看護師の医療行為の拡大

青い花瓶のバラ　　油絵　　１０号

少子化傾向が著しい中にあって、２４時間待ったなしで

受入が必要な産科や小児科の医師を目指す医学徒が

特に少ないといわれています。

超過重な医療業務の負担を強いられている診療科目への

改善には、個別的、中長期的な対策が求められます。

医師の過重業務の軽減に備えた対策として検討されて

いるのが看護師が出来る医療行為の拡大策です。

常に心身の不安にさいなまれている患者側では９割

以上が拡大策に賛成であり、業務が過重であっても医療

行為の責任の重さから医師の賛成は１/３に止まります。

アメリカに比べてベッド数当りの看護師の人数が１/４

以下という数字を見れば、患者としてはせめて看護師が

側に居て欲しいという気持ちが強いのは理解できます。

しかし、問題は単純に、一律に医療行為の拡大を許す

ことは医療事故に結びつく可能性が非常に高くなります。

認める医療行為の技術や知識の習得に備えた教育や

資格認定制度などを設けることは最低限必要です。

人口１０万人当りの医師数は、ＷＨＯによれば０８年度

日本は２００人弱で、欧米諸国と比べると最低水準です。

医師の負担軽減は喫緊の課題ですが、このことばかりが

先行して、医療の質を低下させるような方向に進ませない

しっかりとした備えを先ず作り上げることが先決です。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？







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