きな
原因として東日本大震災がある。
２万人近い人が命を落とした結果によるものだ。
震災の影響を除外すると、男性は逆に０．１５歳
伸びて、過去最高の７９．７０歳となっていた。
女性の場合は、震災による影響に加えて２０代の
自殺者が大幅に増加したことがある。
若者にとって将来に夢を以って生活が続けられる
環境を日本社会が備えていないことが問題だ。
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