当初、代々木公園とその周辺地域に限られて
いた感染者が、それ以外の公園などで蚊に
咬まれて発症した感染患者が出てきた。
都では都内の全公園を重点観察地域として、
これ以上の感染拡大防止に備えた対策として
全園閉鎖まで議論されるようになっている。
９月８日現在で、患者は北海道まで広がって、
１５都道府県で８１人となっている。
このところ、朝夕の気温が大きく下がって来て
蚊の繁殖も抑えられるので、やれやれだが、
ウィルスを保有している蚊が越年する前に全滅
させるための対応が急がれる。
４月頃に猛威を振っていた中国広州のデング熱
拡大は、９月７日現在、関東省で１１４５人に。
だが、インドでは桁違いで、昨年度には５万５千
人を超える感染者が出ているほか、人口が
９０万人程度のフィジーでは、３月中旬現在で
１万５千人に及ぶ患者が発生したとの推測も。
これらの地域では、差ほど高い死亡率を備えた
病気でもないと考えているのか、対策も鷹揚だ。
温暖化が進にみ、媒介するシマカの生息数が
増加し、東北地方から北海道へと生息範囲が
拡大して、デング熱も風邪引き程度に考えて
しまう時代になるのかもしれない。
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