オフィスビルや商業ビル、更に学校や病院などの
建造物内で使用される電力などのエネルギーを
全て、建物が自前で賄うことが可能にする技術
開発が進んでいる。
ビル内で使用する電力やガスなどの１次エネル
ギー消費量を年間で正味(ネット)でゼロとなる
建築物（ZEB：ゼロエネルギービル）開発を目指す。
2009年11月に経済産業省資源エネルギー庁で
「ZEBの実現と展開について」が作成され、2030
年までに新築ビル全体でのZEB実現に備えた
目標が立てられた。
開発目標では、建物の外面を利用した高い変換
効率を備えた太陽電池の開発と設置技術開発。
ビル内部で発生する熱量の削減や空調、照明
などの省エネシステムの開発。
更に、排熱などのエネルギーの再活用に備えた
創エネルギー技術の開発などに加え、エネルギー
全体を統御・調整する技術の開発も必要だ。
大手建設会社では、2020年までに商業ベースで
ZEB実現に積極的に取組んでいる。
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