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2010年4月22日木曜日

花喰い鳥

船上で食事をする人々  複製画  10号




ソメイヨシノが開き始めると、道行く人は満開が待ち

遠しそうに見上げて通り過ぎてゆく。

その日に備えて、公園周辺では屋台の準備や、提灯の

飾りつけなどで、日一日と雰囲気が盛り上げって行く。

そんなある日、1本の大きな木の下には早や、非常

多くの開いた花が散らばっていた。

別の桜並木では、ところどころで、特定の木だけの下に

花が広がって落ちている。

拾ってみると、どれもこれも、花の付け根、ガクの下から

ちぎられており、落ちるて来る時には、傘が落ちるように

花弁が上になって舞い落ちてくる。

木の上にはヒヨドリやスズメが集まって来ているのが

下から感じ取れる。

ガサツなヒヨドリは、花弁を羽根で叩き落すように、派手に

花の間を鳴き交わしながら飛び回る。

花柄を噛切って落としている犯人は、どうやらスズメで

あることが判った。

桜の花は、ガクの付け根辺りに密を備える部分がある

ようで、スズメがこの美味しい部分を食べているようだ。

正倉院の御物に登場する花喰い鳥とは大違いの無粋な

花喰い鳥である。

でも、五弁揃った花が上向きに、広がっているのも

美しいもので、緑の芝生の上ならもっと映えるだろうに。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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