日本には、通常、アカイエカ、ヒトスジシマカが
生息し、ヤブカはヒトスジシマカで、庭や草むら、
特に暑さを避けて日陰に入った際の寺社では
集中攻撃を受けることも少なくない。
身体を動かしてもモノとはせず、咬みついて離れ
ない執拗さを備えている嫌われ者だ。
京都府保健環境研究所によれば、メスは卵を
産むために血を吸うが、通常はオスとともに
蜜や樹液などを「常食」にしている。
最近、蚊に咬まれることが少ないとの報告が
多くなっているそうで、気温が２５℃前後が蚊に
とって最適の生息条件を備えた環境だとか。
猛暑日が続くと、蚊は生きて行けずに死ぬと
共に産卵に必要な水溜りも蒸発で少なくなる。
蚊の減少は大助かりだが、暑いのも困る。
ロンドン大の研究チームは、蚊の遺伝子にメスの
蚊が生れるのに必要なＸ染色体が正常に働か
ないように遺伝子操作をして組み込んだ。
通常、オスとメスが半分づつ生れるのが、９５％が
オスだけになり、遺伝子操作したオス５０匹と
野生のメス５０匹を合わせて飼育した実験では
世代交代と共にメスが減り、６世代目に全滅した。
気味が悪い話だが、ギャング団のカラスやゴキ
ブリ絶滅には歓迎だが。
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