２００８年、牛乳加工工場の受入れ検査に備えて
水を加えて増量し、メラミンを混入して固形成分を
増やしたメラミン入り牛乳で６人の乳児の命が
奪われ、３０万人が腎臓結石を患う被害が出た。
だが、メラミン混入牛乳は、依然として市場に
出回っているとされ、乳幼児向けの粉ミルクは
危険性を備えているとして、外国製品購入に殺到。
品不足に陥った香港では、厳しい持出規制実施も。
中国産の牛乳を巡っては、雑菌の除菌基準も甘く
生乳飲用には常に不安が伴う。
この程紹介された専門家の話として、液体状の
牛乳製品は「純牛乳」と「鮮牛乳」に分れていて
純牛乳は粉乳から製造されており、全体の７５％を
占めているにも拘らず明確な成分表示を備えない。
生牛乳の「鮮牛乳」が衛生面などで信頼性を欠き、
純牛乳では製造過程で成分調整などで詐欺的
行為が一般化していると報告している。
食生活の西洋化が進み、牛乳の需要の増加に
合わせ、純牛乳生産のため粉乳の輸入量は
２００９年の２４．５万トンから２０１２年には６０
万トンにまで急増している。
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