今夏は素人目にも例年とは違う異常さを感じ
させる日が続いた。
特に西日本で異常さが大きく感じられ、暑い夏が
当たり前の大阪では３５℃超の真夏日がなかった。
お盆休みの宿泊旅行も台風の直撃でアウト。
腹立たしく、忘れられない夏になった。
８月の西日本の降水量は例年の２７４％、日照
時間は４８％と共に統計を取って以来の新記録。
６月の長期予報では、７月から９月は平年並みか
やや暑い日が続くはずだった。
後付けの解説では、インドネシア周辺の海水温が
上がらず、このため太平洋高気圧が例年並の
勢力を備えず東寄りに位置したこと。
東方向へ直進的に吹く偏西風が日本列島に沿う
形に南下して蛇行し、大陸の寒気も南下したため
前線が列島上に止まる形になり、南からの湿った
温かな空気が長雨や豪雨をもたらしたと説明。
地球温暖化も大きく影響しており、日本の南海域
では９月には入っても海水温が２７℃を保つ。
たっぷりと水蒸気を含んだ南からの風が、列島
上で北からの寒気とぶっつかり、次々と積乱雲を
発生させて列をなして移動するバックビルディング
現象が広島などでの豪雨禍を引起した。
特異だったとは言え、温暖化が気象に影響を
与える度合いが大きくなり、気象変動が益々
激しさを備えるようになることは間違いない。
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