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2021年11月17日水曜日

牛の[おなら]と[ゲップ]が大きなメタン排出源

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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地球上には、約15億頭の牛が、主として肉牛や

乳牛として飼育されている。

牛1頭が、おならやゲップとして、1日に放出

するメタンガスの量は、160〜320リットル。

メタンは、二酸化炭素の28倍もの温室効果を

備えていることから、地球温暖化防止には

ウシ達の強力が欠かせないことになる。

経済協力開発機構(OECD)の予測では、食肉

生産量は2029年までに4000万トン増加すると

しているから、メタン排出量も大きく増加する。

最近の報告では、世界の畜産・酪農大手20社の

排出量は二酸化炭素(CO2)換算で9億3200万トン。

このうち4分の1以上は、ブラジルの世界的

食肉加工大手JBS社によるものとされる。

国連(UN)は、世界の温室効果ガス排出量の

14.5%は畜産に起因すると報告している。

メタンの発生源となる、ウシの第1胃には

1g当たり250億個という膨大な数の微生物が

存在し、植物性繊維を発酵分解している。

発酵の際には副産物として水素が発生する。

第1胃には、メタン細菌と呼ばれる微生物群が

存在し、これが水素をメタンに変換する。

畜産における、メタン削減の取り組みとして

バランスのとれた高品質の飼料を与えること、

特に、大きな効果が期待できるのは、餌に

海藻を加える方法。

最近の研究実験で、カギケノリに含まれる

[ブロモフォルム]というハロゲン化合物が

メタン細菌の働きを抑えることが発見された。

現実的には、この海藻だけに依存することは

出来ないので、より効果的で、身近なものが

ないかと、研究開発、探索がすすんでいる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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