3月27日、鹿児島地方気象台は、桜島・昭和火口
（標高約800ｍ）で１日当たりで31回の爆発的噴火が
観測されたと発表した。
前日の26日にも26回観測されており、2006年に
統計を取り始めてからの記録更新が続いた。
年初からの爆発的噴火回数は既に300回を超え、
昨年度の年間450回を大幅に上回りそうだ。
今年1月から桜島の山体膨張が続いているため
噴煙が5000ｍまで上がった2013年8月の爆発的
噴火の規模か、それ以上の噴火の可能性を備えて
いるとして警戒を呼び掛けている。
垂水市に設置されている観測地点での降灰量
記録でも昨年１年間の4601ｇが、今年2月末で
5396ｇと大幅に増加している。
もう一つの活発な噴火活動を続ける小笠原諸島の
西之島では、火山の標高が約137ｍに達したと
3月17日に国土地理院が発表した。
2013年11月20日に噴火による新たな島が確認
されて以降、拡大を続けて来た島の面積も、昨年
12月4日に計測した時よりも約１割広がり、2.55
Ｋｍ2にまで拡大している。
今後も、活発な噴火活動が続くと予想している。
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