残雪の山 油絵 １０号
夏の暑さで今年は秋の果物類は出来が良くないと話す
人が少なくなかったが、結果は渇水や日焼けで収量は
落ちたが、逆に果糖分を多く備えていて美味だという。
ブドウも味が良く、ぶどう酒は良いものが出来そうだとの
ことだが、ボジョレーヌーボーの季節、さて国産品の味は？
カキも昨年居比べて出来がよくないようだが、山裾の
茶畑や田畑の端に立つヤマガキの実の数も、昨年よりは
やや少なそうで、豪快な柿色が見られない。
中には昨年と変わらなく見える木もあるが、全般的に
見て不作になるのだろう。
しかし、カキも味が良いだろうから、熟すのを待つヒヨドリ
などの鳥たちは、しきりにやってきては飛立ち、食べ頃に
備えて見張り番をしているようで面白い。
カラスは枝に止まって実をつつくには、やや動き辛いからか
専ら熟柿を落として、下でゆっくり味わう方が良いらしい。
住宅地にあるハナミズキが今年は多くの実を付けており
ヒヨドリのパーテイ場になっている。
一面に散らばる赤い実はグミのような形で、如何にも
ヒヨドリ好みの柔らかそうな果肉を備えている。
「備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」ですね。
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