しとしとと雨が降り続くこともなく梅雨が明けた。
途端に猛暑が続き、今度は雷にゲリラ豪雨や
竜巻注意報が連日発令されるなど、例年にない
異様さを備えた天候の盛夏入りだ。
今年はインドや中国の異常な豪雨禍が際立つ。
ヒマラヤ山脈の麓に位置するインド北部では
６月中旬から豪雨続きで、洪水や土砂崩れによる
大規模災害が発生し、７月中旬までに５７００人
以上の行方不明者が出ており、道路が寸断されて
各地で)集落が孤立していると言う。
山を隔てた中国の四川省では、四川大地震の
震源地に近い付近を中心に７月初めから豪雨が
続き、多くの死者や行方不明者が出ている。
既に被災者が６００万人に達したとされるから、
規模の大きさがうかがい知れる。
もともと乾燥地帯として知られている山西省や
北部の陝西省でも豪雨禍が広がっている。
こうした豪雨禍の原因を地球温暖化に押しつけて
しまえば答えは簡単だが、もしそうであれば今後も
毎年豪雨に襲われる可能性を備えていることに
なるのだから、真剣な温暖化防止への世界的な
取組みが最重要課題となる。
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