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2017年12月14日木曜日

中國 石炭禁止で暖房なしの学校も

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
秋 明 菊



北京市は、2017年は重度の大気汚染の中で

新年を迎えた。 当局の発表では、2016年の年間平均値は

1m3当り約73㎍(マイクログラム)で、前年

同期比9・9%改善したと胸を張るが、それでも

中国の国家基準の2・1倍だ。

北京市は、2017年に都市環境の改善に備えて、

大気汚染改善に極めて強力に取り組み、微小

粒子状物質PM2・5の年間平均値を1m3当り

約60㎍にするという目標達成をうたい上げた。

環境保護省は昨年以降、各地方政府に対し

脱石炭に備えた対策を進める「至上命令」を

出し石炭の使用や取引を厳しく制限している。

石炭ストーブを見つけたら壊せ、煙を出して

いる家があればつぶせ、というような物騒な

スローガンまで街角に立てるほどの強引さだ。

上部からの命令で、学校などでは石炭ストー

ブが撤去されたが、代替暖房となるはずの

天然ガスの供給が間に合わず、昼間気温が

0℃以下になる教室で、暖房なしで授業を

受けねばならず凍傷になる子供が続出。

訳の判らない天然ガス供給不足に備え

2級警報なるものが発令されている。

厳格な経済封鎖が続く北朝鮮では、暖房を

天然ガスに頼っている都市部などでは価格

高騰で不満が続出する一方で、地方では

輸出禁止で行き場を失った石炭が有り余って

おり、価格が暴落して大喜びだという。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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